デザイナーが知っていると(たまに)役立つ横文字略語 スタートアップ編
こんにちは、THE GUILDの大宮です。
「デザイナーが知っていると(たまに)役立つ横文字略語」は、ぼくがUXデザイナー/スタートアップCEOとしての経験から、オープンなチートシートとしてtweetしていた用語集です。
いまでもデザインメンタリングやUXコンサルティングの現場で活用することもあって、資料としていまだ有効性があるなと思っていたところ、先日知人から「どうしてTwitterだけなんですか?」と聞かれたこともあり、あらためてnoteにまとめてみようかなと思いました。
今回はとくにスタートアップに関連するワードをご紹介したいと思います。
1. MVP(ミニマムバイアブルプロダクト)
起業家エリック・リースによるリーンスタートアップから。リーンは「無駄のない」という意味で、「リーンスタートアップ」は効率的な新規ビジネスモデル開発の方法論。ワードだけ単独で聞くこともよくあるけど、実は考え方のほうが重要。
2. PSF(プロブレムソリューションフィット)
顧客開発モデルから。PSFなアイディアはそうそう発見できるものじゃないんだよな。言うは易し行うは難し。
3. PMF(プロダクトマーケットフィット)
プロブレムソリューションフィット(PSF)の次にやってくるのが、このPMFの壁。製品をいかにピカピカにしても、それだけではビジネスは成功しない。個人的にも身につまされる言葉。
4. AARRR(アー)
グロースハックから。アーモデル・海賊指標(海賊のおたけびみたいだから)ともいいます。500Startupの人が考えたらしい。
Lean AnalyticsとAARRRの段階の比較の図。
手法や考えや言葉はいろいろあるけど、おおざっぱに流れだけわかっとけばオケってぼくは思ってます。
5. OMTM(ワン メトリック ザット マターズ)
Lean Analyticsから。スタートアップでは常にリソースが限られているため、グロースにおいても「フォーカス」することが重要とされています。正しいことに、正しいときに、正しい考え方でフォーカスするというのは、スタートアップでなくても重要なマインドセットだと思います。
6. SWOT
スウォット分析。プロダクトが置かれている状況をわかりやすく説明するのにも使えるね。自分はピッチ資料のAppendixとかに入れてます。
7. KSF(キーサクセスファクター)
SWOT分析で導出するもの。それがキーサクセスファクターです。あまりなじみがなく、定義もふわっとしているんですが、SWOTついでにご紹介。
いかがだったでしょうか?
スタートアップに関わっている方にとっては、常識ともいえるワード達だったかもしれませんね。でも、これだけの言葉を知り、その意味や背景を理解すれば、デザイナーとして視座がかわるのは間違いないと思います。
ちいさなまとめ記事になりましたが、少しでもお役に立てていたら嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
付録: 参考図書
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