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『サバイバルウェディング』を観ると、継続するものが勝者と思う

波留さん主演の土曜ドラマ『サバイバル・ウェディング』が好調。
原作を書いた大橋弘祐くんは、10年弱の友達でこの小説を執筆するに当たって、相談を受けていました。
執筆スタート当時、彼は大手通信会社の社員だったので、編集者婚活女子の気持ちはなかなかわかりようがない。そこで、編集者で妙齢女子だった私に白羽の矢がたったわけでした。

「いや、編集業務ってこんな感じでね」
「編集者だったらこんなふうに考えるかもね」
「いやー20代後半女子はこうでしょ!」
みたいな。弊社安澤がまとめていますが、まさにこんなやりとりがなされていました。↓

つまり、波留ちゃん=佐藤だと思っていただけると幸いです。
(うそです。ごめんなさい。ファンの方、命を狙わないでくださいw)

「いつまで書いてんだい」と実際に本人に突っ込んだこともありますが、心底ずーーーーっと一冊を書き続けていました。せいぜい3年くらいだったかな?と思い返したら、なんと5年間も一作を書き続けていたそうです。(おかげで、佐藤も5歳年をとりましたよ。とほほ)

「作家になりたい」と言いい続け、会社の休み時間にずっとこの『サバイバルウェディング』を執筆。平日も帰宅してからずっと執筆していると言っていました。
そういえば、まだ書き上がっていない時点で、「これ、マジで、ドラマ化するからね!」と言っていたことも思い出しました。私は完全に聞き流していましたよ、ゴメンネ。

ロンバケを観続けて解説できるようになっていたり、「元彼とヨリを戻す方法」とか「最高の恋を手に入れる法則」とか恋愛自己啓発書を読みあさり、完全に婚活OLになりきっていました。

正直な話、「いつまでやってるんだ」とは思っていましたよ。5年ですからね。

そうこうしているうちに、大手通信会社を辞めて、作家として師事していた水野敬也さんの文響社に入ると言い出します。実は、この決断に対して、「もう一度考えたら?」と私はいいました。基本的になんでも”GO”としか言わない私が、5年続けても出ない本にかかりっきりになるのは、リスキーすぎるよ、と思って止めようかと思ったわけです。(既に会社に退職届を出した後でした。)
でも、結果的に執筆に集中できる環境に身を置くことができ、『サバイバル・ウェディング』を出版することができたので、誰に反対されたとしても自分の思った方向に進めばよいという証明をしてくれたわけです。

先日出た、続編『サバイバル・ウェディング2』もご恵贈にあずかりました。(「1」は文庫本化もされたのね。)こだわりのティファニーブルーのカバーだそうです(笑)
ご丁寧に、独身女子2人の弊社への配慮で、2セットですw
(頑張って、サバイバルウエディングしろということでしょうか。はい、恐縮です。)

「継続は力なり」とか「千里の道も一歩から」とかいうけれど、それをここまでリアルに感じたことは正直なかったかもしれません。「好きだったらやり続ければいいよ」、今の私は心の底からそう思います。
100人中99人が笑っても、続けるものこそが、勝者となるのです。

『サバイバル・ウェディング』の本編とはまったく関係ないけれど、ドラマを観るたびにそんなことを思っています。

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