UXデザイナーのTwitterライブ配信セットアップ 2020
デザイナーも発信が重要といわれる今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。
自分も発信には苦手意識があるなか、日々精進ということでTHE GUILD放送部員として今年の5月から週1ペースでTwitterライブ配信を行っています💦
今回はこれまで学んだこと(?)として、部活動のなかでぼくが配信担当をする際の、ライブ配信セットアップと使用機材についてご紹介したいと思います。
💡 配信セットアップ
おおまかな配信のながれは、
・Zoom(のウインドウを含むMacの画面)の映像
・ふた絵やフレーム画像
・iPodのオーディオ(BGM用)
をライブ配信機能をもつビデオスイッチャーATEM Mini Proに入力、イーサネット経由で直接ストリーミング出力するかたちです。
じぶんの映像と音声は
・カメラ:SIGMA fpからUVC(USB)経由
・マイク:SHUREのダイナミックマイクからプリアンプとオーディオインターフェース経由(USB接続)
でMacBook Proに入力しています。
マイクの音声は入力しただけではMacから出力されないので、AUDIO HIJACKというアプリを使って出力にパススルーしています。こうすることでZoom参加者の音声とじぶんのマイク音声がミックスされたオーディオがMacから出力されるようになります。
ふた絵やフレーム画像はATEMに付属のATEM Software ControlアプリでMac上から合成・切替などのコントロールが可能です。
💡 配信機材
それでは、使用している機材について紹介していきます。
自分の環境・嗜好にあうものをさがしながら揃えていくのは楽しかったですが、情報収集と試行錯誤はなかなか大変でした。
🎛 ビデオスイッチャー:Blackmagic Design ATEM Mini Pro
ATEMにはライブプロダクション機能にくわえ、ストリーミングする機能があるため、Macに負担をかけずに配信できることが特徴です。
OBSを使うとなるとMacBook Pro 13inchではどうしてもパワー不足なので、そこを肩代わりしてくれるのは非常にありがたいです。
なお、ATEM Mini ProからTwitter(Periscope)にライブ配信するためには、ひと手間必要なのですが、そちらについては別記事にまとめていますので、ご興味あれば読んでみてください。
📷 カメラ:SIGMA fp
USB-CでPCにつなげばウェブカムとして利用でき、映像はそのままの一眼クオリティ。手軽に高品質な画質をえることができるので、ライブ配信にはとてもありがたいカメラです。
レンズはキットの45mmだと放送に適した画角に調整するのがむずかしいと感じたので、ズーム可能な24-70mm F2.8 DG DNを使用しています。ワイヤレスフォローフォーカスをつけてfpの弱点であるオートフォーカスを使わずに、フォーカスを撮影しながら手元で調整できるようにしました。
🎙 マイク:SHURE SM7B
円筒状のプロダクトデザインでかっこよく、音質も間違いないけど、ちょっと財布に厳しいマイク。これは完全に趣味で選びました。
マイク自体の出力が小さいのでプリアンプが必要で、プリアンプ用にファンタム電源が供給可能なオーディオインターフェースも必要。
それまで使っていたRODE VideoMic NTG(USB-C接続)と比べると構成が煩雑になってしまったのだけど、このデザインのクールさを前にしたら仕方ないと思ってしまえるほどの魅惑のアイテムです。
🔈 オーディオインターフェース:evo4
無骨なデザインが多いなか、デザインがよかったのとUIがシンプルなところが決めてになって使っています。シンプルがゆえにちょっと操作にクセがあるので、とっさの操作ができないのが弱みかも(自分が賢くなればいいだけ?)。同じ価格帯のNATIVE INSTRUMENTSのKOMPLETE AUDIO 2とも比べてみたいです。
🖥 モニタ:cocopar ZB-156
ATEM Mini Proにはマルチビューモニタ出力があるので、15.6inchのモバイルディスプレイを接続して入力・ストリームされる映像や音声のゲインの確認をできるようにしています。USB-C電源なのでケーブルまわりがシンプルです。
おわりに
以上、Twitterライブ配信をする際のセットアップと機材についてご紹介しました。改善の余地はまだありそうなので、いつかまたアップデート版を書けたらと思います。最後まで読んでいただきありがとうございました!
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THE GUILD放送部は、配信に興味があるメンバーが集まってはじまった部活です。第7回目の放送では「配信を始めたい方必見! 配信テクニックとTHE GUILD放送部メンバーのおすすめ機材紹介」と題して、メンバーそれぞれの配信チャネルの経験や使用機材について語っていますので、そちらもぜひチェックしてみてください。