テックにより手軽にアクセスできるようになった情報を利用して、インフレを乗り切る
先日、10月のCPI(消費者物価指数)が発表になりました。すでに3年近く、2%を超える物価上昇が続いており、スーパーや百貨店に行くとインフレの根強さをひしひしと感じます。
そんな厳しい経済状況のなか、コスト的により消費者に優しくなったものがあります。情報です。ネットやAIなどのテクノロジーの普及により、安価なだけでなく、手間や時間をかけず、効率的に情報収集やスキルのラーニングができるようになったと感じます。
物価はインフレだけれど、情報コストはデフレ。言い換えると、インフレに負けないぐらい、効率よく知識を蓄えるチャンスでもあるのです。
低コストで情報にアクセスして、勉強し放題
昔はテレビや新聞が毎日の情報源でしたが、今はツイッター、メルマガ、ブログ、note、Podcast、YouTubeと複数の媒体の選択肢があります。しかもツイッターやYouTubeは世界中からリアルタイムで登録者に情報を無料、または安価なサブスク費用で届けてくれます。たとえ語学が苦手でも、AIを活用すれば、瞬時に日本語に翻訳、要約してくれます。
個人的にはMapifyというAIのおかげで、情報収集力が格段に上がりました。
国内、海外の気になるYouTube番組を見つけると、動画のリンクをMapifyに入力して、動画の内容をマインドマップ化の形で要約してもらいます。1日におよそ20本ぐらいの動画のマインドマップを生成してもらっています。一本平均30分として、まともに視聴したら10時間。とてもそんな時間を捻出できないし、そもそも集中力、思考力、体力が保ちません。
AIのおかげで、生成されたマインドマップから自分が知らなかった概念や考え方を発見でき、好奇心を刺激する機会が増えたり、知識の幅を広がるきっかけになりました。また、どうしてもより深く掘り下げてみたいと感じた動画のみ、視聴するようにしています。
月に15ドル、2,000円強のサブスク費用で動画を見える化できるテクノロジーの活用により、効率よく情報の吸収量を増やすことができます。
YouTubeでオンライン講座
YouTubeやnoteのおかげで、講座の受講も手軽に安価にできるようになりました。AIを企業調査や分析に活用するのが楽しく、少しでもAIの成り立ちや仕組みを理解したいと思い、初級プログラミングをYouTubeで履修しました。Pythonというプログラミング言語の基礎的なことだけを1回20-30分のレクチャーを十数回。AIの普及のおかげで、自分でコードを書いてプログラミングする必要はなく、プログラミングの基礎的なロジックを勉強したら、Chat GPTにコードを書いてもらい、不正確なところがあれば、修正をしてもらます。
学習したい時にいつでもどこでも講義を聞くことができ、講座にかかった費用は総額でたったの7,000円!
過去に数十万円の費用を払って、電車を乗り継いで講義の行われる教室に決まった時間に通わなければ行けなかった時代が嘘のようです。
長期的に継続して経済を勉強したい場合は複数のジャーナリストとサブスク契約
私は長期の株式投資を日常的にしているので、毎日、経済の勉強をしている感覚があります。日経新聞やテレビの経済番組も主要な情報ソースのひとつですが、有料noteに最も価値を見出しています。
今サブスクしている経済情報源は以下の3つです。
中立な立場で経済や政治の情報を得るには後藤 達也さん
掘り下げた株式市場分析のエミン ユルマズさん、
より詳細な経済分析は経済専門家の唐鎌 大輔さん
1人のジャーナリストだけの意見では情報のポートフォリオとしては寂しく偏りがでるリスクがあります。多面的に経済状況を理解するために3人の強みの異なるジャーナリストの情報をうまく掛け合わせて、自分なりの考えをまとめられるようにしているのです。
後藤さんは複雑な事象を素人にもわかるように抽象化してわかりやすく、時には例え話なども交えて解説してくれます。エミンさんはもう一歩踏み込んで、テクニカル分析などを交えて株式市場の動向を解説してくれます。またご自身のオピニオンも明確に打ち出し、力強いメッセージを読者に伝えてくれます。唐鎌さんはマクロな視点から現在の経済状況と今後の行方、そしてその根拠について多くのデータを使って独自の分析を共有してくれます。最近では円安の要因として日本のデジタル赤字を挙げ注目されてます。
この3人の解説や意見をもとに、自分なりの解釈をし投資の意思決定に役立てています。
ただし、この3人のエコノミストのみでは、経済や政治に情報が偏ってしまうため、よりエンジニアリング視点でテック企業を分析して解説してくれる中島聡さんのメルマガも購読しています。(中島聡さんは元マイクロソフトのプログラマです。)
私自身、テスラ株を長期保有しているのですが、同氏はテスラ社をはじめとするアメリカのテック企業の現状や将来について詳しく説明してくれて大変勉強になります。自分だけでは知り得ない情報を毎週数多くシェアしてくれるので、視野を広げるのに役立っています。
分析ツールのサブスク
これらのジャーナリストやエンジニアの方々から集めた情報や知識をもとに、自分で分析するために、ツールとして日本経済や企業の分析のため、四季報オンラインをサブスク契約してます。月額千百円で気になる企業の財務分析をし放題なのが気に入ってます。
これだけいろいろな情報やツールをサブスクしても月当たり四千円ぐらい。これに2つぐらいお気に入りいのAIをサブスクしても総額一万円ぐらいです。費用対効果を考えると、本当にありがたい価格設定です。
さいごに
たった一万円で世界中からの情報が得られてこんなに勉強できるなんて信じられません。これらに加え、YouTube動画をAIで要約したり、ツイッターなど他の媒体にも目を通すので、毎日自分の脳のキャパでは咀嚼しきれない量の情報が手に入ります。勉強したいこともたくさんでてきます。
こんなに効率よく、かつ安価に優良な知識を得られて、テクノロジーに感謝です!現在の恵まれたテクノロジー環境から得た情報をもとに、正しく長期投資をすれば、今後も続く円安やインフレも乗り切れるでしょう。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。