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【長文】polyfit(ポリフィット)正式版をリリースしました。

PTAのデジタル化を目指すクラウドサービスのpolyfit(ポリフィット)をリリースしました。

こんにちは。初めまして。

polyfit株式会社で代表をしております大薮 聡史(Oyabu Satoshi)です。
noteを書くのは約1年半ぶりです。前回はIPO準備の一部過程である成長可能性資料の描き方について書かせていただきました。

上場した際に書いたNote(月日が経つのは早い…)
https://note.com/satoshiooo/

今回は自分でゼロから会社と事業を作り、最高の顧客価値を作るべく、日々取り組みを継続しています。少人数でプロダクトを作りながら、PDCAを回していくことは挑戦の連続です。徐々にCo-Workする人が増えてきて1年前から状況は大きく変わりつつあります。(土日や平日の夜が中心ではありますが、一緒に関わってくれるメンバーにはいつも感謝をしています。)

そして、プロダクトをリリースするまでの過程で多くのことを学びました。正直のところ、真面目にやりすぎたと思っているので、今後はもっと楽しめる体制で進んで行けたらと思っています。

また、VCさま(資金調達は未実施)には無償でオフィスを支援いただいたり、本当に多くの支援を各所からいただきました。日本は起業がしづらい国だという印象がありましたが、創業支援については手厚く、非常に助かりました。特に東京都の創業支援系の取り組みはスタートアップにフレンドリーなものがある印象でした。

クラウドPTAソフト「polyfit(ポリフィット)」

10月17日(月)にPTAに関する名簿管理及びメール送信基盤を簡単に行うことができるpolyfit(クラウドPTAソフト)の提供を開始しました。
無料から使えるので興味がある方はご連絡ください。

polyfit 正式版リリース!ド!

↓↓↓polyfitのLPはこちらです。↓↓↓
https://www.polyfit.jp/

準備期間は2年間かけ、1年目は調査及びPTAがなるべき構造への変化の考察2年目は会社設立、プロダクトの開発とβ版の提供を通じた課題の整理及び改修を行いました。

時には実際に学校に訪問したり、ユーザーと一緒にカフェでPTAの今後について話したり、オンラインにて全国各地にいる保護者の方とお話をしたように感じます。本当にいつもありがとうございます。

さて、大事なのはプロダクトが生活に与える価値なのでそれについて説明したいと思います。

polyfitで解決できる課題

まずpolyfit(ポリフィット)のプロダクトの完成度は現機能として、将来的に作る機能からすると「3%くらい」だと思っています。

ですが、ユーザーの皆様からすると現在の実力が大事だと思っているので今回は「現在」のpolyfitで解決できる課題を具体的に書きます。2点あります。私としてはPTAの課題の大きな部分を解決できると思います。

① PTAの名簿管理に関する課題
② PTAの連絡基盤に関する課題

それぞれについて説明します。

① PTAの名簿管理に関する課題

既存のPTAに関する名簿管理についてお話しします。
とにかく課題が大きな領域です。

特に「紙で構成されていること」「学校に集まって作業すること」が大変です。具体的なフローを書いていきます。

まず応募書面を学校のPTA室にある印刷機で印刷し、それを各学校に置かれているPTA専用のロッカーに投函。

担任の先生が生徒に配布。それを保護者が回収し、記載する。

生徒が学校に持っていき、先生が回収する。それをPTAが受け取り、名簿として管理する、そのようなことが行われています。特に個人情報はPTA室以外で扱えないというケースもあり、役員の方が集合するケースが多いです。

面倒な入会届けを収集する行為もラクラク変革

率直な感想としてすごく面倒であるということが言えます。
少なくとも自分がやりたい作業ではありません。

それをボランティアであるPTA役員が実施することが非常に大変であり、名簿を収集するだけで大変な活動になりがちです。

PTA活動の本質は子供の為に価値を提供することや、保護者が協働することにより、地域資本を高めることです。名簿の収集は目的にはなりえません。

polyfit(ポリフィット)を使えば、専用のQRコード及びURLを配布するだけでスマホ1つで入会登録が完了し、自動的に名簿を収集できる為、手間と印刷
費用
を大幅に削減します。

名簿は検索機能もついており、学年ごとに絞り込みもできたりします。

また登録ユーザーが実際に通っている保護者であるかを確認してから招待を承認できる為、部外者が紛れ込むことはありません

PTA会費の集計や、イベント参加者の確認などは名簿を作れば、簡単に行えます。学校に行ってみんなで作業するのも大事ですが、自宅でオンライン会議をしながらでも行うことができれば良いのではないのでしょうか。

② PTAの連絡基盤に関する課題

PTAを含む保護者間の連絡手段として最も有力なものはLINEです。
LINEは無料アプリとして屈指の出来であり、柔軟性も非常に高いツールです。

その反面でPTAで使いたくない方も非常に多い実情があります。

理由としては「主要な連絡ツールである為、地域の気軽なつながりには使いたくない」「本名ではないユーザーが多く、正直だれかまったくわからない」という点があります。実際にヒアリングをしてみると不適切な用途に使われ迷惑しているという事例も複数あります。

