「日本」という村社会
個人の心持ちの問題もあるかもしれないけど、どうしてもウェットな雰囲気を感じてしまう。
人間関係がややこしい。個々人がそれぞれ好きなことをやっていれば良いのに、あれこれと口出しをする。
足の引っ張り合いとでも言ったところか。
「自分はこんなに大変な思いをしているのに、お前だけ甘い蜜を吸いやがって!」。
いやいや、あなたの分の蜜もちゃんとありますよ。そもそも、(幸せを感じるものなどを含む広い意味での)資源は、取り合いではなく、新たに生み出し得るもの。
取り合いのゼロサムゲームだと思っている人は、どうも話が噛み合わない。
シニカルで、感じが悪い。心の底では、他人が失敗することを望んでいるのが透けて見える。
自分で努力して自分なりの幸福を追求するのではなく、他人を引きずり下ろして、相対的に自分が「上がった」かのような幻想を抱く。そう「幻想」。
「ウィンウィン(win-win)」という言葉を聞く機会が増えたけど、とても大事だと思う。
お互いの得になるようなものを考える方がクリエイティブで楽しいと思うし。
まあ、そんなことを言っても状況はすぐには変わらない。変わらないものについてどうこう言うのは、エネルギーの散逸かもしれない。そろそろ筆を置こう。