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主体性を持つ方法|これを知らないと主体性がないままです

西村です。


時にはセミナーに参加していただいた方から大きな気付き・ヒントを得られることがあります。


以前、太田さんという方がセミナーの懇親会に参加していたとき、こんな発言をされました。


「主体性がある人の方が、仕事やお金での成功や、心が喜びや感謝で満たされる精神的な幸福を実現していくのは早いですよね!」


確かに私も今までセミナーや個別の相談に乗る中で、うつから立ち直ったり、営業で表彰されるようになったり、副業で稼げるようになったりと、人生が好転していった方には共通点があることがわかっていました。


その共通点とは、以下です。


・失敗を怖がらず新しいことにチャレンジできる
・積極的に行動する
・自分の弱さを素直に認められる


なんとなく、そういう共通点があることはわかっていたんですが、冒頭の太田さんの発言で「人生がうまくいく人の共通点は『主体性』って表現がピッタリ!」だと気付かせてもらえました。


とはいえ、「『主体性』があれば人生が上手くいく!だから主体性を持とう!」っていきなり言われても、いまいちピンときませんし、実践しようにもどうすればいいかわかりませんよね。


そもそも主体性ってどういうものなのか、

自分には主体性がないのか、

主体性を持つにはどうしたらいいのか、

これまでに考えたこともないし、説明を受けたことのない方がほとんどです。


なので、この記事では主体性がある人・主体性がない人の例を挙げながら、わかりやすく解説していきます。


また、どのようにすれば主体性を持てるようになるのかもお伝えしていきます!


実際に『主体性』を身に付けることができた方からは、こんな報告が沢山ありました。


・営業で取引先から契約が取れた
・エンジニアとして社内調整をしつつ新しい技術を生み出すときも各所から協力を得られた
・プライベートでは友達から頼られるようになった


主体性とは何か?主体性があるとどう変われるか?具体的な主体性を持つ方法は?という疑問が解決しますよ。


最後まで読み終わったときには、あなたが『主体性』を身に付けることで、今まで感じていたストレスから解放され、これからの人生は心が軽く生きていけることにも気付けるでしょう。


それでは早速、お伝えしていきます!

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主体性とは?|主体性がある人とない人の反応の違い(実例)


まず、『主体性』という言葉の定義を調べてみると「主体的であること。そういう性質。」と書いてありますが・・・これだけで、よしわかった!とピンときたり実践できる方はそうそういませんよね。


なので私が「主体性とはどういうことか」を説明するときには、実際に主体性がある人や主体性がない人がしていた行動や反応についての具体例を伝えていくようにしています。


そうした具体例があると、「こういう行動や反応をしているうちは、主体性がないってことなんだな」「主体的に生きるってこんな感じなんだな。」といった感覚がつかめてきて、結果として主体性を持ってもらうことができるようになりました。


意味を知ったり理解すればいい、というわけではなく、『主体性を持つ』ことが目的なので、こうした感覚さえつかんでもらえればいいワケです。


では実際に、主体性がある人と主体性がない人の行動や反応について、私の身近にあった例をお伝えしていきます。


早速ですが、まずは私がセミナー受講生限定で情報配信をしているLINEグループで起こった、こんな例。


・誰かが「飲み会しよう!」というメッセージを送る⇒「いいねー!」「やろうやろう」といったリアクションはある⇛誰からも「幹事やるよ!」「いつにする?」といった発信がない⇛結局、飲み会の具体的な計画が立たない。


・「みんなでビジネスを加速させるアイディア思いついたんだけど、どうかな?」⇛「いいね!」「それができたら最高だね!」といった返信がある⇛まとめ役をやる人がいなくて、話が進まない。


楽しいことしたい!面白いアイディアはある!・・・だけど、まとめ役はやりたくないから誰かにやってほしい、といった状態でした。


そこで私は8000文字にもわたるメッセージを送りました。要約するとこんなメッセージです。


あなたは、仕事・ビジネスで成功したい!気の合う人とたくさん繋がり楽しい人間関係を増やしたい!人生を豊かに過ごしたい!と思っているからここに参加してくださっていると思います。
もしその目標や理想をより早く叶えたいなら、1つ1つの行動や発言に対してさらに責任感を持つと、目標や理想の実現が早くなります。
例えば、会社組織で仕事をするときって、責任の所在があやふやだとほとんど上手くいきませんよね(笑)
上司に仕事を指示されて、失敗したときに「仕事を実際にやったのはお前じゃん。」的な責任転嫁をされたら、ムカつきますしw
ですが、責任の所在が明確で、その人が責任を持ってやっているときほど、部下は仕事がしやすく、その仕事自体も上手くいきます。
「失敗しても俺が全責任を持つから、頼むわ。」そう責任の所在を明確にした上で仕事を任されたら、部下の立場なら「よしやるぞ!!」となりますよね。
そしたら仕事も上手くいくし、その部署の成果も出ます。
こんな感じで仕事も遊びも責任を持って進めることができたら、何でも上手くいくようになるし、楽しいことも増えていくはずです。
みんなで成功していくアイディアや楽しい企画をご提案いただいていたのは、このグループを良くしたいという気持ちがあるからこそだと思うので、本当に嬉しいです。
提案を出しては実現せずに消えていってしまう流れはもったいないと思うので、提案したらその案件は自分が責任を持って進める!って気持ちを持ってもらえると、さらに良くなっていけます!


