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育児の神様
「あなたは神様です。
講演会の動画に、何度も救われました。
そんな神様みたいなサトウさんは、
どのような育児をされているのでしょうか?」
(いや、マジか。笑)
僕を神様みたいに思ってる人がいて。
じゃあ。
その神様がどんな育児をしているのか―
まず双子の育児は壮絶でした。
夜寝てくれない娘を抱っこしたまま泣き。
30分早く寝かしつけただけで奥さんと
ガッツポーズしました。
夫婦でよくケンカをしました。
腹いせに、奥さんの化粧品を
お風呂上がりにコッソリ使ったり。
肘とデコルテに塗りたくったり。
そして出産は、見たくなかったです。
もし、あの出産・産後の痛みを
夫婦で分け合うなら…
「嫌だな」と思います。
痛いの嫌なんです。
「僕は痛くなくて良かった」って
誰もいないところで、一人で安心するような。
それなのに、娘達がママの帝王切開の傷跡を
見て苦笑いすれば、人一倍怒るような―
あなたの思う神様はそんなやつです。
だけど、本当に神様がいるのなら―
出産を見てゲンナリするような人間には、
ちゃんと最後まで見せます。
目を背けさせず、最後まで見せて
怖くて怯えたらいいんだって。
終わったら傷跡くらい、
ちゃんと肩代わりして
アザになって、
ちゃんと消えないんです。
夫婦ゲンカしても、
イヤな思いをさせても
傷跡を見れば
「ごめんね」と言いたくなるように。
育児のことで
〝母親の責任〟なんて言われても、
傷跡を見れば、
「よし。おれの出番だ」と思えるように―
これくらいして、
ようやくまともな人間になります。
でも、現実は―
傷跡なんてなくても
しっかりやってごらんって。
痛みなんてなくても
出来ることはやるんだよって。
そう言われてるのか分かりませんが、
ちゃんとやりますよ。
まぁ僕のことですから、これからも
お風呂上がりはコッソリ化粧品を使います。
育児で泣きたくなることもあります。
でも大丈夫なんです。
やる時はやるんです―
なんたって、僕は―
「育児の神様ですから。」
きょうもありがとう。
サトウさん