弊社はメールを使うことにしました。理由としては匿名性が高く、かつコストが安価だからです。実際にPTA独自のメーリングリストツールを作って契約している学校もあります。それをもっと簡単に柔軟にしてみました。

polyfitでは新規作成は誰でもできますが、管理者ユーザーが承認しなければ送信できません。

polyfit(ポリフィット)は名簿管理で得た情報を連絡基盤に使うという思想で運用されている為、ワンストップで実施することができます。データを集めて、活用するというデジタル化の利点を活かせます。

せっかくであれば、楽をして解決をしませんか?

なぜ今なのか

法律の改正が進んだ時代背景

端的に言えば、しなければならないことが増えたことによることが大きいです。具体的には「改正個人情報保護法」の改正です。来年から改正されることであるにも関わらず、まったくPTA側が準備出来ていません。

個人情報保護委員会から引用。


改正個人情報保護法は3年ごとに見直し・改正が行われています。
平成29年度の改正では5,000人以下の団体が対象になり、2022年の改正では6ヶ月以内に削除する情報でも個人情報保護法の対象になりました。現在のPTAでも改正個人情報の適応範囲内ではあります。とはいえ、年々厳格なルールになっているのが現状です。

対応は簡単。対応すれば良い。


この法律自体は刑事罰もある非常に重いものですが、対応策は至ってシンプルです。

具体的には「個人情報の利用規約を作り、適切に運用すること」です。

ただ、PTAで上記の処理をすることは非常に難しいのです。

まずどのような利用規約を作れば良いのか、どのようなシステムで行えばいいのか、いきなり役員になった人がわかるはずがないと思います。任期は人生で数回、期間は長くても2年の団体に対して勉強を深めるのは現実的ではありません。

しかし、弊社のサービスを使えば、専門家ではなくても簡単に運用することが可能です。デジタルリテラシーに関わらず、弊社にご相談いただければ解決できる可能性はあると思います。

入会規約も簡単にプリセット、これに同意しなければpolyfitには入会できません。

デジタルネイティブ世代がPTAに

また、今である理由として、スマートフォンを使える方が増えたことも大きな要因であると思います。

PTAというと30代〜50代前半に集中している為、ここ数年で普及した経費精算ソフトやチャットツールなどは使ったことがある人が着実に増えています。。実際に弊社が支援しているPTAでは非常に先進的な取り組みをされているところもあります。実際にテストしてみると、すんなり導入が進んでいます。

polyfit(ポリフィット)は、直感的に使えるように設計している為、是非使ってみてください。

最初は無料で使うことができます。

2000年代の見た目のツールは今すぐ投げ捨てて、polyfitに移行しましょう。弊社が改革も含めて、できる範囲でサポートしていきます。

中長期的な展望

すべての保護者さまに向けたサービスを作りたい

polyfit(ポリフィット)はすべての保護者の為のサービスを目指していきたいと思います。

昨今では価値観の多様化が進み、PTA非会員と呼ばれる方々も誕生しています。本来、PTAは任意団体である為、非会員は当然の権利です。

その反面で、地域社会のなかでよく思わない方も当然いるかと思います。
フラットに数値で物事を判断する数理モデルで見ると非会員がPTA活動に何も貢献していない事実は変わりません。

とはいえ、貢献していないから差別を受けるべきだという構造も「すべての保護者さま」という点から言えば少しズレます。

私はすべての保護者さまの課題を解決していきたいのです。
polyfit株式会社はすべての保護者さまにとってメリットのある構造に変革していきたいと考えています。

負担が大きいのは本部役員・学年委員会

弊社ではPTA活動を細分化しながらどこに課題があるのかを慎重に分析してきました。そのリサーチのなかでわかったことは、「PTA活動で特に負荷がかかるのは役員や学年委員会での取り組み」です。

反対に人気のある活動もあります。単発で参加できる活動や子供と一緒に活動できるものです。すべての活動に言えますが、準備をするのは大変です。ただ、参加するのは面白く、ラクにできます。

また定常的に続くイベント以外の取り組みでも子供のためになるものは特に受け入れられる傾向が強いです。子供の登下校での見守りなどは積極的に参加したい方も多いです。

では、上記の現状がある中でどのような構造を解決していけばいいでしょうか?

