【ワンダー 君は太陽】
「やさしさの半分は、勇気でできている」
優しい涙が流れる、最高の映画!!!
とくにお子様がいてる親御さんにとっては、たまらんぐらい心に響く映画やと思います。
先天性の障害がある少年が、困難に立ち向かう姿を描いた作品。
いつも映画や演劇を観る時は、役者の演技はもちろん、演出や、音楽の使い方、自分ならどの役を演じてみたいか?などを意識しています。
印象に残った演技は、
・母親役のジュリア・ロバーツが、息子を学校に送り出す時の不安そうな表情
・姉役のイザベラ・ヴィドヴィッチの、弟に母親の関心を奪われた時の、ぶつけようのない苛立ちを表した演技
・主人公役のジェイコブ・トレンブレイが、姉に「触ったらペストがうつるって言われたことある!!」と悲しみをぶつけるシーン
・父親役のオーウェン・ウィルソンが、息子に「お前は一人じゃない」と優しく語りかけるシーン
他にもたくさんあるけれど、上記の演技が、役者として強く心を惹かれました。
年齢は違うけれど、主人公をいじめる生徒役を演じてみたいと思いました。
主人公だけでなく、主人公に照らされた周りの人々にも、それぞれスポットライトを当てている構成に、脚本の妙を感じました。
お笑いでもよく言われるのですが、ベタは最強です。
期待を裏切らないエンディングでした。