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V.チコヴィッツ『ロングトーン・スタディーズ』 V.Cichowicz “Long Tone Studies”

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元シカゴ響トランペット奏者であり、同時にアメリカ金管教育に多大な影響を与えたチコヴィッツの有名な基礎練習。リラックスした豊かな音、全音域での音の均質性、音域拡大を養える非常に効果のある練習。

著者/教本名称

V.チコヴィッツ 『ロングトーン・スタディ』
Vincent Cichiwicz ”Long Tone Studies”

出版社

Studio 259 Productions/Balquhidder Music など

難易度

初級~

内容

いくつか版がありますが、上画像のStudio 259 Productions/Balquhidder Musicのものでは、前半にフロー・スタディ、後半に、チコヴィッツ本人や弟子(トーマス・ロルフスなど)による記事が掲載されており、チコヴィッツの考え方を学ぶことができます。また、同出版からの新しい版では、ボストン響首席トーマス・ロルフス氏(チコヴィッツの弟子だった)によるデモCDがついてくるようです!


解説

ヴィンセント・チコヴィッツは、ハーセスやファーカス、ジェイコブスらと共にシカゴ響で演奏したトランペット奏者であり、同時に名教師。
多くの奏者を輩出し、ボストン響首席のトム・ロルフスの他、マルサリスの教師であるWilliam Fielder、クリス・マーティン(シカゴ響首席)やジョン・ハグストロム(シカゴ響)の教師であるCharlie GeyerやBarbara Buttlerなど、現代のアメリカ有名奏者・名教師を数多く育てた。この本は、チコヴィッツが生徒に与え、今や国際的にも広く有名になっているチコヴィッツの旋律を本にしたもの。
主にウォームアップとして使用されるフレーズで、段階的に音域が拡がっていきます。初心者の音作りや音域拡大にも役立てることができます。
調子を崩した時にこれを集中的に繰り返して調子を戻す、というプロ奏者も多いようです。

入手方法/価格

パイパーズオンランショップ 4840円

楽天

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