〜7/28

男の人の、架空の子宮のなかには、想像の離島が、身ごもられていて、離島の雨季の水たまりは、地球からかけ離れている。


葉の揺らめきの、連続する過去と未来が、交互に織り成される振幅の微かさにも、いくつもの霊性が、群れているわかる。


時間が流れる、ということは幼い頃の突き指の、荒く施された治療だ。

比喩の皮膚で身体を覆い、言葉になる以前の妥協で、肺を満たせば自分を、湖底の高さにしても、後悔を染み込ませた水面に、圧迫されることがない。

いいなと思ったら応援しよう!