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ゲームをやめさせる子供部屋の作り方

今まで新築住宅を造ってきた過程で「設計」の部分のお話になります。
お客様からの希望される間取りについてや
教員の先生の家はどのように設計されたのか?
学校の先生は、子供達に家でどのように過ごしてもらいたいか?
などなど「子供部屋」についてまとめてみました。

子供部屋の大きさはどのくらいの広さが良いのでしょうか?

様々な見解があります。
・リビングで勉強させると良い
・子供が部屋に引き込まらないように充実させない
・北側の部屋にすると集中力が上がる
・子供たちがみんなで勉強できるような部屋が良い
・学校の寮のような狭い部屋が良い
・2部屋の子供室を仕切らないで使う方が良い
などなど色んな意見があります。

まずはアンケートとして教員の先生に聞きました。

佐藤:「親から教育についてどんな要望がありますか?」

母親:「先生!家で子供がゲームなどしないで
   本を読む子にしたいんです。
   本を読むようにご指導宜しくお願い致します。」

先生:「お母さんは家で本を読んでるんですか?」

母親:「私は本は読んでいません!」

先生:「ではお母さんが家で本を読むようになると
    子供も本を読むようになると思います。」

お母さんの気持ちもわかります。
教育熱心で自分たちよりも苦労しないでもらいたい。
沢山勉強して安定した職についてもらいたい。
という考え方は親御さんは共通だと思います。

では
「親の言う事を聞いていれば良いのか?」
 「良い就職先が見つかるのか?」
   「良い就職先とはどんな職業なのか?」
親が経験している事と経験していない事にも反映してきます。

勉強ができる事に越したことはありませんが、
しっかり理由を説明できることが大切なのです。

ではアメリカなどの有名な大学が現在一生懸命取り組んでいることは
何だと思いますか?

ヒントを説明するので読みながら考えてみてください。。

今とんでもない速さでAIが進化しています。
医学・法律・建築などの難しい資格も取得できるレベルです。
先生や親に聞く前にPCで入力すれば答えが出てくるのです。

覚えなくても答えがわかる、そんな時代になっています。
学校の先生よりAIの方が知識があることになります。
この先覚えなくても良い社会の中でAIができない事を
探していく事が大切になってくるでしょう。

先ほどの答えは
「筆記試験を無くすこと」
意味わかりますか?
有名大学は「筆記試験」を無くそうとしているのです。

理由は、暗記して覚えている答えは「説明」ができないからです。

AIを利用することで答えばかり覚えて暗記してしまう為
「その答えの説明をしなさい」というテストに代わるのです。
そうする事で本当にわかっているのか?を確認する。
丸暗記しているだけでは駄目だという事です。

ではどのような教育をしていけば良いのか?

ズバリ言います。

「子供にゲームをさせてください!」

部屋に引きこもってゲームをさせるのです。
もちろん長時間する事はお勧めしません。
「ゲームをすると頭が悪くなる」という親がいますが
逆です。
お子様の未来に必ず役立ちます。

1980年代 ゲームではファミコンですね。
ゲームの世界は
2D ⇒ 3D ⇒ 4D
というように進化を続けています。

同じくAIもゲームと同じように進化をしていくでしょう。
ただし とてつもない速さです。

お父さんお母さんが経験してきた
2D時代の一番の弱点は・・・・

「イメージが想像できない事です」

面でしか想像できない方々が非常に多いため
頭の中のイメージ図が平面的な絵になっている為
立体的な発想やイメージができない構造になっています。

ゲームをした方が良いというのは、3Dのイメージを作成しやすく
する為のトレーニングなのです。
空間認識能力を鍛えることになります。

「空間推論」とは?

三次元空間で物体の状態や関係性などをイメージできることです。
例えば
折り紙の裏側に説明している「折り方の順番」がありますよね
この順番で折ったら何が出来上がるのか?
イメージできる能力という事です。


イメージを頭の中で描けるようになると
考えている事や説明の仕方がわかりやすくなり
「プレゼン能力」が強化されます。
問題の答えの理由や説明、そして自分が伝えたい事を
相手に伝える能力が向上するでしょう。


そうなると今後、会社や企業はどんな人材を求めるでしょうか?

AIでできる事は、「過去のデーターを分析する事」である。
間違っていない答えはしっかり答えてくれると思います。

その答えは社会で必要でしょうか?

教科書通りでは進むことができない事もあります。

私の考えでは
★頭の中でイメージする事ができる
★人前でプレゼンができる
★言葉で説明する事ができる
★コミュニケーションスキルが高い

という事を現在意識して私は取り組んでいます。

お父さん・お母さんへ

子供にどんな大人になって欲しいか? プレゼンできますか?

子供達に伝えたい内容の中には
・持論は入っていませんか?
・根拠はありますか?
・どんな資料を参考にしているのですか?

答えられないのであれば

ゲームをさせることが賢明です。


               佐藤建設株式会社 代表 佐藤光輝


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