東京ブラックホール|俺たちは諦めることに慣れすぎたんじゃないか|vol.138
GWも真っ只中
何も予定もなくひたすら仕事の明日からの連休
みなさまいかがお過ごしですか?
ロックスカンパニー久保田でございます
昨晩録画していたNHKの番組を見ました
東京ブラックホールという番組です
私が見たのはシリーズ3回目
主演の山田孝之さんが過去へタイムスリップする
半ドキュメント番組です
今回タイムスリップした時期は1989-1990年
いわゆるバブル真っ只中
日本パワーが世界一になり
世界中の企業時価総額ベスト50に
32社ランクインしていた時代
ベストテンのほとんどは日本企業
アップルもAmazonもまだ無かった時代
日本経済は株価4万円まであと少し
証券マンの誰もが日経平均株価10万円も
時間の問題ではないかと思っていたそうです
「24時間戦えますか?ジャパニーズビジネスマン」
当時流行語大賞にもなった言葉
日本人サラリーマンが家にも帰らず
カプセルホテルで寝泊まりし
明日のNO.1を目指していた時代です
もちろんお金持ちも半端ありません
1本数百万するシャンパンやワインが
バンバン空けられた時代でした
当時の人の心情はこんな感じでした
・お金がなくても全然もんだいない
・生活に不満や不安はない
・日本人が1番である
・何をやっても儲かる
中でも印象のシーンがありました
主演の山田孝之がさんの友人が
コツコツ貯めてきた400万円を株に投資し
自分の店を出すと夢を語ります
バブルが弾けるのがわかっている
未来から来た山田孝之さんは
ギターを担いで「歌で稼ごう!」と言い出します
歌った歌は「世界に一つだけの花」
♪〜NO.1にならなくてもいい
もともと特別なオンリーワン〜
それを聞いた友人はこう言います
「NO.1にならないなんてありえない!
人を踏んづけても追い越して1番にならなきゃ意味がない」
バブル真っ只中の当時の日本人の思考は
1番であり儲かることが当たり前に
なっていたわけです
景気絶頂の世の中何も不安がなく
働けば働いた分どんどん生活は良くなり
金は湯水のように湧き出てくる
当たり前のように人々はもっといい生活を求め
1番を目指していく社会の風が吹いていたのです
ドラマの中で
山田孝之さんはおもいます…….
「現代(2022年)の俺たちは
諦めることに慣れすぎてるんじゃないか…..」
この言葉は見ていた私の心に
どっしり乗っかってきました
景気やコロナ・世界情勢のせいにして
今は儲からないのはしょうがないとの諦めが
いつの間にか当たり前の世情になっていないか…
マスコミや世論から滲み出てくる弱気な気持ち
日本人のメンタルが1980年代とは
明らかに違うことに気付かされました
もちろんその後バブル崩壊を迎え
コンプライアンスを無視した人々は
景気と共に深い海に沈んでいきます
我々日本人は戦後から復興し
一度は考えられない有頂天を体験し
その後地獄のような不景気を迎え
30年余りの間弱々しくなっていたのかもしれません
今日本人として経営者として
どのようなメンタルを持って
立ち向かっていくべきなのか
とても考えさせられたNHKの番組
他の放送局やネットの中も
番組内容や言葉を変えるだけで
強い日本人精神を思い出させることが
できそうな気がします
私もこのブログで弱い言葉を吐かず
メンタル向上のために
今後は言葉に気をつけようと思った
5月の夜でした