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【60ネムレリア】について

今回は、私がRAM杯で使用した【60ネムレリア】がなぜ誕生したのか、及び構成について解説したいと思います。


ことの経緯

 私は、以前にも【ネムレリアクシャトリラ】などの形で「ネムレリア」を使用していたのですが、当時は「ネムレリア」のギミックのみでは妨害を構えることができず、硬い壁を貼って《夢見るネムレリア》の効果を何とか通し、列車ワンキルを目指す、といった感じのデッキでした。
 しかしながら、DUELIST NEXUSにて、待望の妨害になる新規が登場したことにより、テーマカードのサーチが充実しているという特徴が生かし易くなり、デッキとして大きく強化されました。
 ですが、「ネムレリア」はテーマ内では1妨害しか構えられないため、環境で戦うためには他テーマの力を借りるほかありません。
 そこで今回は「手札1枚でEXデッキのモンスターを特殊召喚することなく妨害、捲りを両立できる」カードの力を動員し、さらに《強欲で貪欲な壺》や《機巧蛇-叢雲遠呂智》のコストによるデッキアウト及びサーチ先の除外を防ぐために、サーチ、リクルート効果をフル活用した60枚デッキとして構築しました。

デッキの構成

枚数はメインデッキに入っている枚数です。

「ネムレリア」ギミック

18枚。このデッキの根幹を成すテーマです。
《夢見るネムレリア》《寝姫の甘い夢》《ネムレリアの寝姫楼》の3種類のカードから1枚で妨害になる罠カード《ネムレリア・ルーヴ》にアクセスすることができ、《月の書》と同様の相手モンスター1体を裏側守備表示に変更する妨害効果を発揮すると同時に、守備力3000の壁を用意しながら《ルーヴ》の墓地効果でさらに相手モンスターの弱体化も行うことができます。
《夢見るネムレリア》の特殊召喚成功時効果の豪快な除去、リソース破壊能力と、メインデッキのモンスターの高い攻撃力で勝利に大きく貢献してくれます。

「ドラグマ」ギミック

8枚。お馴染みの《教導の聖女 エクレシア》の登場時効果から1妨害を構えるギミックです。
《教導の騎士 フルルドリス》の効果は妨害、捲りの両方を兼ねることができ、強力です。
《天底の使徒》からは、こちらもお馴染みの「シャドール」ギミックへのアクセスも行えます。

「クシャトリラ」ギミック

5枚。《クシャトリラ・フェンリル》《クシャトリラ・ユニコーン》は引くだけで手軽に妨害と捲りを両立でき、さらに《クシャトリラ・バース》の効果で蘇生、帰還が可能なため、継戦能力も高いです。
魔法カードが多い環境なので、《バース》の墓地除外効果も役に立つ時もあります。

「シャドール」ギミック

1枚。《影依の偽典》のみです。
《教導の天底》の効果で墓地に送った《エルシャドール・アプカローネ》の効果でサーチし、《アプカローネ》と《ネムレリアの夢喰い-レヴェイユ》の2体を素材に《エルシャドール・ミドラーシュ》融合召喚します。
非常に強力なロック性能を持つため、素引きのリスクを考えても採用に値します。

EXデッキを削るモンスター

《百万喰らいのグラットン》と《機巧蛇-叢雲遠呂智》の2種6枚です。《夢見るネムレリア》の特殊召喚条件を大きく緩和してくれます。
共に強力なモンスター除去効果を持つため、《夢見るネムレリア》の露払いにも役立ちます。

「壊獣」モンスター

《壊星壊獣 ジズキエル》と《雷撃壊獣 サンダー・ザ・キング》の2種6枚を採用しました。
今回はレベル10のシナジーを重く見てこの2種にしましたが《スモールワールド》で「クシャトリラ」モンスターにアクセスするために、どちらか片方を《多次元壊獣 ラディアン》に変えた方が良かったと思います。

ドローソース

《金満で謙虚な壺》《強欲で貪欲な壺》《スモールワールド》の3種7枚です。
《金満で謙虚な壺》はEXデッキを削ることができ、残り2種類は裏側表示でカードを除外することができるため、《夢見るネムレリア》の除外効果を強化することができます。

手札誘発

《増殖するG》と《ドロール&ロックバード》の2種6枚です。環境的に、《灰流うらら》や《幽鬼うさぎ》などのカウンター系誘発では、相手の行動を止めるためにもう少し枚数が必要だと考えたため、1枚で役割を達成できるこの2種を採用しました。

さいごに

私が知識不足、経験不足であるために、プレイングミスやサイドデッキの構築の甘さが目立ち、不甲斐ない結果となりましたが、デッキのパワーは、ほかのデッキに比べて特に低いということは無いはずなので、どなたか、よろしければ共にこのデッキを研究してほしいです。

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