営業×Twitterの面白さと可能性
こんにちは。さとちんです。都内の広告代理店で中間管理職として働きながら営業をしております。現在は主にTwitter(フォロワー約3万人)とVoicy(フォロワー約800人)で情報発信をしておりますが、今回初めてnoteを執筆してました。僕がこれまでTwitterを通じて発信してきた「営業ツイート」を深掘るカタチで解説していきたいと思いますので、何かの参考になったら嬉しいです。まだまだ若輩者ですので大したことはお伝えできないかもしれませんが、ツイートに沿うカタチで分かりやすくまとめましたので最後までお付き合い頂けますと幸いです!
1僕の考える営業に関して
営業ってホントに奥深いものだと思っています。「量は質を凌駕する」「ヒアリングはこうやってやると良い」「最適なクロージング方法」「検討しますと言われたら…」等、多くのノウハウや知見がネットや書籍でも公開されており、僕自身も今でもそういったところからインプットしています。また、扱う商材が有形か?無形か?新規か?既存か?によっても営業手法は変わってきますし、商品の知名度によっても変わってきます。そして何より意思決定をするのが感情のある人間であること。これだけ多くの変数がある中で「絶対の正解がない」からこそ奥深く多くの人々を魅了すると思ってますし、1つのテーマにも関わらずこれだけ多くの期間多くの方々に語り継がれていくのだと思います。
そんな中で凡人さとちんが営業を語っても正直たかが知れているので、僕がこれまでに営業人生の中で感じたポイントをtwitterの中の「140文字の発信」というフィルターを通じて20個厳選して選んでみました。僕の独自の見解で皆さんにお伝えできればと思っております。そして営業をしている皆さん、もしくはTwitterを頑張ってる皆さんの何かのお役立ちになれば幸いです
2Twitter×営業に関して
Twitterの世界にも多くの営業アカウントの方が存在し、いわゆるレッドオーシャンだと思っています。ただTwitterは数あるSNSの中でも「テキスト」で「拡散力」もあり「交流」が生まれるプラットフォームなので営業として情報発信するには最適な環境だと思っています。
Twitterで営業発信されている方であれば自身の営業論や経験談を多くの方に届けたいという想いを持って発信されている方も多いと思うのですが、いわゆるストレートにそれを表現しても多くの方に届かないという経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか?そうです。それがTwitterという世界の厳しさです。逆に言えば『どうすれば多くの方に自分の発信が届くのか?』を考える必要があり、そのヒントとなるのが”差別化”です。営業においても重要な要素である”独自性”を極めつつ自身の発信をどのように多くの方に届けていくか?ここに「Twitter×営業」の面白さがあり奥深さがあり、営業そのものにも通じる要素があると思っています。
自身の営業経験をアウトプットしながら言語化する作業はソレを140文字に凝縮させ、時に図解を用いながら相手に届ける。この過程で自身の頭の中を整理しながら発信することで自身のインプットにもなっているので自身の成長にも繋がると思っています。僕は自身の独自性として【具体例】をテーマに掲げてから営業ツイートの反応も伸びてきました。つまり、営業経験やノウハウを抽象化してそれを具体例に落とし込むことでより多くの方に分かっていただけるようなツイート(発信)をしております。
大事なのは分かりやすさ。そして営業職でない方でもわかる内容。自身の経験やノウハウを人に伝えるうえで大事なことは「どうやったら相手に伝わるか?」と共にそれを読まれた方が自身でおこなう際の再現性だと思っています。そんな僕の過去のツイート20選をご覧ください
3営業ツイート集
新規の営業電話って嫌われることが多いんですけど、営業を受ける側の姿勢やスタンスにおける新たな発見があった発信です。この会社さんとは今でもお付き合いがあり、私の大好きなお客様でもあります。どんな時でも「相手の立場を思いやり、考える」そんなことを教わりました。営業としてではなく人として常に持っていたい視点です
こういう若手っていませんかね?謎に自信満々だけど、気持ちだけはあるけど他が抜けているメンバー。この新人はスーツのサイズが合ってないわ、鞄もボロボロで身なりが全く整ってなかったんですよね。どこでスーツを買えばよいか指南したのが良い思い出です(笑)今ではオシャレに目覚めウブロの時計をするまでになりました…^^;中身は大事ですが見た目も大事。
営業なら競合とコンペになることってありますよね。その時のポイントで勝負所をズラすのが大事だと思っていて、その具体例としてスティーブジョブズの名言を引用させて頂きました。日本代表のリレーも海外のライバルに勝つには同じようなことをしてますよね。本質はどれも同じですね