このメッセージへの反応は、主体性がある人と主体性がない人で、大きく異なりました。


主体性がない人


主体性がない人からは、こんな反応が返ってきました。


・せっかく良かれと思っていろいろ提案したのに、責任感がないみたいなことを言われてショックでした。
・発言に責任を持っていなかったわけではなく、みんなと相談して決めていければと思っていただけなのに・・・。
・そんな風に言われるとは思いませんでした。


主体性がある人


そして、主体性がある人からは、こんな反応が返ってきました。


・会社の上司と部下の例え話を読んで、責任を自ら負える人ならいろいろなことが上手くいくよな、と感じました。
・今の自分が上手くいかない部分があるのは、まだ責任を負いきれていない部分があるんだなということにも気付けました。
・確かにこのグループでのご提案でも、もう少し責任感があったら楽しいことが実現していましたね。
・これからは責任を背負うことにもう少し繁人感になり、積極的に責任を背負ってみようと思います。
・気付かせていただきありがとうございました!


主体性がない人は


「私は何にも悪くない」「周りからも何も話がでなくて、進まなかっただけなのに・・・」


自分は何も変わりたくない、という拒否反応。

何かが上手くいかないときは、自分のせいじゃなくて、誰かが悪いんだって感じてしまうのでしょう。


逆に主体性がある人は


「私が責任感をもって行動すれば、自分の人生をもっと豊かなものにしていけるんだ!そして、それに気付かせるために厳しい言葉をかけてくれているんだろうな」


と、自分がダメな部分を素直に認められる。

そしてだめな部分を自分から変えていこうとする気持ちがあり、自分が変われば人生を豊かにできる!という想いがありました。


こうして具体例を挙げて、主体性がある人と主体性がない人を比べてみるとわかりやすいですよね。


主体性のある人の方が周りからのストレスを感じにくく、明るく楽しく過ごしていけて、人生を豊かにしていけます。


このような感じで、主体性についてのイメージがついていると、この後に解説する主体性を持つ方法も取り入れやすいですよ。


主体性と自主性の違いは


感覚的に主体性がイメージできたけど、国語辞書的な意味もしっかり知って理解を深めたい!という方のために、ここで解説しておきますね。


ただ、説明した通り、辞書などでは「主体性=主体的であること。そういう性質。」という説明しかありませんので、私が今までの体験で感じた違いを言語化していくことで説明していきます。


また、似たような言葉で「自主性」がありますが、「主体性」と「自主性」とは異なったものです。比較するとより理解も深まります。


主体性の国語辞書的な意味はどうでもいいや~って方は、この章は飛ばして、次の章に進んでくださいね。


では話を戻しまして、それぞれの言葉を一言で表すと、次のような表現になります。


・主体性=全体への強い責任感と変化
・自主性=ある決まっている一部のことに対しての積極性


主体性


主体性がある人は、良い意味で何が起きても自分の責任だと考えているんです。


私の友人の例を挙げて説明していきましょう。


飲食店で店員さんが友人の荷物に躓いて、その拍子に定員さんの持っていた水が友人の服にかかってしまいました。


そんなときも彼は「全然大丈夫ですよ、そんなところに荷物を置いた私も悪かったですしね。」と笑顔。


そして、店員さんがその場から離れると「定員さんが躓かないような荷物の置き場所ってどこだろう?」と考えている。


自分が店員さんのことも考えていれば、次に水をこぼされることはない、と自分を変えようとしていたのです。


1つ上の章で取り上げた事例でも、主体性のある人は「上手くいくかどうかは自分の責任で、自分が変われば上手くいく。」と捉えていましたね。


こんな感じで、『主体性とは全体への強い責任感を持ち、自ら変化していける性質のこと』だと言えます。


自主性


では、自主性がある人とはどんな人か。


例えば、小学生の頃、夏休みの宿題ってありましたよね。アレを毎日自分から進んでやる人。


他には、何かの係を任されて、その仕事を積極的にこなす人。


こんな感じで、自主性がある人とは『ある決められたことを積極的に行える』人です。


その結果どうなるか?上手くいかなかったときに自分の責任だと捉えるか?ということまでは、自主性の中には含まれていません。(自主性がある人が責任感がないというワケではないです。)


