見出し画像

友人に騙されて100万円借金した話 第4話【全5回】

アプリを見た瞬間、何が起きているのかが分からなかった。

借入残高が100万円になっているのだ。

あいつは俺の想像を超えるゴミ人間であった。

そもそも、俺はプロミスから即金で借りていた為、年利20%もついていた。

その為、俺は給料明細書をプロミスに送り、友人が利息地獄にならないように年利を下げてあげていたのだ。

それが大きな過ちだったのだ。

年利が下がったのと同時に借り入れ可能残高が、120万円程度までなっていたのだ。

ただ、どんなことがあろうとも再借り入れするという考えは普通ならないはずだ。

何故なら

・友人の親と嫁の連絡先を知っている。

・スマホのアプリからいつでも確認ができると伝えてある。

からだ。

それなのに、あいつはやりやがった。。。

俺は、その現実を受け止め始めた同時に

目まいと倦怠感に襲われた。

そして激しく後悔した。

仕事が一段落した瞬間に堪らず、友人に電話しまくった。

画像1

出ない。

しばらくして、また電話したところ今度出た。

俺「何で、電話してるか分かる?」

友人「うん、ほんとごめん。」

俺「(何がごめんだよ。。)もうとりあえず、今すぐ70万位戻して」

友人「もう手元にはほとんどない」

俺「え。。。」

友人「他の金融とか友人に借金してるのを全部返したから、もう手元にない。」

俺「そ、そんな。。」

友人「ほんまごめん。ちゃんと返す。」

俺「もう親に連絡するよ!」

友人「それだけはほんまに待ってください。」

俺「大体何でバレるのに再借り入れとかしたんだよ!」

友人「バレへんと思ったから。」

俺「バレるにきまってんだろー!!😭😭」

俺は半泣きになりながら怒った。


泣き寝入りしてるだけでは、仕方ない。

とりあえず、毎月8万円ずつ返済することを提案して支払ってもらうことにした。

画像2

ただ、Twitterのフォロワーから悲しい情報が回ってきた。

「今度、PUBGしよって誘われたんだよね。。。」

PUBGというのは、いわゆるオンラインのPCゲームである。

今、絶賛俺に返済中なのに、そんなものを買う余裕はないはずだ。。

俺は教えてもらった友人からPUBGのIDを確認すると確かにソロでPUBGをプレイしている記録があった。

ま、まさか俺の100万円からゲーミングPC買った??????

俺は直ぐに彼に問いただした。

俺「なあ」

友人「はい」

俺「俺の100万円からゲーミングPC買った?」

友人「え、買ってないよ??」

俺「いや、フォロワーからリークがあってIDを検索したら最近プレイしてる記録があった」

友人「・・・」

俺「買ったでしょ?ゲーミングPC」

友人「買いました」

俺「マジかよ。いくらしたの??」

友人「15万です。」

俺「グラボは?」

友人「GTX1050だった気がする」

俺「俺のと大して変わらねえじゃん!!!!」

友人「すいません。」

俺「それ、俺の金!!!俺の金だから!!!」

友人「はい」

俺「何で買ったの??」

友人「いや、、、PUBGやりたかったから。。。」

俺「ひどいよ。。。ひどすぎるよ。。。」

友人「すいません。」

俺「じゃあ、そのゲーミングPC俺に送ってよ」

友人「それだけは、ほんまに待ってください」

その後、結局PCは次に返済出来なかったら俺の元まで送ってもらうことになった。

だが、毎月毎月

・喉に魚の骨が刺さった

・熱があって休んで働きにいけない

・先月お金もらってないから、今月生活費がない

画像3


というような訳で返済を交わされ続けられていたのだが、ついに俺が親に連絡することを決心させた出来事があった。

友人「さと、今嫁がヤバい。」

俺「え、マジ??」

それは突然の出来事であった。 話を聞くと、奥さんが仕事帰りに事故って、今かなり容態が悪いらしい。

画像4

写真も送ってきて、かなり信憑性があり、自分は信じてしまった。ただ、それを理由にお金を返済しないことに関してはどうしても許せなかった。

そのような不安の中、年が明け 2020年1月8日  ついに恐れていたことが起きてしまった。

友人「さと。嫁が亡くなりました。」

画像5

大変なことが起きてしまったと自分は思った。ただ、同時に有り得ない光景を目撃してしまった。

友人の奥さんのラインアカウントのプロフィール画像が変更しているのだ。

これは驚いた。ということは

奥さんが亡くなった→奥さんのラインのプロフィールが変更された→奥さんは生きている。→友人は返済を逃れるため嘘をついている。

ということになる。

友人にそのことについて問いただした。

最初は、亡くなったと主張していたが、奥さんのラインのプロフィール画像が変更されたことを示すと簡単に虚偽を認めた。

だが、返済するという訳ではなく結局ずるずると進んでおり、もしも次返済しなかったら父親に連絡する5分前になった。

その時のラインがこちら

画像6

画像7


俺は「02」と返答し、遂に父親に連絡した。

もっと早くからそうすれば良かったと思いながら....



次回(最終回)へ続く....

いいなと思ったら応援しよう!