エチオピア渡航記DAY5
【2022年 3月 14日】
5:00に起床。眠い。
5:30に迎えが来て出発。
運転手はビニという、農園主の友達。
少し走ってDawit(農園主)と合流。
また少し走ってまた1人、Dameと合流。
「Dameの母さんが作ったから」とお酒が持ち込まれた。
アラケ、という強い蒸留酒。
高速に入ってとにかく走った。
日本の車種とか、コーヒーの生産についてとか、エチオピアの気候についてとか、いろいろ話した。
日本以上に車はステータスを表すらしい。
コーヒーは”標高”と”土”と”日陰”と”水”が大切と言っていた。
エチオピアの砂漠地域は収穫期が1度だけで食糧の確保が大変らしい。
8:30ころ、車を停めて朝ごはん。
この辺りはドライバー達が停まって休んでいくところらしく賑わっていた。そして物乞いも多かった。
湖が近くにあるらしくて、そこで獲れた魚がレストランで出てくるらしい。
魚のフライを頼んだ。久しぶりに魚を食べて、すごく美味しかった。
みんなで注文した食べ物をシェアしながら食べた。お腹いっぱい。
食後はコーヒーを飲んで出発。
でも5kmほど進んだところでビニがサングラスを忘れたことに気づきレストランに戻る。
店内を探したけれどない。
結局、サングラスはポケットに入っていた。
「なんでやねん!」の嵐が起きた。
現地でのやりとりは何を話してるか分からないけれど、「なんでやねん!」的なニュアンスだけは掴めた笑
気を取り直して出発。
後ろからいい香りがすると思ったら、アラケを開けていた笑
僕もひと口もらった。ウォッカだけど木の香りがして美味しかった。
ボブマーリーが2-3ヶ月滞在した町を通り過ぎた。
路上では、群がる動物をたくさんみた。
牛の群れ、遊牧民が連れるラクダの群れ、荷台を引く牛やロバなど、、
12:00ころ、アワサという街についた。
アワサは、シダモというコーヒー生産地域の都市にあたる。
アワサに入る時、検閲があった。丁寧に挨拶したら簡単に通れた。
近くのカフェに入り、コーヒーブレイク。みんなジョークを言い合ってすごく楽しそう。俺は理解できないけど、たまに英語で何が起きているのか教えてくれたりした。
その後は、Dawit達が別件で用事があるから、とホテルに降ろされた。
泊まるわけではないけれど、ここで待っていてくれと。とてもいいホテルでWi-Fi環境も整っていた。
ちょうどこちらのお昼で日本の夕方くらいの時間だったので、インスタライブをした。
1人でのインスタライブは初めてだったけれどとても楽しかった。伝えたいことが多すぎて早口になってしまったことに、コメントで気づいた。
その後は早速コーヒー農園へ向かう!
コーヒーのプロセスについてとか、エチオピアの植生について話を聞きながら進む。
途中、パイナップルを買った。
道路脇にフルーツを抱えて通り過ぎるドライバーに売っている人たち(子供含む)がたくさんいる。今回パイナップルを買ったのも、その人達からだ。
車を停めると、ものすごい勢いで車が囲まれた。5人くらいの子供と1人の大人の集団だった。「どれにする!?」とみんな叫んでいた。
そのあと少し車を走らせてコーヒー農園についた。Dawitの実家だった。おばあちゃんが寝込んでいたところに挨拶に行った。握手をすると、右手に3回キスをされた。僕も1回キスをした。
竹と木で伝統的な作り方をしたゲストハウスがあった。まだ建設途中だったけれど、感動した。
その後はコーヒー農園を回りながら端から端まで説明してくれた。そして端から端まで録画させてもらった。
コーヒーにとって水が大切なこと。
コーヒーの成長を邪魔せずかつコーヒーより背の高い植物を一緒に植えると良いこと。
枯葉を肥料として使っていること。
などなどなどなど、たくさん説明してくれた。
コーヒーの苗木まで植えさせてもらった。5本植えて名前をつけた。チームメンバーの名前と両親の名前をつけた。
苗木を植え始めると雨が降り始めた。
ここ最近、雨が全く降らず結構深刻な課題だったそうで、”You brought the luck!”と、俺が雨を連れて来たと捉えてくれた。
そのあとは建設途中のゲストハウスで夜ご飯を食べた。
「グルシャ」という言葉を教えてもらった。「ひと口あげる」というような意味で、食べずに見ている人にお裾分けをした。
ちなみに停電していたので、懐中電灯を頼りにご飯を食べた。
食後は、火を焚いて囲みながらコーヒーを飲んだ。アラケも持ってきてくれて、飲みながらいろんな話をした。
今日はもう遅いのでDawitの家に泊まることになった。
わざわざ心地いい場所にマットレスを移してくれた。「ここで寝た方が涼しいから」とのこと。
いやまて。でもそうすると停電なので充電ができない。モバイルバッテリーも使い切ってしまった。なんならWi-Fiも機能しないので、電波も電源もない状態になってしまった。
普通にピンチ到来。笑
撮影とか連絡とか発信とかどうしよう。そんな不安を抱えながら眠りについた。