stand.fmはじめます。
何かつくる時、まずは自分の心地良さよりも、相手の心地よさを意識する。
アパレル業界で子供服を企画デザインしていた時に、いつも意識していたコトだ。
子供服の企画は実に奥が深いだった。
『買い手』と『使い手』が全く違う。
『買い手』である親の好みやセンス、思いなんていうものはそっちのけ。
『使い手』の子供にとっては、ただ「理由なく好き」で「着ていて苦しくない」ことがすべてだ。
特に未就学の子供は野性的で社会的価値観なんて関係ない。
どれだけ周囲から「素敵」と言われようが、イヤなものはイヤ。
全身水玉柄のコーデで、周囲から「変な恰好」と言われても、スキなものはスキなのだ。
「わが子にとても似合うと思って買ったけど、全く着てくれないの…」
「お店に行っても、私の好みじゃない服ばかり選んで欲しがるのよ…」
といった、『買い手』のため息を聞くこともしばしば。
【オシャレ】を通じて、親子で共有する楽しさを提供する子供服メーカー・デザイナーとして、いかに『買い手』と『使い手』双方の満足の落としどころを導くか、そしてそこに自分たちの『ブランドらしさ』を足していくかが課題だった。
その課題を乗り越えれると考え方や伝え方、作る商品が明確になる。
『買い手』『使い手』の満足の笑顔を見ることができたし、ファンにもなってもらえて10年以上続けることができた。
「自己発信」を課題目標とした、僕の2024年。
音声配信で自己発信するというチャレンジを決めたものの、フットワーク軽くスタートを切れずにいた。
子供服の企画デザインをやっていた頃と同様に、「どんなコンテンツなら、聞き手が心地いいかどうか?」の模索にはまっていた。
さらりと自己表現ができる、自己発信ができる方々にとっては、音声配信も同じようにできるのだろう。しかし自己発信に苦手意識があってこれまで仕事以外ではSNSと向き合っていなかった僕にとっては、フットワーク軽くどころか足に繋がれた『苦手意識』の鎖を外すところかはじめなければいけなかった。
自分ながらめんどくさい性格だなと、つくづく思う(笑)
そんな「めんどくさい人」がSNSで軽やかに飛び回る方々の声を参考に、
ようやく【stand.fm】にて初配信をすることができた。長かった…
自分らしさ全開な配信かはわからないけど、聞いてくださる方が不快ではなく、そして自分が続けやすい環境にするかをするには『自分なりの基本型』みたいなものを作らないとできないとおもったので、毎回キーワードテーマを作って配信をしていこうと思います。