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【初投稿】現役大手旅行会社営業マンが教える!あなたの希望のホテル・旅館を100%予約する方法!

コロナで大打撃を受けた観光業界を救うために始まったGoToトラベルキャンペーン!10月末までに約4,000万人が利用されております。

今、なにが起きているか?  
そうです。

『希望のホテル・旅館の予約が取れない!!』

11月の三連休、ご希望のホテルや旅館は予約出来ましたか?
この年末年始、ご希望のホテルや旅館は予約出来ていますか?

大半の方の回答は、『NO』ではないでしょうか。
特に、高級ホテルや高級旅館の予約が全く取れません。
なぜか?
その答えは、皆考えている事が同じだから。

じゃあ、何を考えているか?
GoToトラベルキャンペーン、かなりお得だよね!?
コロナ疲れもあり、家族や友人と旅行にでも行きたいなー!
旅行代金の割引もあるし、普段より少し高いホテルに泊まってみたいね!

こっ、これです。
普段より少し高いホテルに泊まってみたい。
この心理です。

コロナ感染拡大前から、ホテルや旅館は、二極化が進み、
①料金が高めの高級ホテル・旅館 
②リーズナブルなホテル・旅館
のどちらかに、予約が集中し、予約困難な状況に陥っていました。

特に、①料金が高めの高級ホテル・旅館の予約は、困難でありました。
高価格のホテルや旅館、クルーズや豪華列車等々…高額商品が売れる売れる…
お客様から高級ホテルや旅館のご希望をお伺いするものの、なかなか予約が取れないという状況が続いておりました。

その状況に加えて、GoToトラベルキャンペーン!!(このキャンペーン効果絶大です)
前述の通り、普段より少し高いホテルや旅館に泊まってみたい層が、高級ホテルや旅館の予約争奪戦に参入。

更に更に、コロナ禍において、海外への渡航が制限され、海外旅行に行くことが出来ない…
毎年、年末年始に家族でハワイやヨーロッパ等の遠距離の海外旅行にお出掛けになられていた皆様も、
三連休があれば、韓国や台湾等の近場の海外旅行にお出掛けになられていた皆様も、

今年は、みんな、国内旅行一択です!!

国内旅行は、対前年比200%以上の予約の月もあります。

高級ホテル・旅館から予約が埋まっていき、リーズナブルなホテル・旅館まで予約が埋まっていっております。

だから、そう簡単には取れません。いつものようにはいきません。
取れているのは、前広に(夏前くらいまでに)動いた方だけ。
いつもなら、1ヶ月前でも予約出来たのに…

じゃあ諦めますか!?
大切なご家族やご友人との旅行、希望のホテルや旅館に泊まりたいですよね?旅行会社勤務の私なら、絶対諦めません☆             家族や友人のために、必ず希望のホテルや旅館、取ります!

じゃあ、どうするか?


ホテルや旅館を予約する前に。。。まず、絶対にやって頂きたいこと!

あなたの希望を具現化することです!

そもそも、あなたの『希望』って、何ですか?             明確に、条件を出すことが出来ますか?                

お客様によく言われます。『お勧めのホテルで!』『料理が美味しい旅館で!』

ちょっと待って下さい!!私の美味しいと感じるモノとお客様が美味しいと感じるモノは、全く違いますよー。当たり前の話ですが、人の価値観は千差万別ですよね。これが旅行という形の無い商品の難しいところ。ここでしっかりと詰めておかないと、ズレが生じやすくなります。         よくありませんか?『思っていたイメージと違う』『口コミで料理が美味しいって書いてあったのに…』

旅行会社の窓口に行けば、この旅行前と旅行後のギャップを少なくするために、会話の中から様々な所謂ヒアリングが行われています。お客様ご自身の希望が曖昧で抽象的であることが多いので、会話の中から、お客様の希望を徐々に具現化していく。その後、お客様のご希望に沿ったホテルや旅館をご提案していきます。

