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創業記 番外編:凪15周年目前、SNS時代のコミュニケーションを考える

来週6月15日でラーメン凪は創業15周年。

コロナ禍の苦難を乗り越え、節目の年を迎えられることは、

日頃のお客様のご支持、
お取引先各位のサポート、
店舗で頑張ってくれるアルバイトさん、
そして僕の無茶振りに応えてくれる凪スピリッツジャパン社員のおかげである。

毎週更新の創業記もちょうど次回で開業なので、今週は一休みして今回はちょっと真面目なお話を。

現代のコミュニケーション

1人が接してグッドなコミュニケーションが取れるのが6人と言われている。
その昔のマクドナルドのマネジメント本でも、部下とコミュニケーションができる最大人数は6人だ!など言われていた時代があったほど。

SNSが発達した今でのこの数字は正しいのだろうか?

SNSの最大の問題は「事実」と「暗黙知」がいかようにも作り出せる為、あたかもそう思わせることが用意にできる点だ。

例えば、普段、家にほぼ閉じこもっていても、
出かけた時の様子ををアップし続ければ、それなりにアクティブなイメージを周囲に印象付けるだろう。

スマホひとつで素晴らしい景観を見せることなど数分足らずでできる。
今まで経験則から生まれていた暗黙知もそれらしく表現すると、巷にない情報だと信用されて、コンサルティングなどの情報商材になることだって簡単にある。

SNSが広がれば広がるほど、時にこの様な作られた情報の上で生きていく事になり、情報の正確性に時間を使うようになってしまう。
それが本当なのか?確認を取る時間とお金を使うようになってしまうのだ。

これをコミュニケーションに置き換えても、似ていることがある。

例えば、「おはようございます」という言葉はデジタルだと全く相手の様子を伺えない。
スタッフで前日まで普通に「おはようございます」と連絡して元気そうだったが、連絡取れなくなったと聞くことがたまにある。

そう、デジタルメッセージは読み取りの力がなければ相手の状態などを掴むことができない。コミュニケーションが取れていると言っても、一方的になりやすいのだ。
ゆえに、コミュニケーションがネット・SNSの発達で、取れている時と不安定になった時のロスも考えると画一的な6人というのは言えなくなってきた。

では何人なのか?
僕は6人を目安にはなるけれど、それはあくまでそれまで目安。
ただ今までの経験では、人数が多くなれば能力が高くないと難しいことがわかってきた。
僕にも直属の部下がいるのだけど、その人数が去年から倍増した。
結果、たくさんのコミュニケーションをとっていかねばならず苦労している。

ではどうしていくのか?

学校の教育などはスタイルを変えて、場所と時間の制約がなくなっていく。これは教会に行って、牧師やお寺のお坊さんのありがたいお話をいつでも誰もどこで聞くことができる可能性を広げてくれた。

学びたい人が学べるようにしていけばいいのだ。

なので、価値観の共有のやり方は大きく変わる可能性がある。
そこで教える、学ぶはだいぶやりやすくなる。
ベースとなる考え方を広げやすくなった分、大切なのはそこから実践や悩みにぶつかったときにどのように寄り添えるか?となる。
そこは個別にメッセージなどを通じて時に現場や動画を使ってやっていけばいい。
大切なのはメッセージするまでもない「たわいのない」ことだ。こればかりはリアルでやるしかない。飲みニケーションだ。古臭いけどこれはデジタルで超えることができない。


この6月で凪スピリッツジャパンは期末を終えるので、大きく組織変更をやる予定だ。
そこでは僕の能力に合わせて「烏合の集団」からの脱却をしたいと思っている。
ルールとスコアを明確にして「自立型」経営スタイルへ。
昔の日本と今のデジタル社会を合体させたようなイメージだ。
よりその点を強化して将来の社長を育てるイメージを持っていきたい。

育てるより勝手に育てだ。

来週の創業記はいよいよ凪開業!お楽しみに!


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