「食べログ」の評価の透明性

飲食店の評価というのは、様々な要素によって総合的に定まるものだと思う。

味、価格、接客、店構え、立地などなど。

そんな複雑な事象を、1つの「数字」で表そうと思ったら、混乱が生じるのは当然のこと。

どの要素を、どれくらい重んじるのかは、一通りに定まるものではないので。

様々なものを「データ」で表現しようとする現代社会ならではの問題だと感じた。

今後も同じような話は度々現れると思う。


例えば、自動運転。「トロッコ問題」のような状況になった時、自動運転車はどのような判断を下すのか。

そして、その判断の仕方は本当に開示されるべきなのだろうか。

「食べログ」の話は、飲食店にとっては極めて深刻だと思う。しかし、自動運転のように、人の命の重みを評価することは、更にセンシティブなテーマだと思う。

年齢、性別、人種、職業、収入など、人にまつわる様々な要素を総合的に判断して、「誰を轢くのか」決めざるを得なくなるのかもしれない。

そして、人はその判断の仕方を知った方が幸せなのだろうか。

これは、これから考えるべき問題だと思う。

「食べログ」の訴訟ニュースは、上記の理由により、興味深いと感じた。

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