2023/11月 英検1級二次試験を振り返り
前回の二次試験振り返りはこちら
前回は、一次試験のライティングで準備した内容をとにかく暗記しました。
ライティング用なので、理由が3つあるなど、スピーキングで使うには内容が盛り込み過ぎでした。
また、スピーキングの練習をほとんどしておらず、本番で表現することができませんでした。
今回実施した対策
スピーキングを重視・・・耳から聞く、口から出すを徹底しました。otter で0.75倍速シャドーイングをしたり、Elevenlabsで自分の声のサンプリングを使って音源化することも試しました。その他では、リプロダクションにも取り組みました。本番の形式ではどうしても暗記っぽくなってしまうので、スクリプトから要点をまとめて、それを基にスピーチするように変更できないかということで取り入れました。しかし、3か月以上行いましたが、スピーキングの向上はあまり感じられませんでした。なお、リスニング力は上がった実感があります。
アティチュードの向上・・・1級の採点項目にはありませんが、実は大事な要素という意見をネットでよく目にしました。私はジャケット着てできるだけ印象を良くすることにしました。証明写真もジャケットを着て取る念の入れようです(これは面接には関係なかったかも)。もちろん美容室にも行きました。
コミュニケーションの向上・・・面接はコミュニケーションが大事ということもネットでよく目にしました。まず面接官の目を見て話すことを心掛けました。自宅に丁度あったぬいぐるみに語り掛けることを繰り返すことで面接官を見ながら話せるようにしました。他には、面接時に身振り手振りも入れるようにしました。また前回は自己紹介を盛り込み過ぎたので今回は軽く用意しました。
模擬試験で試験に慣れる・・・前回は初回ということもあり緊張しました。今回は二回目ですが、事前に英検1級二次対策の講座を複数回受けることで緊張に慣れることができました。
発音関係・・・前回はマスクをしましたが、マスクだと声がこもるのでマスク無しで臨みました。また、CELの英検1級2次試験対策特別セミナーで面接で緊張しすぎると早口で聞き取れない場合があるということを聞いたので、速すぎない発音を心掛けました。また、普段から大きな声が出せるように訓練しました。
面接のスピードに慣れる・・・面接時は思ったよりも時間が足りないので、ストップウォッチを購入して時間を測り、客観的に時間を確認するようにしました。時間を計測することで、最初はタイムオーバーしていたトピックの選択やスピーチで確実に時間内に収まるようになりました。
上記のような対策を行いました。
また、前回と同じ面接官に偶然当たったら困るので、今回は気分を変えて東京で受験することにしまし、念を入れて前泊して試験に臨みました。
会場
受験会場について、東京駅がある千代田区を期待していましたが、場所はちょっと離れた北千住でした。
実は、北千住は私が英検1級を初めて受験したところでもあります。
また、小学生と「ツレション」した会場でもあります(今回は二次試験で年齢により受験日程が異なるため、小学生の受験生とは遭遇しませんでした)
前泊したので時間に余裕があります。集合時間一時間前に会場に到着して、45分前に受付を済ませました。
二次試験は二回目なので会場入りから面接までの流れも分かっており、それほど緊張せずに過ごせました。
面接開始
面接は、アメリカンなネイティブと日本人の面接官でした。
今回はネイティブがメインで進行してくれましたが、陽気で発音も聞き取りやすく、コミュニケーションしやすかったです(注:面接中は本当にそう感じていました。後日結果で地獄を見ることに・・・)。
前回はやはり例外的だったようで安心しました。
自己紹介は軽くして、ちょっと笑いも起きました。伝わっている感じがしてコミュニケーションしやすい雰囲気が生まれました(注:面接中は本当にそう感じていました。)。
トピックはサステナブルな開発にしました(注:はっきり覚えていないのですが、もしかしたらお題はサステナブルな開発ではなく、SDGsだったのかもしれません)。
スピーチはちょうど2分で終わりました。
後半は用意していたネタを使うことができたので、文法や語彙は1級用にできました。
インタラクションで、ネイティブからの質問は会社で取り組んでいることがあったので気持ちを込めて回答しました。
日本人の面接官の質問は角度を変えた質問(と発音が若干聞き取りづらい)で回答しづらくもありましたが、沈黙しないように時間稼ぎのフレーズを言いながら回答してタイムアップしました。
その場での感触は、自分の実力を120%発揮できた気がしました。
スピーチとインタラクションのコミュニケーションがしっかり取れた(と思い込んでいました)。
面接後は控え室に戻らずに会場を後にすることになりますが、運営の方々のお疲れ様でしたという挨拶にありがとうございましたと返せるほどの気持ちの余裕がありました(注:とんだ勘違い野郎だったと後で気づくことになります)。
面接後
帰り道では会場の前にある喫茶店に寄ってナポリタンを食べました。
10年ほど前にもレトロな喫茶店でしたが、さらに趣が増していました。
結果と感想
前回の反省を踏まえて対策したおかげで今回は力を出し切れたので、手ごたえがありました。
これが絶望に変わるとはこの投稿時は予想だにしませんでした・・・
結果は不合格でした。
今回対策した内容は面接でも発揮できたので、前回の面接とは雲泥の差でした。
しかし、それにも関わらず点数がほとんど伸びていないことに愕然としました。
そういえば、前回も今回も、ネットにアップしている人の中では最低点だったような気がします。
先人が残してくれた、ネットから読める英検1級二次試験の不合格体験記は参考になります。
私の、不合格の中でもさらに低い点の体験も今後誰かの参考になれば幸いです。
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