続いても名言引用ですが「手段と目的」の話。売り上げを上げようと結果にコミットするのは素晴らしいですが、そこに傾斜しすぎると大事なことを見失ってしまうことってありませんか?営業の介在価値はなんなのか?顧客が望んでいることはなんなのか?永遠のテーマともいえるこの話題を140文字の中に凝縮しました。商品を通じて顧客の実現したい未来や解決したい課題を解決するというど真ん中を外さないようにしていきたいですね
これは僕が初めてツイートで1万いいね。を獲得したツイートです。この会社の社長は某IT会社出身ということもあり、ゴリゴリの営業スピリッツを持ったお方でした。ツイートにはふさわしくなかったので記載しませんでしたが、焼肉以外にもキャバクラを奢るなど、営業のメンタルを動かす天才かと思いました。この手法って「営業がアタックしやすい」という側面はもちろん「ここまでしてくれる社長の恩義に応えねば」という側面もあると思うんですよね。様々な面から営業アプローチの仕方として参考になりました。
これ特に若手の時って多いですよね。「とりあえず持ち帰る」のって悪くはないんですけど、むやみやたらになんでも持ち帰ろうとするのはダメだと思っていて「その場の温度感がある内の期待値調整」がないと、過度な期待を背負ってしまうと後から期待を裏切ってしまうような状況を生み出してしまうことがあるんですよね。『鉄は熱いうちに打て』という言葉を使いながらこのシーンを表現しました。期待値調整って大事。
テレワーク環境で働く僕にとってアポの合間に喫茶店で仕事をすることがよくあるのですが、この時はよく利用する「ルノアール」での出来事でした。やたら熱心に営業する人が隣にいるなあ、と思ってイヤホンの音をミュートにすると保険営業であることが分かりました。身なりもしっかりしていてザ!営業!という感じで理路整然とお話をされており、さすがだなと思ってたのですが顧客と別れたあとに(おそらく上司に)電話した時の言葉遣いが荒々しすぎて引いてしまったんですよね。成果や売り上げにコミットする姿勢は大事ですが、顧客を数字としてしか見てない営業はいつか痛い目を見ますし、こういう細かい所作や態度は顧客に出てしまうことがあり、結局隠せないものです。「神は細部に宿る」常に営業として誠実でありたいと思わせるできごとでした
営業ってお客様に忖度したり気に入れられようとして良い言葉を並べることってたくさんあって、相手との良好な関係を築いていく上では必要なことだと思うんですけど顧客が本当に求めていることってソコじゃないんですよね。芯の部分をしっかり押さえつつ、実効果を出すことが顧客が本当に求めていること。それを新卒との面接から感じたエピソードを転用させていただきました
これは今だからこそ言える失敗エピソードです(笑)1年目はともかく新規営業100%で訪問や電話をひたすらしており、「そうすれば振り向いてもらえるか?」ということと向き合えたのでとても貴重な期間で僕の営業の礎となっています。このお客様も10回前後は訪問しており、社長がいない中でも名刺に手書きのメッセージを書いたり、置手紙を残したり、熱心に営業をしていたのですが社長が常に不在の中、ある日たまたま訪問したときにいらっしゃたので中に通して頂けてチャンス!かと思いきや「ボールペンを貸してください‥」という衝撃な言葉を発してしまい、追い返されてしまいました…。たとえ忘れていたとしてもない中で対応すればよかったのに‥と悔やまれる若気の至りエピソードです。僕はこういう営業失敗談が好きです、なぜなら多くの学びがそこからあるからで結構この手のツイートも日々発信しています
これはリキさん主催の「営業祭り」で発信させていただいたツイートです。もういないと思いますが『御社の課題はなんですか?』と聞く営業ってセンスないなあ。ということを皮肉たっぷりで発信しました。つまり失礼な質問(仮説立てをして探ろうともせず)いきなりストレートに答えを聞くって介在価値がなくない?という事を暗にメッセージしつつ、むしろ優秀な営業は顕在的なニーズや課題ではなく潜在的な課題を引き出し、そこに商品をぶつけるよね。ということが裏のメッセージでもあるという事をお伝えしたかった内容になります…。
オープンクエスチョン(拡大質問)とクローズドクエスチョン(限定質問)の違いを明確に使い分ける人って魅力的だと思っています。特に日程調整などは相手に「委ねる」のではなく限定することで相手に「選ばせる」ことでお互いのコミュニケーションロスも防げますし、相手の負荷も減りますよね。人は自由に選ぶよりも選択肢の中から選ぶ方がストレスがかからないんですよね。加えて営業として極めて大事な『時間』も自分の動きやすく、そして効率的に決めることができる。基本形ですが、自戒も込めて…
これはとても大事な考えで「何かご不明な点ありますか?」と聞くと相手は『自分が分かっていないと思われたくない』という心理から本当は気になっていることや分からない事を言えず、営業としてもそれを引き出せずに終わってしまう”双方にとってマイナス”を生んでしまう原因となるんですよね。そのうえで「些細な事でも構わないのですが…」「強いて言うなら…」などの前置きを入れることで相手も安心して意見を言ってくれたりします。細かいですけど、すごく大事なことだと思っています
