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PICU小児集中治療室スペシャル2024を見て新人の指導で思ったこと


昨年放送されていたドラマPICU小児集中治療室が面白かったので、先日放送されていたスペシャルも録画して見ました。

何が面白かったって、安田顕の顔芸と、主人公の人としての成長と、命の重さや尊さが描かれているところ。

今回のスペシャルは、前回よりも一回り成長した主人公の姿と新人の指導に奮闘する様子が描かれていて、普段の病院での新人指導と重なるところがありました。

1番心に残ったところは、先輩の熱量は必ず新人に伝わるということかな。

熱量とは、仕事に対する思い・患者さんに対する思い・新人に対する思いではないかなと。

熱量を持っていない先輩のもとでは、仕事の奥深さや面白さは体感できないと日々感じています。絶対に人としての成長は見込めないし、ストレスがかかる仕事なら尚更仕事を続ける意味がわからなくなってしまうのではないかと。

仕事は、どんな仕事でも自分のカラーが出せるものであるのに、辛い作業になってお金を得る手段になってしまう。

良く無いことは良く無いと言うべきだし、「新人だからそのレベルを求めてもしょうがない」とくくってしまうことは多々あるのだけれど、それは誰の為にもならない。

先輩が熱量を持って仕事に当たっていれば、後輩は必ず同じ職場でそれを見ているし、道標になる。新人指導は、新人だけではなく、先輩の指導も必要だと思いました。

看護実習中よくあると感じているのは、実習期間中に「この学生にできるのは、考えられるのは、ここまでかな」とくくってしまうこと。

これは恐ろしいことで、学生のゴールをこちらで決めてしまうことになる。いくら学生であっても、将来は同じ志を持った仲間。

ベテランが多い職場で、「新人に求めすぎではないか」と感じることもあったけれど、新人のうちに必ず指導すべきだと思います。

先輩の熱量を受けて新人は何かを感じているはず。人の思いって人に伝わるから、「こう成長してほしい」「専門職ならこうであってほしい」という基準を持つことは大切だと思います。

言われたことに気づくのはもしかしたら直ぐかもしれないし、1年後かもしれないし、3年後かもしれない。

長いスパンで見て、「あっ、あのとき言われたのはこういうことだったのか」と気づいてもらえるような指導をしていきたいなと思いました。

のぶこ

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