【少年の君】
心が苦しくなって、何度も止めながら見ました。
いろんな感情がないまぜになって、苦しくもあり、切なくもあり、目を背けたくもなるけれど、それでもどこか心救われる愛がある、素晴らしい作品でした。
受験、イジメ、貧困。
社会問題を描きながら、その中にも儚い純愛もあり、心に響く名作です。
【観たキッカケ】
・知人のオススメ
【良かった所】
・若者だからこそ不安定な感情描写が、うまく描かれていました
・社会問題を提起し、誰もが目を背けてはいけない問題を考えるキッカケを作ってくれていました
・ラム・ウィンサムとリー・ユアンの無言の会話が、たくさんの言葉よりも雄弁に心に語りかけてくれました
【役に立った所】
・台詞を使わずに、雄弁に観客の心に語りかける演出方法
・泣く演技の時に、表情を崩さないほうが、切なさが募る見せ方もある
・髪を切るシーンは、失敗できないプレッシャーや、後戻りができないという要素があり、シーンに緊迫感や凄惨性を与えることができる