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映画『PERFECT DAYS』はファンタジーなのか

『あの映画はファンタジーなのか』

年始1発目に観た映画『PERFECT DAYS』は、僕にとって出会えてよかったと思えた作品だったが、必ずしも肯定的な感想ばかりではないようだ。

批判的な意見として見かける「見たい景色ばかりが描かれていて、臭いものに蓋をしているような印象」は、僕も分かる気がする。その一方で、生きる上で悦びを感じる瞬間なんてそんなもんだろう、と思う自分もいる。

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話は逸れるが、僕が旅していた頃、僕の旅をファンタジーなものと捉える人が少なくなかった。

確かに現実問題色んな不安定の上に成り立っていたし、ある人からすればデタラメで都合のいい部分ばかりを、と思われても仕方ない自分勝手な旅だった。

でも一方で、ドラマよりもドラマチックで、ファンタジーのようなノンフィクションが存在することを体験した。

良いことも悪いことも含めて、選択した日々を受け入れざるを得ない現実の中で、如何に幸福を見出せるか。受け取り方こそ、なのかもしれない。

喜怒哀楽全てを享受しているラストシーンの主人公の表情が全てを物語っているようにも思う。100%の理想系ではないがタイトルは『PERFECT DAYS』 。そう言ってのけている。

ある人にとってあれはファンタジーでも、ある人にとっては紛れもなくリアルな日常なのだと思う。様々な世界が存在するということも、幸せか不幸かの判断は各々にあるということも、この映画が伝えたいことなのだと思う。



▼Instagram:@shohecamera


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佐藤翔平 / 1分間ブログ
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