ただ、今の時代、旅行会社の窓口に行くよりも、インターネットの予約サイトを利用される方が多いのではないでしょうか。インターネットは24時間自分の好きなタイミングで手続きが出来て、すごく便利ですよね!ただ、その反面、旅行会社の窓口のように旅行会社との会話がないため、所謂ヒアリングが行われません。

初めてお取り扱いをさせて頂くお客様に必ずお伺いすること…                  『過去のご旅行で利用されたホテル名・旅館名とご予算』そして、感想。

過去から課題や好みを探っていきます。                その他、会話の中から、様々なヒアリングを行っています。

ここが一番のポイントだと思います。                 あなたにとって、今回の旅行にとってベストなホテルや旅館を見つけること。

いよいよ肝心の予約方法です!2つに分けてご紹介します!       結論、2つ実践して下さい。そうすれば、100%です!

① 旅行会社に依頼をする!   

依頼先:窓口のスタッフ 又は 法人営業の営業マン                                   ※ポイントは、特定の個人に依頼すること。出来れば、成績優秀と思われるスタッフや営業マンを見つけ、掴んでおく。特にお勧めは、法人営業の営業マンです!ただ、営業マンと接点がない方も多いと思います。皆様のお勤めの会社や団体に営業に来ていませんか?職場旅行の幹事さん等、職場旅行がない会社でも、社内の誰かしらが繋がっていると思います。是非紹介を受け、営業マンに連絡をしてみて下さい。

営業マン側は、どう思うか?『〇〇会社の△△さんからの依頼か、この旅行を必ず成功させて、〇〇会社からの評判を上げたい。△△さんの旅行、絶対に予約を取らないといけないね。』営業マンにこう思わせることが何よりも大切です。

窓口の場合は、必ず指名でいくことをお勧めします。窓口のスタッフも、個人の営業数字目標があり、その数字目標達成のために、固定のお客様を探しているため、指名で来て頂けると、『この旅行を成功させて、固定のお客様にしたい。△△さんの旅行、絶対に予約を取らないといけないね。』と思います。

このように、営業マンや窓口スタッフに、『△△さんの旅行、絶対に予約を取らないといけないね。』と思わせることが出来れば、あとは待つだけです。私の経験上、約90%希望通りに手配出来ます。

なぜか?

1.今回の旅行にとってベストなホテルや旅館が明確になるから     これは、前述の通りです。出来れば、旅行のプロのヒアリングを通して、まずは、希望の具現化をし、今回の旅行にとってベストなホテルや旅館の候補地を見つけていきましょう!希望は1つではなく、複数のホテルや旅館が候補になることが多く、選択肢を増やすことができます。新しいホテルや旅館も増えていますので、最新の情報を旅行のプロから入手してみましょう。

2.旅行会社への提供客室を狙うことができる             提供客室の数は、旅行会社によって、そして、そのホテルや旅館によって異なりますが、多くのホテルや旅館では旅行会社にある一定の客室を事前に提供し、販売権を渡しております。ホテルや旅館のホームページでは満室になっていても、旅行会社では予約できる場合もあります。そのため、まずは、旅行会社の空き状況も確認をする必要があります。また、旅行会社の空き状況で満室になっていても、実は、使われていない客室(予約が取り消しになったが、他のお客様で販売できると思われる客室はそのままにしておく)がある場合もあります。

3.営業マン・窓口スタッフの執念をみせてくれるから         ここがインターネットの予約サイトの大きな違いです。営業マンや窓口スタッフは、1日に何度も何度も空き状況を照会します。その他、ホテルや旅館に直接交渉をし、客室を確保していきます。アナログな人海戦術ではありますが、これが一番確率が上がります。当たり前の話ですが、インターネットの予約サイトは、予約者が予約サイトにアクセスした時のみ、繋がります。インターネットの予約サイトが台頭してきた時代において、リアル旅行会社が生き残る方法は、インターネットの予約サイトとの差を見出すこと、旅行代理店の存在価値を発揮すること。そこに労働時間を費やしています。でもこの執念を燃やす程頑張ることができるのは、『特定の個人に依頼された』からです。ここが、本当に重要です!

