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meeting → NORTH MARINE DRIVE
以前、どこかで「人生の中で、洋服にお金をかけて『自分を良く見せようと努力すべき』時期がある」と、いう話を聞いたことがあります。
もし、そのような時期があるとするならば、私の場合は10代〜20代前半が、そうだったように思います。今回は、書店で見かけた本を手にとって、思い出した事を書いてみたいと思います。
高校一年生の時、僕はレストランでアルバイトをしていた。秋の気配が深まってきたある日、そこで働いていた一つ上の先輩が、気になるジャケットを着てきた。かっこいい、というのとも違う。かわいい、というのも少し違う。その中間というのだろうか。とにかく、当時の僕には「何か気になる」雰囲気の服に見えたのだった。
僕は先輩に「かっこいいジャケットですね」と言った。先輩は、まあね、というような表情をした。あまり多くを説明する人ではなかった。「それ、どこで売ってるんですか?」と僕は聞いた。先輩は、お店の名前と場所を教えてくれた。
それは、NORTH MARINE DRIVE というブランドだった。
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