戦国武将に学ぶコミュニケーション
IQよりEQが求められる時代
知識を教えるよりも、コミュ力を教える方が難しい
人の悩みごとの大半が人間関係。
仕事を辞める理由の多くが人間関係。
学力や記憶力、頭の良さを示すIQよりも、EQの方が社会的な成功に結びつきやすいという研究結果が出ています。
学力や記憶力などのIQに対して、 IQでは測れないコミュニケーション力や忍耐強、セルフコントロールなどを EQと呼びます。
現代社会においてコミュニケーションは非常に重要です。
人と接する仕事の方はなおさらですね。
私は採用する際、知識よりもコミュ力を重視しています。
コミュ力を教えるより、知識を教える方が簡単だからです。
伊達政宗の「五常訓」には見習うべきことが多くある
伊達政宗は、江戸時代初期に活躍した戦国大名であり、彼は「五常訓」と呼ばれる教えを残しました。
この教えは、「仁」「義」「礼」「智」「信」という五つの価値観を、適度なバランスで実践することが大切であると教えています。
これらの価値観は、現代社会でも重要視されており、バランスを保ちながら実践することで、高いコミュニケーション力を養うことができると言われています。
五常訓
仁に過ぎれば弱くなる
義に過ぎれば固くなる
礼に過ぎれば諂(へつら)いとなる
智に過ぎれば嘘をつく
信に過ぎれば損をする
仁に過ぎれば弱くなる
人を大切に思うことは大事ですが、行き過ぎると他人の為にも、自分為にもなりません。
義に過ぎれば固くなる
適度な柔軟性が必要であることを示しています。
正義や筋を通すことは大切ですが、そればかりに縛られると、物事に柔軟に対応できずに融通がきかなくなります。
礼に過ぎれば諂(へつら)いとなる
あなたの周りにいませんか?「すみません」が口癖の人。
礼を尽くすことは大事ですが、礼ばかりに気をつかうこと、また行き過ぎた礼は、相手に対して逆に失礼で嫌味になります。
智に過ぎれば嘘をつく
あまりにも頭脳明晰であることが、自分の都合に合わせて嘘をつくことにつながることを示しています。
知識や判断力は大切ですが、それを正しい形で活用することが重要ですね。
信に過ぎれば損をする
あまりにも相手の言葉を全て信じてしまうことが、自分自身や周りの人に損失をもたらすことを示しています。
何でもかんでも、他人の言うことを信じるのは危険です。
何事もバランスが大事
伊達政宗の五常訓は、何事もバランスが大切であることを教えています。
過度な執着や極端な考え方は、本来の目的とは逆の結果をもたらすことがあるため、バランスを保つ必要があります。
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