ジビエ zanngai
腐葉土のにおいの
アウフヘーベンを、早弁してから、午後の体育に備える
ンダバンダバ山とオドル
だれの、よだれでできた川だよ、これは、
みんなで、離島を出し合って、
しょうがね。山、と古井戸、が相談、をはじめる。
どことなく。山、
よだれ、垂らしながらおどり踊る、手筈、だと。
あらゆる。古井戸、が点対称、に模写、してほしい、と。
それぞれ、かかえる離島、を出し合って、火にくべ、そう、
島特有、の植物の亜種、を性器、のちかく、で見せ合わせ川に
体液、を流させる、老衰じゃ川、の水が綺麗にならんから離島、のだれか、が死ぬように祈、れんーで狐、
が川、の神経を、逆撫でするそう、するうちに砂鉄が愉快、になっていくって、子どもの述語、倒置法、の野生、の。
ここからここ、は山火事、だから
でそろそろ木々、が直喩、もうざって、んだごて、
家畜どもは冗談をいわねぇからきらいだ
てめえのアキレス腱をすすんで糞垂の鉈仕事のメーに差し出そうとはそんなに他人の草、はみてえのんか、ってええ、
森、はいつもの虚言癖。架空の結実はかりあい、孕んだ牛、が砂から這い出、て森の奥、では子宮、がぬくい、
いとこ、の呼吸で、舌だしておめ、いましばらく人、でありてごっちゃそろそろ馬、に内臓、を蹴られろっちゃ、
木々、が裸足、で歩く時間、がおとずれる痣の分、だけ異性、を借りて夕暮れにはじめて他人、の骨をなぞることができるとはね
まー詩をかくことすらなんともじれってぇのさ
鼻に抜けいちもつ尖
らせるのもめんどくせいっそまだ
所有格、の少ないそれな
らば月が、便器だほーれ、軽い狐、がもうほかのあれ、さ
がしてる季節の移ろいはえごどなは、
おめこんワラスコ、どごのだっけが、おだってはあおだって
、おお、金井どこんバッヂこおめほれ、射精(だ)せ、んダせ、今日、鹿肉をくった
鹿の、水辺と
鹿の、落葉を踏み締めた音と
鹿の、土手を駆ける軽やかさを
食った
ゆるされなさが、かんたんに消化されていく
猪肉を食った
猪の、腐葉土のにおいの月経と出産と
猪の、ウリ坊に寄り添う温さと
猪の、子を守るための狂気を
食った
日常の外側が、からだに積もった
雨のかたまりで、内臓を殴られる
バクテリアが、豊かに実る直腸の
アウフヘーベンを、早弁してから、午後の体育に備える
ンダバンダバ山とオドル