こんな感じで、主体性を自主性を比べてみていくと、共通点としては積極的に行動する点。


違いとしては、上手く行かなかったときに自分の責任だと捉えることができるか、そして自分の変化を起こそうとするかという点にあります。


主体性がない人の特徴|私が主体性がない頃、人生は嫌なこととストレスで満ち溢れていた


ここまで偉そうに、主体性がある人はストレスが減り仕事も人間関係も上手くいく!なんて語ってきましたが・・・実は以前の私も、主体性がない人でした。


主体性がない頃の私は、上司からちょっと訳のわからないことを言われると、すぐイライラ。

チームでやっている仕事では、仕事が遅い同僚がいるとムカムカ。連絡をしてもすぐに返信をくれない友達にはストレスを抱えてしまっていました。


そんな私が実践してきた主体性を持つ方法の1つに、主体性がない人の特徴・考え方をやらないようにする、というモノがあります。


ここでは参考に、主体性のない人だった以前の私の特徴を書き出していきましょう。


・自分で決断できない
・人をバカにし、自分を凄そうに見せる
・人を見下す
・なんで自分だけ上手くいかないの!?と思っている
・なんだかんだ自分は特別な存在だと思っている
・周りの意見に流される
・自分の意見はズバッと言えないのに他人の意見は即否定
・ミスや失敗を周りのせいにして責任から逃れる
・陰口を言っていても本人を目の前にすると何も言えない
・言われたことしかできない・やらない
・とにかく受け身
・遊びは「誘って~」しか言わない。
・幹事をやってみんなをまとめるなんて絶対にやらない
・リスクは徹底的に回避
・自分が負けそうな場所・苦手な場所には絶対に行かない
・実は自信や勇気が全くない
・「何して遊ぶ?」と聞かれたら「何でもいいよ!」と答える
・ちょっとした過去の栄光を何度も自慢する
・向上心がない
・やりたいことや夢がない
・嫉妬深い
・他人と比較して自分の優劣を決める
・「俺だって本気を出せばできるけどね」と思っている
・自分はもっと評価されるべき、と思っている
・毎日つまらない・退屈
・休日もつまらない・寝ているだけ
・生活費のために嫌々会社に行っている
・仕事はいかに手を抜くか?ばかり考えている


・・・自分で書いていて、自分のことを最低な人間だと感じて泣きたくなりました(笑)


主体性のないころの私は、こんな風に「人としてどうなの!?」と言いたくなってしまうような特徴を持っていたんです。


そして、自分の中で勝手にストレスを増やしてしまっていました。


この項目を見ながら「ヤバい、私も当てはまってる・・・」と感じた方も、全然大丈夫!


というか、まったく1つも当てはまらないなんて人はいないんじゃないでしょうか。


実は私も、まだいくつかは主体性のない人の特徴を持っている部分もありますから。


ですが、


これからあなたが主体性がある人になっていくには、まずはこうして主体性のない人の特徴をしっかりと抑えておくことが大切。


そして、少しずつ主体性の無い人の特徴を減らしていくことで、自然と主体性のある人になっていけます。


ここまで挙げてきた、主体性のない人の特徴を裏返すと、主体性を持つ方法が見えてくるんです。


例えば、
・自分で決断できない⇒自分で決断する
・自分の意見はズバッと言えないのに他人の意見は即否定⇒自分の意見をしっかり表明する
・ミスや失敗を周りのせいにして責任から逃れる⇒ミスや失敗を自分のせいだと素直に受け入れる


あなたが当てはまった、主体性のない人の特徴を裏返して行動に移すことができれば、自然と主体性のある人になっていくことができるんです。


ただ、人間は誰しも弱い部分がありますよね。


いくら主体性のある人になろうとして変わっていったとしても、時々責任から逃れたくなり、ミスや失敗を周りのせいにしてしまうこともあるかもしれません。


そんなときでも、「あっ、今の私のミスだったのに、●●さんのせいにして責任から逃げようとしちゃいました。本当にゴメンナサイ。」といったように、すぐに気づき、謝ることができれば、挽回ができます。