繰り返しになりますが、私の経験上、約90%希望通りに手配出来ます。

残り10%、100%にするために、②をご覧下さい。

② 希望のホテル・旅館に直接依頼する!

これも有効な手段です。先ほど、旅行会社への提供客室を狙う!というお話をさせて頂きましたが、旅行会社への提供客室以外は、ホテルや旅館が直接販売を行います。その受付方法は、ホームページ又はお電話にて。旅行会社にとっては厳しい話ですが、このホテルや旅館が直接販売をする割合(以後、直販率)が、年々高まってきていると言われております。

なぜか?

旅行会社への提供客室からの販売は、旅行会社に販売手数料を支払う必要があるため、直接販売する力があるホテルや旅館は、旅行会社に頼らない方が、収益性が向上するため。

直販率は、ホテルや旅館によって異なりますが、最近話を聞いた超人気ホテルでは、直販率が70%とのことでした。衝撃を受けましたね。

例えば、直販率70%、総客室が50室のホテルがあったとしましょう。 ホテル直接販売:35室 / 旅行会社への提供客室:15室      旅行会社への提供客室が15室しかありません。旅行会社って何社ありますか?大手旅行会社、インターネットの予約サイトで、その15室を分け合ってる計算になりますよね。ということは、皆さんがいつも使っているそのインターネットの予約サイトだけと睨めっこしていても、そう簡単に空いてくるはずがありません。下手すれば、その予約サイトへの提供客室は、1室しかないもしれないです。1つのサイトだけでなく、多くの旅行会社の予約サイトをチェックすることをお勧めします。

このホテルの場合、ホテル直接販売が35室あります。定期的にホテルのホームページをチェックすることも必要ですが、電話しましょう!電話が有効である理由は、2つです。

① キャンセル待ちを受けてくれる場合があるから           インターネットには無いシステム、キャンセル待ち。ホテルや旅館にもよりますが、キャンセル待ちを受けてくれる場合があるので、まずは電話で確認しましょう!!

② なぜこのホテル・旅館に泊まりたいのか等想いを直接伝えることができるから                               予約は、人が行います。その想いの伝え方によっては、もしかしたら、優先順位を上げることが出来るかもしれない。ここもインターネットには無いところ。ホテルや旅館側も、インターネットだけの顧客情報よりも、直接話をすることでの安心感、必ずありますよ。観光産業は、人と人との繋がりで成り立っている産業です。

以上、ここまでくれば、希望のホテル・旅館を100%予約出来ます!!

<まとめ> 希望のホテル・旅館を100%予約するためには…

まずは、あなたの希望を具現化しましょう!      
① 旅行会社に依頼をする! ※ポイントは、特定の個人に依頼すること。
② 希望のホテル・旅館に直接依頼する!

予約のシステムもIT化が進み、とても便利になりました。ただ、どれだけIT化が進もうとも、観光産業の根幹は、人と人の交流だと思います。『人』が介在するビジネスモデルであるからこそ、そこには『感情』『思いやり』『執念』のようなインターネットでは対応出来ない部分が今尚残っています。アナログですが、それが良さだと私は思います。

本来であれば、2020年は東京オリンピックも開催され、また、インバウンドも絶好調であったはずでしたが、コロナが拡大し、観光産業は窮地に立たされました。我々の仕事は、不要不急、生きていくためには必要がないもの、その存在意義や社会的貢献の小ささを実感する日々を送っていますが、コロナ禍においても、安心して旅行にお出掛け頂けるよう、そして、希望のホテルや旅館にご宿泊頂き、ご満足出来るよう、全力で仕事に従事して参ります!最後までお読み頂きまして、本当に有難うございました☆

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