デクスター8シーズン観了 ※ネタバレあり注意!
アメリカのドラマ、デクスターをネトフリで観了!とはいえ2013年に終わってる古い作品ですが(笑)
思わず一言もの申したくて書いてます。
人を殺さずにいられない主人公デクスター。殺人犯しか殺さないなどの掟を自らに課しながら完全犯罪を重ねていたが、表の顔は警察の鑑識官。妹は同じ署で刑事をしており…というストーリー。
シーズンごとに手強い殺人犯(敵)が出てきたり、デクスターの生い立ちが明らかになっていったりと、8シーズン飽きずに魅せる面白い作品でした。
特に、1シーズン目にいきなりデクスターの正体を知る兄が敵?の連続殺人犯として登場して、第1シーズンでこれ!?クライマックスのネタでは?と思う程なんですが、毎シーズンこんな感じで盛り上げてくれる。
途中で飽きさせないと思います。
しかし、完全犯罪を続けてきた慎重なはずのデクスターの行動がどんどんグダグダになっていき、そりゃバレるよ!てな行動増えていったのがちょっとなぁ。
ストーリーを盛り上げるために完璧すぎじゃダメだったのでしょうが。
そして8シーズンの結末はかなり納得いかなかった。
デクスターとハンナが生き延びて、妹デボラが殉職!?嘘でしょ。
制作側は、やっぱみんな主人公は助かって欲しいんだろうから、デクスターとハンナは生き延びさせるよ、とでも思ったのかもしれないが、特にハンナは全然納得いかない。
デクスターはまだしも、どうしても抗えない衝動をどうにかしようと父ハリーと共に模索した結果が殺人犯を殺す、だったこともあって、視聴者も理解できないでもないと思う。しかし、ハンナはただ自分の都合と利益のために夫(2人)や雇い主を殺しただけ。
それで結局元夫の資産で悠々外国暮らしはないわ…
何かしら因果が巡る的な要素もないし、最後にかなりハンナを追い詰めた探偵のエルウィンに警察に引き渡される結末で良かったんじゃないのか。
これに対し、あまりに可哀想で救われない第1位がジェームズ・ドークス。ただ愛想が悪いだけの真面目な刑事だったのに、連続殺人犯の汚名を着せられ、殺されて最後までそのまんまだなんて気の毒すぎる。
第2位は妹デボラ。良くも悪くも普通の人代表なデボラ。デクスターがいなければ頑張ってキャリアを積んで幸せな結婚もしていただろうに被害者すぎる。
これ、日本の作品だったらもっと殺人犯であるデクスターやハンナに報いがある終わり方だっただろうなー。
面白かったけどモヤモヤも残る作品でした。