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のもきょうさんのvoicyを聞いて思ったこと。子育てパーティーが終わった先も。

voicyの人気パーソナリティ、のもきょうさんの放送を聞いて、わかるなぁ・・・と思ったので考えを残しておこうと思います。


ちなみに、noteでも「パーティが終わって中年が始まる」について書かれています。

ずっと、何も背負わない自由な状態でいたかった。
 お金よりも家族よりも社会的評価よりも、とにかくひとりで気ままに毎日ふらふらしていることが、自分にとって大切だった。
 だから定職にもつかず、家族も持たず、シェアハウスにインターネットで知り合った仲間を集めて、あまり働かずに毎日ゲームとかをして暮らしていた。世間からダメ人間と見られても、全く気にしていなかった。
 いつまでこんな感じでやっていけるのだろう、ということは、あまり真剣に考えてはいなかった。わからないけど、まあなんとかなるんじゃないか、と思っていた。
 四十代半ばになった今、つかまってしまったな、という感覚がある。何に? 世間に、だろうか。それとも、老いに、だろうか。何をするにも少しずつ足取りが重くなっていて、昔のように自由に動けなくなってきているのを感じる。

「パーティが終わって中年が始まる」


パーティーがしんどくなってきたアラサー期

私は、アラサーの時にまさにphaさんと同じ気持ちを味わいました。パーティが終わった、前は楽しかったのに今は居心地が悪い、と。

当時の私は典型的な日系企業に勤めており、入社したら定年まで勤めあげるのが当然の風潮。女性社員は飲み会の席では上席の隣が定位置で、その定位置の場所もどんどん若い女性社員に入れ替わっていく。

会社での居場所はどんどんなくなっていくんだろうなと感じて、会社の外の活動にも積極的に参加していました。

特に楽しかったのが、丸の内朝大学という丸の内・有楽町・大手町あたりの会場で出勤前の1時間を学びに充てるという市民大学での活動。

学ぶ内容は美容や温泉、お酒やマネーなど多岐に渡っているし、フィールドワークとして地方に遠征旅行をする機会も多く、ここで得た仲間や経験は財産だなと思っています(夫にも出会ったし)。

大人の青春だったんだと思います。早朝に集まるというだけでもワクワクしたし、年齢や役職など関係なくニックネームで呼びあい、飲み会や旅行などたくさんの楽しい時間を過ごしました。

あるとき、友人が「3年後、5年後もこうやって楽しめるのかな」とふいに言い出しました。
うっすら感じていたけど、気が付かないふりをしていたことです。

当時の私は、楽しいし充実しているけど、自分のためだけに生きていくのはしんどいな、と薄々感じていました。留学もしてないし行きたい旅行先もたくさんあるけど、それでも、独身でやり残したことはない、そう思っていました。

ご縁あって結婚し、今は二人の子どもを育てています。

独身の時は、いつ命が終わっても後悔しないかも、なんて思いが実はあったんですよね。でも、今は絶対に死ねないと思う。なるべく健康で長生きして子どもたちの成長を見届けたいと願っている。

もちろん、子育てをしていて幸せなことだらけではないけど、人生への絶望感がなくなったというか、立っているステージが望んでいる場所に変わったから大変なことや幸せなことだらけではない現状もどんとこい!受けてたとう!と思えているというか。

子育てをしていると喜怒哀楽の振れ幅がものすごく大きくなった。あぁ、かわいいなぁと幸せを感じた直後に、ミルクをこぼされて怒る、みたいな。こんな幸せがあるんだなぁという気持ちと、こんなに怒らなくても良かったのにという罪悪感が目まぐるしくやってくる毎日。

それでも私は子育てパーティに参加してみたかったから、毎日カオスのおもしろいパーティを今は味わっているのだと感じています。

中年期のパーティをどう楽しむか


周りの子育てを経験していない友人たちを見ていると、楽しそうなパーティしているなぁ!という人たちがいます。(独身の人もいれば、既婚者もいます。)

  • 会社員の傍ら寿司学校を卒業し、寿司職人の副業をしている。そのほかにも民泊の物件を運営、趣味の映画鑑賞・旅行も楽しんでいる。

  • 会社員の傍ら、起業を準備中。占いもできるし、コーチとしても活動していこうと計画中。

  • 50歳の誕生月に50人に会おう!と計画し実行。

  • 40代前半で脱サラし、専門分野で起業。国内・海外を飛び回り、自身の生徒もたくさん輩出している。

  • 教職を定年退職後、華道の教室を開業。勉強のためなら京都・東京などフットワーク軽く行動する。80代に入っても活動量は全く衰えず。生徒側がいつも元気をもらっている。

共通していることがあるとすれば、”育てる”じゃないかなぁと。自分の興味分野のスキルを育てる、友人関係が続くように育てる、生徒を育てる。

何か育ててみたい対象があったら、飛び込んでいく。


少し前に読んでいた本にこんな言葉がありました。

何歳からでも、新人になれる。
何歳からでも、学び始められる。
何歳からでも、新しい仲間ができる。

そんな希望を、ここで学ぶことができた。

「北欧こじらせ日記 移住決定編」

夢中の力のたどり着く先の可能性の広さを感じて、ワクワクしながら読みました。挑戦する勇気をもらえます!


私も子育てパーティがひと段落したら、また別のパーティを楽しみたいと思っています。その時にフットワーク軽く飛び込めるよう、ビビッとくるものへの感度は鈍らせずにいたい。

今は子育てパーティーに全力参加中で先のことが良く見えない毎日ですが、終わった先のことについても考えるきっかけとなった放送回でした。

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