PTA役員の活動負荷を限界まで下げる

私たちは特に負担がかかる「PTA役員の方、学年委員会」の方の活動負荷を下げることをまずやっていきたいです。そこはデジタル化の推進で解決できる範囲です。活動のテンプレートをクラウド上に載せて全国に提供していきます。入会名簿の管理、経費精算、監査などの分野は全国共通です。自分は同じことで時間を使う構図を減らしていきたいのです。

人類はもっと創造的なことに貴重な時間を使うべきなんだ!!と思います。

ちゃんと社会が評価する。

ただそれだけでは「PTA役員」などのリーダーをする人が増えると思いません。

本部役員の皆さまは「正直のところかなり大変」です。
年間200時間〜300時間を投下しているというケースも多くあると思います。

しかし、大変なことだけではないと思います。

多種多様な人の中でリーダーシップを取る力、任意団体という会社とは異なり目的が不明確での活動をまとめていく力は、すごく社会的な価値が高いのではないでしょうか?

会社で同様の経験をしようとすると本部長クラスにならなければ実際に同様な構造での活動はできないのではないでしょうか?

実際に米国や英国においては課外活動が採用や内部登用に生かされている事例もあります。「ちなみに日本ではまったく事例はありません」

透明化して評価。

私たちはデジタル化のもう一点の利点である透明性という観点を用いて、地域での活動を企業が正しく使える構造を作りたいと考えています。

最近はHRテック産業が急速に拡大しています。

企業内の評価の透明性を高めたり、データドリブンで決定できるような構図が既に先端企業では実装が完了しています。

弊社が作るデータAPIをそこに繋ぎ込み、企業が使うことができるデータの量を増やしていきたいと考えています。一言で言えば、地域で得られた人的資本を可視化し、それを社会が活用するということです。
大学で用いられているAO入試と類似した仕組みと考えていただければと思います。

私たちが作りたい世界は「選択可能性の高い社会を作ること」です。
本当の意味でこの課題に向き合い、解決していきたいと思っています。

野心的でもあり、中長期的な取り組みだと思います。
まずは、みなさまが多く使っていただくことでその取り組みは促進されていきます。

みなさんの力を貸してください。

最後に(自助、公助、共助)

マクロで日本の状況は良くはない。

これから、少し観点を変えて日本のマクロベースの話をします。

最近、全体的にスーパーに行くとモノの値段が10%~15%程度値上がりしている感想を持ちます。その反面で賃金は高まっていない為、正直のところ生活が苦しいという方も増えているのではないでしょうか。

要因としては「円安」が大きいです。実際に弊社でもクラウドインフラの代金が25%ほど値上がりした影響を受けています。

ただ円安は一過性のものではないと考えています。

  • 産業の力が国外と比較して落ちていること(自動車 など)

  • 高齢者比率が高まり続け、国力が低下していくこと

上記の2点の課題が大きいです。

しかし、残念ながら20〜30年前の意思決定がそれを支えており、すぐに変えることは難しいのが現実です。基本的には「①子供の数を増やすこと」、「②世界を代表する産業を作ること」、この2点以外の解決策はないです。

そこについての解決策については自分以外の誰かが解決してくれるでしょう。(もしくは10年後くらいに事業の利益を再投資して、自分がやっているかもしれません。)

少し暗い話をしました。

ですが、自分は「共助の概念により少なくとも現状維持」までは持っていけるのでは?と考えています。

解決策は「共助」の概念。

それは「共助(互助とも言う)」という概念を大きく利用することです。
2000年にインターネット産業ができ、Amazonや楽天のようなサービスが誕生しました。最近では「自助」という概念が強まっているように思います。

しかし、自助にはお金がかかります。
私たちは器用に生きていくしかないのです。

そこで「共助」が重要になります。
自転車が壊れた際に、自転車屋に行くとお金がかかります。しかし、自転車を修理するノウハウを持つ友達に頼めば、ある種「無料」で修理できるのです。もちろんその友達に対してはお返しをする必要がありますが。

このように、お互い助け合うことでお金が豊かでなくても生活水準を落とさずに生活することが可能になります。

少なくとも1つの解であることは間違いないと思います。

最後は保護者さま

PTAを改革するには大きな力が必要です。
弊社ではそれをサポートできる役割でいれたらと考えています。是非お気軽にご連絡ください。
https://www.polyfit.jp/

キャンペーンをやります。

ポケモンカードを配ります。

最近の小中学生は全然遊べていないと聞きます。
失敗も成功もするかもしれませんが、まずは「遊ぶの大事」です。

弊社では楽しく学校生活を送って欲しいので、それを支援できるキャンペーンにしました。ポケモンカードのパックが商品です。

希少性が高いパックではあるので、良いカードが出たら売却してしまっても良いです。デッキを組んで遊んでしまいましょう。

参加方法

参加方法はとにかく簡単です。
以下の通り、ご対応いただければと思います。

賞品内容:「ポケモンカードゲーム ソード&シールドハイクラスパック「シャイニースターV」5パック」
当選者数:抽選で6名さまにプレゼント
応募締切:2022年11月7日(月)13:00
応募方法:Twitterで「#polyfitで思い出祭」をつけて当該ツイートを引用RTすること & @PolyfitCo をフォローするだけ
連絡方法:当選者のみにTwitterのDMで連絡、郵送での発送

品薄な商品ですので、是非。



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