第3回フィールドワーク!~ネギと茅葺~
こんにちは!今回里山BOOST-UPプロジェクトに参加させていただいております、広島大学一年生の棚田優香です。
先日、志和での第3回フィールドワークに参加してきました!
最初に伺ったのは「ねぎらいふぁーむ」です!
ねぎらいふぁーむという名前には、①ねぎの農家である②関わる人にねぎらいの気持ちをもって接していきたい③日常にネギのある生活(ねぎライフ)を届けたいという由来があるそうです。
ねぎらいふぁーむでは、京都で生産されている九条ネギを広島県の土地に合うように改良した「サムライねぎ」を作っています。まっすぐ伸びるサムライねぎはまるで刀のようですね!
実際に試食もさせていただきました。葉が肉厚でしっかりとした食べ応えがあり、ピリッとした辛みが癖になります!
代表の八幡原さんは、ねぎらいふぁーむの経営理念を「土を作り、野菜を作り、人をつくり、世界をつくる。」と定め、
「若い世代が減少している志和町で若者に農業の魅力を広め、飲食店と一緒になって地産地消を実現して広島を盛り上げていきたい」
とおっしゃっていました。
ねぎらいふぁーむの方々の熱い気持ちがサムライねぎのおいしさに直結しているのだと思いました。
続いて、かやぶき屋根が印象に残るほたる荘に伺いました。
ここでは、広島大学の学生が運営している地域活動団体 「縁もゆかりも」の皆さんからお話を伺い、かやぶきでミニほうきを作る体験をさせていただきました。
縁もゆかりもの皆さんは2021年に「志和堀かやぶきプロジェクト」をスタートしました。志和町の志和堀地区には、徒歩10分圏内に6軒もの茅葺民家が残っている貴重な地域なのだそうです。そんな志和に残る貴重なかやぶき民家のうち、ホタルの宿自然学校とほたる荘では、活用保全の動きが始まっています。
「ほたる荘」は、5年ほど前に空き家となっていたところを広島大学の教員と学生が中心となって地域の図書室としてリノベーションした茅葺古民家です。
「ホタルの宿自然学校」は、里山暮らしや五右衛門風呂を体験できる、体験型施設です。
このような茅葺民家を守っていくために、以前にはクラウドファンディングを企画して目標金額を達成したこともあるそうです。しかし、茅葺の修繕費は決して足りているとはいえず、また、ソーラーパネルの影響で茅場が減少していることなどの問題点もあります。その解決に向けて、耕作放棄地や棚田なども茅場として活かせないかなと考えているそうです。
ミニほうきづくり体験もさせていただきました。
茅葺を通して、人と人・場所と場所・人と場所の縁結びを試みる活動がとても新鮮だと思いました。
今回もたくさんの学びが得られました!
では、次の投稿もお楽しみに!!