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英検1級への挑戦編:完結
前回の記事はこちら
3回目の二次試験でようやく合格できました。
この記事では英検1級編を振り返ります。
振り返り
「英検準1級にもし合格できたら、英検1級に挑戦しよう」それが始まりでした。
いきなり英検1級の壁にぶち当たります。
単語が難しすぎました。
英検1級は単語をどうにかしないと無理だと考えて、しばらく学習を封印しました。
パンデミックの影響で自宅に居る時間が増えました。
これまでの人生を考えると、英検1級に合格していないことが心残りでした。
そこで、増えた自由時間を利用して単語記憶方法を研究したところ、英検1級レベルの英単語もおぼえられるようになる方法「サトケン式イメージ意味四択記憶法」を編み出しました。
英単語検定一級を取得できるレベルで英単語の記憶は改善しましたが、英検1級の語彙問題に出題される英単語に苦戦していました。
そこで出会ったでた単のおかげで、英単語の問題は解消されて他のボトルネックに向き合うことができ、英検1級対策が進みました。
英検1級の一次試験で得点できるようになりましたが、合格できる点数が揃いませんでした。
やはりライティングで得点を取らないと一次試験が突破しづらいと思っていた時に ChatGPT 先生が世の中に登場したのでした。
一次試験にようやく合格して、残すは二次試験だけになりましたが、この二次試験が難関でした。
もしかして私は一生受からない試験なんじゃないかと追い込まれたこともありました。
しかし、「伝わりやすい理由」をつくれるようになったことで二次試験を突破することができました。
3回受験した半年超は、合格してから振り返るとあっという間ですが、とても濃密だったと思います。
振り返ってみた感想
我ながら英検1級合格とは、ずいぶんと遠くまできたものだなと感慨深いものがあります。
下記の記事でストーリー化していますが、もともと私は中1の6月で単語がおぼえられず英語に挫折して高校受験に失敗、大学生では TOEIC230点を取得しています。
正直に言って、ヤバい状態でした。
そんな人間が少しずつ英語の壁を破りながら英語力を上げてよくここまで来たと我ながら感心します。
中島みゆきさんの名曲、時代にはあんな時代もあったと過去を笑える時がきっと来るというような歌詞があります。
英検1級に合格して試験のプレッシャーから解放されて過去を振り返ってみると、ようやく笑える日が来たなと思います。
これまでの学習はある意味で「グレージージャーニー」ですし、良い意味でドン・キホーテです。
自分でも可笑しいですし、ある意味で狂気を感じるレベルです。
他の人に気軽に同じ経験をしろと勧められない気がします。
なぜ「壁」を超えられたか
なぜ英検1級合格まで来れたのかと考えると、大きく二つの要素がありました。
まず、IT技術の発達と経験です。
英検1級合格後に関連して購入した本を写真に撮りましたが、思った以上に本よりもデジタルを活用していたことに気づきました。
【英検1級合格記念】現在手元にある英検1級関連で買った本やノートを並べてみました。
— サトウケン|イメージ意味四択記憶法 (@NoteSatouken) March 23, 2024
過去の引越しで捨てた本もあるのでもっと買っていたと思います。
なお、本は全て読んだり消化しているわけではありません。とりあえず参考程度に購入している本もたくさんあります。 pic.twitter.com/Mn2cGzTOfR
英語学習の過程で、英語学習を一旦封印して情報処理技術者試験やITの仕事を優先したことがあり、IT技術に触れる機会が多かったので英語学習への適用や応用がしやすかったことがあると思います。
現代は、パソコンやスマートフォン、インターネットは必需品です。オンラインでの繋がりもあります。
主にQuizlet 、でた単アプリ、Abceed 、Elevenlabs、Otter そしてChatGPT を活用して効率良く学習できました。
ChatGPT 先生が登場しなければ私はきっと英検1級に合格できませんでした。
また、情報処理技術者試験の経験で合格・不合格を繰り返すうちに試験に慣れていく自分がいました。
英検の一次試験や二次試験で試験本番にピークを持っていくことができるようになり、いつのまにか試験に強くなっていました。
次に、高校時代の出会いです。
当時は英語にも勉強にも目覚めませんでしたが、良い経験をしました。
しかし、高校受験に失敗したことが逆に幸いして、勉強にしばられることなく、自由な高校生活を過ごせたように思います。
とくに、良い出会いが二つありました。
たまたま担任になった英語の先生が、なぜか無条件にほめてくれました。親にも「やればできる子だ」みたいに言ってくれたんです。単純に嬉しかった。この先生とは、だいぶ後に再会します。
当時道場へ通っていた極真空手でどうしても一勝を挙げたくて、いろいろ取り組みました。そのうちの一つが「肉体改造」でした。この経験で本が好きになり、書店に通うことが日課になりました。後でこの経験が役に立つことになります。
高校時代の英語の先生が言っていた「やればできる子だ」の通り、私は英検1級を取得できるまでになりました。
また、極真空手でどうしても一勝を挙げたくて肉体改造を含めて当時の自分なりに限界まで追い込んだ経験は良いものでした。
最後の大会で目標を達成できた成功体験が空手以外にも活きています。
TOEIC編でも同じ振り返りをしていたので、やはりこの高校時代の出会いが原動力になっていると感じています。
今後について
振り返ってみると私は英検1級合格まで来ましたが、冷静に考えると、もし同じ状況に陥った人がいたら相当な困難で英語がずっと苦手なままになると思いました。
私は中学一年の六月で単語が覚えるのが苦手と分かってしまいましたが、これが英語が苦手の連鎖の始まりだったように思います。
ここで単語が覚えられていれば英語の学習効率が上がり、同時に他の勉強も捗った気がします。
私と同じような、単語がおぼえられずに英語が苦手になる人を減らしていきたいと思います。
大げさにたとえるなら、ファイナルファンタジー1 のカオスの輪廻を断ち切るがごとくに単語がおぼえられない人を減らしていければいいいと思っています笑(FF1をやったことがある人なら何となく伝わるはず)。
下記の記事で公開しているようなサトケン式イメージ意味四択記憶法を普及させるための活動を今後とも進めていきます。
お読みいただき、ありがとうございました。
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