【第二回】ふるさとの全力プロ野球をあらためて考える(茨城アストロプラネッツのファンとして)
どうも。Satoshiです。
前回から、BCリーグにおける「ふるさとの全力プロ野球ってなんだ?」を考えていますが、やはりBCリーグの現在を見ると、球団毎の特色の違いは色濃く出ているように見受けられます。特に、私の応援する茨城アストロプラネッツは参入間もない球団ですが、チーム運営において面白い取り組みを続けているように思います。今回は、その点に着目していきます。
2019年に茨城アストロプラネッツがBCリーグに参入した時、私は勝手に茨城県出身の選手が多いのだろうと想像していました。それが「BCリーグ」の考える地域性だと思っていたからです。
実際、参入当初の茨城アストロプラネッツは監督コーチ含めて10名以上が茨城県出身。
少なくとも私は、それによる地元意識や地元愛が存在したと思っています。もちろん、それが全てとは思いませんが、そのような価値観は確かにあるということです。
しかし、2021シーズンはGMに色川冬馬氏を迎え、監督にジョニー・セリス氏、ヘッドコーチに松坂賢氏、ピッチングコーチ兼S&Cコーチに小山田拓夢氏と、首脳陣も一新。
元西武〜オリックスのカブレラ選手の息子、ラモン・カブレラを始め、元メジャーリーガーの獲得も大きなニュースとなっただけでなく、元オリオールズのダリエル・アルバレスをソフトバンクホークスへ、元パドレスのセサル・バルガスをオリックス・バファローズへ送り込みました。
さらに、大場駿太投手と中村泰成投手をオーステルハウト・ツインズ(オランダ)へ派遣した他、シーズン中にも濱矢廣大投手がベラクルス・イーグルス(メキシコ)へ移籍。
坂下空投手はアメリカの独立リーグ「エンパイアリーグ」へのテストを受ける為、多田亮佑内野手はアメリカのサマーリーグに参加する為退団しました。
以上のような動きから分かるように、これまで私の考えていた、「地域のプロ野球」「ふるさとの全力プロ野球」という考え方や概念は完全に崩れ、新たな概念が構築されるくらい、衝撃的だったことが思い出されます。
実際、これまでの日本の独立リーグの「常識」を次々と覆していったのではないでしょうか。(この常識という論点は議論の余地有りと思いますが、次回もう少し深掘りしたいと思います。)
当然、選手の退団等に関しては賛同の声ばかりではありませんでした。これまでの、「おらが村のプロ野球チーム」の価値観とは異なるもの(根本的な考え方は同じだとしても)その部分は一朝一夕に理解を得ることは難しいかもしれません。
しかし、NPBドラフトに指名された山中尭之外野手(オリックス・バファローズ)と大橋武尊外野手(横浜DeNAベイスターズ)や、これまでの戦績と比較した際の今シーズンの躍進は目を見張るものがあったことは確かだと思います。
少し、抽象的な話が多くなってしまい、まとまらなくなってしまいました。
次回は、もう少し今後の茨城アストロプラネッツについて考察しながら、今回述べた内容について深掘りしていこうと思います。
今回もお読みいただき、ありがとうございました。
ではまた。