SINISへログインしてますか?
SINISへのお問い合わせで多い「ある日突然データが取得されなくなった」について、原因や解決方法について詳しく書いていきたいと思います。
どうやってデータを取得しているのか
SINISではInstagram Graph API(以下API)を利用しInstagramアカウントのインサイト情報を取得しています。APIを利用してインサイト情報を取得するためにはアカウント毎のアクセストークンを付与してもらい、このアクセストークを利用してデータを収集する必要があります。
アクセストークンとは
ユーザのデータにアクセスすることを許可されたセキュリティ識別子
簡単に説明しますと、ユーザさんが自身のアカウント情報へSINISがアクセスしてもいいですよという許可をして、Facebookから許可証をSINISが貰っているということになります。このアクセストークン(許可証)がないとデータを取得することができません。
SINISへログインする時に下記のようなページを経由していると思いますが
このページでそのようなやりとりが行われています。
なぜある日突然データを取得できなくなるのか
このアクセストークンですが、無期限で使えるわけではありません。
無期限で使えるアクセストークンを他人へ付与するのはセキュリティ上好ましくないため、有効期限が設定されて付与されます。
有効期限が過ぎたアクセストークは無効となり、データを取得できなくなってしまいます。いわゆる連携切れと言われている状態になります。
どうすれば連携切れが起きないのか
連携切れを起こさないためにはアクセストークンの期限が切れる前に更新すれば基本的には発生しません。アクセストークンはユーザさんからの許可が必要なので、SINISが勝手に発行することはできません。ユーザさんの操作から発行してもらう必要があります。
では更新はどうすればいいのかですが、SINISへ定期的にログインしていただくことでアクセストークンを更新することができます。
先ほども書いたように、アクセストークンはログインページで取得しているので、定期的にログインしていただくことでアクセストークンを更新し連携切れを防ぐことができるのです。
定期的なログインとはどのくらいの頻度?
SINISでは最低でも10日~14日位に1回はログインが必要と考えています。実際にはもっと長い有効期限が設定されているのですが、何らかの理由により期限前に無効化されることがあるためです。
ただし1つ注意することがあります。
Facebookページのパスワード変更や2段階認証の有効・無効の切り替えなどのセキュリティ的な変更をした場合、期限に関わらず無効になってしまいます。もしこれらの操作をした場合は、早めにSINISへログインしアクセストークンを更新する必要があります。
おわりに
せっかくデータを蓄積して分析する準備をしているのに、データ欠損が発生してしまうのはとてももったいないです。ぜひ定期的にログインをして連携切れが発生しないようにしていただければと思います。
また、正式な機能として展開されてはいないのですが、連携切れが発生した場合にメールや電話で連携切れをお知らせをする取り組みも始めています。
対象はSTAETER,PROFESSINALプランご利用の方限定になりますが、連携切れによるデータ欠損に不安がある方はこちらも検討してみてはいかがでしょうか。