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日本海側に多い100年企業     持続性とは

帝国データバンクで100年以上継続する企業の割合が発表されている。
データを地図上にプロットすると、上位が見事に日本海側にくる。
※赤色の濃いところほど、100年企業割合が多い県

企業の持続性のヒントは、日本海側にあるのではないか?!と思い、自分なりに理由を推察してみた。
日本海側は、雪などの影響で経済活動が一時的に止まるときがある。今でこそインフラの管理が進んでいるので経済活動が止まる期間は短い。しかし、100年も前であれば、止まった経済活動が復旧するには、時間がかかることもあったに違いない。
今回のコロナ渦のように、不測の事態に直面する経験も多かったのだとおもう。そういう経験を積んだ企業行動は、内部留保を多くする、投資金額を抑えるといった行動になるだろう。

一方、西洋的な経営でROIなどの指標を最優先すると、環境の変化を想定せずに、投資効率を重視しがちになる。2000年頃に、日本企業の内部留保が多すぎて、投資効率を問題視した海外ファンドが、敵対的買収を仕掛けていたのを思い出す。大阪のブルドッグソースの女社長が、海外ファンドに現金を叩きつけて、毅然と追っ払ったのはかっこよかった。

天災が多く自然と共存すべく日本の経営こそが、持続性の強みなのかもしれない。環境を敬い自我を抑制することで、経済的な持続性だけでなく、社会的な持続性を保てる可能性もある。
アミニズム精神の神話的な行動基準が、単一的な行動による不均衡を解消するヒントになるのではないかと考え、さらに深堀りしていきたい。

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