『飯沼一家に謝罪します』現時点での憶測の羅列
『飯沼一家』単純に面白かった。良い話だと思いましたよ?小気味よさすら。ゾゾゾ皆口さんの「ハートフルな顛末」ってかなり解釈一致かもしれない。
家族と幸せの哀れな人間物語でしたね。だから好みだったんでしょう。
見終えて、思ってることを羅列しました。
考察ってほどでもないんですけど、他の人がまだあんまり言ってなさそうなこと中心に今考えてることを並べました。だから他の人もみんな言ってそうな当たり前のことは書いてないです。
もちろんこの作品を観てる前提です。
・「飯沼一家に謝罪します」がトリプルミーティングぽくなってる
・当然矢代から、そして明正からの謝罪でもあるが、個人的には「封印しておくべきだった過去まで暴いて死者に鞭打つようなことをやってしまってすみません」というテレビメディアを主語にした謝罪が強いようにみえる。近年松本人志等でやたら取り沙汰されがちな報道の罪深さや是非というのが主題でもある?
・呪い返し説は正直かなり懐疑的。呪い返しという概念自体があまりにも唐突で無から出てきたようにも思えるし、六芒星やらに微妙ににわか仕立てさを感じるし、そもそも箱の中身を明正が知っていた根拠ってひとつもなくないですか????
縄といい、家族のトランスに危機感を感じて必死で生兵法のオカルトで対抗しようとしてた方が現時点ではしっくりくる
・明正はとにかく護身に必死だっただけであり、誰にも呪い返しはしていない、ちょっと火はつけちゃったかもしれない
・というか矢代にも明正にも、どっちの儀式が効いてこうなってるのか全くわかってない感はある
・存在するかどうかもわからない呪いの存否ではなく、「悪意の存否」の話だったのでは?
・この物語および番組に明確な真相は存在しない(人類にはこれ以上調査不可能)
ただ、人が人に向けた悪意の矢印と、それによって不幸になった人間の存在があったという事実だけがある。
・今特にわからないのはなぜ良樹があの箱を持っていたか?箱の中身を明正は知っていたのか?だとしたら知る経緯は?良樹があの黒い写真を撮った意図は?
・今あるイメージは、儀式後良樹が好奇心で箱の中身を盗み見たら家族の回答にドン引き→良かれと思って明正に見せる→明正は危機感を感じ、部屋に縄を張り何事かを行う(身を守るためとも呪い返しともとれる)→儀式参加勢が崩壊→あまりにも恐怖を感じた明正が放火
・いやでもやはり、明正が呪い返ししたら唯一名前書かなかった良樹だけが“命だけは”助かった方がわかりやすい図式ではあるんだよなそら
・「数学の成績」の漢字が間違ってる点、ネットでは成績優秀な良樹なのに怪しいとは言われてたけど、個人的には良樹が成績優秀というのが疑問。そんな証言ありましたっけ?見落としてるかも。母が言ってるんなら、あの人なら子にはそんな誇張表現するでしょと思う。普通に良樹が漢字間違えただけかなって
・漢字間違いなんて絶対意味があるはず。穿ってみれば、
「現存する箱の中身はすべて明正が書いたもの。すり替えられ呪い返しに使われた。すり替えの証拠として学校に行ってない明正の漢字間違いが残ってしまっている」
とも取れるが私は特にこの説を支持しない。この説信じたい方いたらどうぞ。
・ラストの家族の紙飛行機が普通に落ちる描写素晴らしいですね。良い家族。この人達は平和に生きてほしい。
・あと良樹母の「懇切丁寧な人であるという描写」絶対意味があるんだけど、その意図がよくわからない。ネットで言われているような悪人じゃないですよということなのか、怖さをより増幅させるためだけのギミックなのか?
・まだわからない点が数点あるというか、絶妙にどの説にも乗っかれるような構造になっているぽいので信じたい可能性を信じますよ
例えばりんごを送る意味とか、番組の誘導的には攻撃とも取れるけど、あれは良樹への純粋な謝罪なんだとうちは明正を信じてるからね
日記記事の更新楽しみにしてるって言ってくださった方もいるのに、久々にあげたと思ったらこんな記事で、すいません(ここでスタッフロール)