「あっ、この人素直でいい人だな。」とかえって好感をもってもらうこともできるでしょう。


自分の弱いところも理解し、認めることができ、周りに素直に謝れるようになれること。それも主体性のある人の特徴です。


主体性がある人の頭の中・考え方|主体性を持つと気持ちが楽に毎日が過ごせ、仕事も人間関係もストレスが大幅に減る


私が会社員の頃に、この人は主体性がすごい!と感じた出来事をお伝えしていきましょう。


私がOJTで新人指導をした柏谷くんの話です。


柏谷くんが部署に配属されて3か月程たった頃、そろそろ1つ仕事を任せてみるか、という話になりました。


彼は仕事に対して一生懸命で、ハキハキとしたキャラで物覚えの良さもあったので、1つの仕事を任せてやりきることで更に成長していけるだろうと思い、上司の意見に賛成。


私は新人指導という役割でしたが、あまり出すぎてしまって彼の成長を妨げてはいけないと思い、任せた仕事についてはできる限り教えすぎないようにしていました。


未熟ながらも一生懸命頑張って取り組む柏谷くんの姿は、先輩の私から見ても、ここまで頑張れるのはスゴイ!と思えるほど。


新人なのでちょっとした抜けやミスもありましたが、そんなことより自分が任された仕事だからと責任感を持って頑張る姿は清々しく感じました。


しかし、その仕事を上司にチェックしてもらうとき、事件が起こります。


上司は細かいミスもチェックし、多数の指摘を出し、そしてメチャクチャに柏谷くんを叱りました。

新人だろうがベテランだろうが仕事は仕事だし、最終的にはお客さんの手元に届くものだから、という考えがあり、厳しく指導を入れたのでしょう。


ちょっと新人にはキツイかなぁと思い、私から柏谷くんに「大丈夫?」と声を掛けてみたところ、彼からはこんな言葉が・・・


「厳しく言ってもらえてありがたいです。逆にこれから自分が完ぺきなモノを作っていけば評価してもらえるはずなので、そこ目指して頑張っていきます!」


といった感じで、素直に受け入れることができていて、上司からのキツイ指導にストレスを抱えていませんでした。


普通だったらいろんな言い訳もしたくなったり、「自分はこんなに頑張ったのに!」という思いになったりすることもあるのに、こんな風に言えるのは本当にスゴイなと、当時の私は感動。


といった感じで、主体性がある人は、自分が変わればもっと良くなっていける!という考えがとにかく強い。


周りに何を言われても「ありがたいアドバイスだな!」と思えたり、愚痴や攻撃的なことを言われても「自分にも悪いところがあったんだな。それに気付けて良かった。」と受け止めることができます。


上司ムカつく!という思考になりにくいので、仕事や人間関係のストレスも大幅に少ないことでしょう。


主体性を身に付けるということは、受け流す力も付くということです。


ストレス耐性が大幅に強くなり、変化していくうちに本当にストレスが感じる機会が少なくなっていきます。


人生がラクになる主体性を持つ方法


それでは最後に、具体的な『人生がラクになる主体性を持つ方法』をお伝えしていきましょう。


主体性はたった1つの考え方をマスターすることで、自然と身に付いてきますよ。


その考え方とは「自分がどう変われば(どう動けば)、上手くいくだろう?」と常に考えるということ。


「上手くいくだろう?」の部分は、場面に合わせて、置き換えていくとよいでしょう。


例えば
・自分がどう変われば(どう動けば)、周りの人が喜ぶだろう?
・自分がどう変われば(どう動けば)、友達が楽しんでくれるだろう?
・自分がどう変われば(どう動けば)、自分が満足できるだろう?


これまで紹介した主体性を持つ人たちは、共通してこの考え方を持っていました。


他にも紹介しきれなかった人も含めて、毎日を楽しく過ごしている人みんながこの考え方を採用していたんです。


ある人が言っていました。


「もういい大人なんだし、母親とか父親が自分が上手くいくようにサポートしてくれるわけでもないじゃん?大人なんだし自分の足で人生生きなきゃ!周りの人に自分の母親や父親の役割を期待して甘えてちゃダメだって(笑)」


あなたもこれから「自分がどう変われば(どう動けば)、●●できるか?」を考えていくと、ストレスも少なくなり、毎日が明るく楽しく過ごせる方向に変わっていきます。


最初から完璧にできなくても大丈夫ですよ。


1日に1回でも、2回でも。少しずつでいいので、「自分がどう変われば(どう動けば)、●●できるか?」を考える癖をつけることで、これから少しずつ変化が起こってくるハズ。


まとめ


ここまでお読みいただきありがとうございました。


今回の記事では、


主体性とは?|主体性がある人とない人の反応の違い(実例)
主体性と自主性の違いは
主体性がない人の特徴
主体性がある人の頭の中・考え方
人生がラクになる主体性を持つ方法


をお伝えしました。


まとめると、
「自分がどう変われば(どう動けば)、●●できるか?」を考える癖をつけると主体性が身に付く
ということでした。


あなたが主体性を身に付けて、今よりもっと明るく楽しく過ごせる人生を送れることを楽しみにしています。

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