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エチオピア渡航記DAY6

【2022年 3月 15日】

5:30に起床。猫がうるさくて時々目が覚めた。
6:00過ぎにはDawitの家を出発。Dawitパパとハグをして別れを惜しむ。

Dawitのおじさんの家に寄った。おじさんは各地のコーヒー農家からコーヒー豆を1箇所に集めるビジネスをしているという。
おじさん家では朝ご飯が出てきてインジェラと一緒に食べた。インジェラは慣れてきたのか美味しく食べれるようになった。嬉しい。

もちろん食後はコーヒー。エチオピアではコーヒーはBuna(ブンナ)という。
ジャバナというポットにコーヒーを入れて、おちょこサイズのカップで飲む。

コーヒーを飲みながら、みんな話していた。親戚の集まりみたいでいい光景。
ふと「アメリカ」「ひろしま」と聞こえたので、会話に入る。

「広島の原爆の話は悲しい話だ。」と言っていた。自国の悲しい歴史に同情してくれたということになぜか泣きそうになった。
友達が被爆3世で、長崎では原爆の歴史を語る人がいなくなってしまいそう。と聞いていたので、余計危機感とやるせなさを感じた。

さて、コーヒーも飲み終わったのでグジというコーヒー生産地域に向かう。
道中は、エスニックグループについて話を聞いたりした。言葉は80以上あって方言は2000以上あるんじゃない?と言っていた。それぞれが文化を持ち、それが共存している国。本当にすごいと思ったし、日本とも少し近いかも?と感じることもあった。

グジエリアに入った。真っ先に気づくのは土が赤いこと。
このエリアは、昔活火山があった地域で土にはミネラルがたくさん含まれているらしい。
豊富な栄養が、コーヒーに良い影響を与えるそうな。

コーヒー精製場に到着。ちょうど大きな倉庫の中でコーヒーチェリーを剥がして豆を取り出しているところを観察&撮影。
大きい機械でチェリーを剥がしている。そこには7-8人ほどの従業員がいてチェリーが剥がれるのを待っていた。
従業員の人たち1人1人に挨拶をした。俺をもの珍しそうに観察しながら、目が合うとにっこり笑ってくれる。
倉庫内にはたくさんのコーヒー豆があった。ロットによって分けられていて、実験的なロットから最高品質のロットまであった。

見学を終えて、お昼ごはん。インジェラにトマトソースとパスタを乗せて食べる。
美味しくいただいた後は、コーヒータイム。

昼過ぎからは金鉱を見にいくことに。グジエリアは金の採掘で有名らしい。
金は政府がgあたり70ドルで買い取ってくれるので、ここで働く人はちょっといい給料をもらっているとか。

農園と金鉱があるエリアは、道が最悪だった。「ガタガタ」とかでは表せないくらいガタガタしている。
20km進むのに1時間半ほどかかるし、身体は振り回されるので移動にはとても体力を使う。

金鉱に到着して、見学を開始。初めて砂金を生で見た気がする。
せっかく車から降りれたので金鉱だけではなく、生えている植物の写真を撮ったりもした。
17:30に金鉱見学を終えた。もともとはグジの中心に戻りホテルに泊まる予定だったが、それは無理だと判断した。
時間が2-3時間かかるし、運転手のビニは疲れ切っていた。
結局、少し先にあるローカルホテルに泊まることに。

ホテルについてご飯の時間。
ジョークを言い合ったり、信仰の話をしたりした。
その中でもやっぱり印象に残ったのは気候変動の話だった。
やっぱりこの辺りでは雨が全く降らないらしい。それが原因で、去年のDawitたちのコーヒー生産量は40%も減少したそう。
それに草が生えないので、町に歩いている牛などは痩せているという。確かに肋骨が浮き出た牛が多かった。

寝る前、現地の人が色々質問してくれた。
話していると突然、「君は謙虚でオープンマインドだね。バイブルに”人を愛しなさい、でも信用してはならない”って書いてある。これから色んな人と出会うと思うけど。」と言われた。彼自身も「なぜ自分がこんなこと言っているのかわからない」と言っていた。
100%理解できている自信はないけど、キリスト教を信じる彼なりのやり方で俺に共感してくれたんだ、と感じて嬉しかった。

21:30。今日もシャワーは浴びずに寝る。
アルコールテッシュで全身を拭き、下着だけ履き替えて用意してもらったマットに寝転んだ。
今日も電気もインターネットもなし。
でも車で充電できるし、モバイルバッテリーも満タンにしてきた。安心して寝るか。

と思っていたら2枚のマットに大人4人で寝ることになったらしく、かなり頑張って寝た。


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