これは僕が個人的に好きなツイートで、ゼクシイの素晴らしいコピーを引用させて頂きました。AIの台頭によって営業不要論も叫ばれていますが「感情が入る人々の意思決定」において営業はいなくならないし、むしろデジタルの加速と共に営業の重要性が増してきていると感じています。それを端的にメッセージしたくこのようなツイートでメッセージをさせて頂きました
即レスが大事なのは言うまでもないですが、自分が打ち合わせ中やアポ中で着電などに即対応できなくても折り返したときの「些細な対応や言動」で相手の印象って全然違うと思うんですよね。大事なのは自分のことを考えてくれているんだと思ってもらう事(ホントに思っていることが大前提)些細な工夫でできる処方術です
これはオチありの遊びツイートです(笑)でも営業が間違いがちなツイートをまとめたので多くの共感を得られたのではないかと思っています。ついつい間違いがちな表現を整えるだけで相手の反応も変わってきますよね
僕はヒアリングという言葉は使わずに「インタビュー」という言葉を使っていますが「なぜ?具体的には?他には?」という3つの質問を駆使するだけで新人でも驚くほどに顧客を広く深く知ることができるので、最初に口酸っぱく伝えています。最後は営業とお医者さんの類似点を添えて全体を引き締めてます。たいしたヒアリング(問診)なく薬を処方する医者がいたら怖いですよね…(笑)
好きな台詞を引用したツイートです。営業の立場で言うなら「値段は少し高いけどアナタだから買うよ」と言われる状態が最高にうれしいですよね。商品ではなく自分を買ってもらう。これが営業の醍醐味であり楽しさだと思っています。だからこそその為のスキルアップが重要で投資をされる気持ちで商品購入してもらえたら最高です
これはあるトップセールスマンが壇上で語っていたエピソードで僕の心にズシン!と響いた言葉です。顧客の「ありたい・なりたい・こうなりたい」って客観的にみるとやめたほうがいいものもしっかりあったりするんですよね。それに共感は示しつつも正しい方向に導く。忖度せずにしっかり言い切れる営業でありたいと思った気持ちをそのままツイートにしたためました。
最近の若手営業でこういうタイプの方っていませんかね?仕事は好きだし、お客様も好き。だけど、成長意欲がさほどない人。成果を出したら報酬が増えるのは至極当たり前の話でそれを具体的にイメージさせるのも大事。これは営業と顧客の関係も本質は同じで、顧客に「成功イメージ」を想起させられるかどうかがとても重要でそれをどのようにするか?が営業にとってカギとなると思っています
僕が特に営業として大事にしている考え方「具体・抽象・転用」「ロジックツリー」「RREP法」「ソラアメカサ」の4つを図解にしたものです。足を動かして稼ぐのは若手まで。中堅以上になってきたら『頭』でいかに最大限の能力を発揮し、営業成果はもちろん組織成果に繋げられるかを考えることが大事になってくる中でこの4つの考え方は僕の考えの中心にあるものです
4まとめと資料
ここまでお付き合いくださりありがとうございました。軽い気持ちで書いていたのですが、あれよあれよと6000文字を超えるボリュームになっていました(笑)ただ僕自身も自分のこれまでの「営業ツイート」を整理する時間となり大変貴重な経験となりました。これを読んでくださった方に「何かの気づき」を届けることができたのであれば"情報発信者”としてこれほど嬉しいことはありません。ちなみに先日(2021年12月)会社の営業募集を始めてツイートしました。
普段交流して頂いている心優しい皆様のご協力を頂き、思った以上に多くの反響を頂くことができ、9件のDMを頂くことができ面談のち現在2名の方が正式選考として進んでいます。驚いたのは両名とも在職中でバリバリキャリアを積んでいる方だったということと「転職しようかな…」とは思っていたものの顕在的ではなく潜在的だった中で[たまたまこのツイート]がタイムラインに流れてきて【運命かもしれない】と思っていただいたことでした。少し趣旨とは外れるかもしれませんが、Twitterで営業発信することでの良い所はこういうところにもあるのかもしれません。もしよろしければVoicyでも話してますのでお聞きくださると幸いです。
そして最後になりますが、僕は「営業×Twitter」というテーマでnoteを書かせて頂きましたので、Twitterに興味がある方も多くいらっしゃるかもしれません。その方向けに「Twitter初級編」の資料もまとめましたので、もしよろしければご一読ください。みなさんのTwitterライフの何かの参考になれば幸いです。
またTwitterを「もっと伸ばしたい!」という方には僕が無料で立ち上げたオンラインサロン「ちんサロ」もご用意しておりますので、もしよろしければ覗いて頂けますと幸いです
ここまで長きにわたりお付き合いくださりありがとうございました!今後ともさとちんをよろしくお願い致します
2021年12月19日 さとちん
5本noteをお読みいただいた皆さんの感想
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