ナシ婚という呼び名
個人的にナシ婚という呼び名がどーにもこーにも気に入らない。
【ナシ婚】結婚(入籍)はするが、挙式や披露宴を全く行わないことを意味して用いられている語。
【婚】夫婦の縁を結ぶ。縁組をする。よめいり。むことり。
婚はしているので、ナシ式やナシ宴が正解ではないのか。
言葉を正確に扱えば、【ナシ × 婚(夫婦の縁を結ぶ。縁組をする。よめいり。むことり。)】は婚姻届を出していれば、縁を結んでいるのでナシ婚は法的には婚姻届を出していない夫婦が該当するのではないか。もっと言えば、お互いが認めれば、法問わずナシ婚は存在しないはずだ。
ブライダル業界では年間約60万組婚姻届を出しているが30万組しか結婚式をしていない。半分なんです!!!が謳い文句でもある。
これは結婚式披露宴を生業にしている人から見た時の口実で正確には挙式のみ、親族のみの会食、フォトウエディング、海外挙式、、、、色々含めると実際に婚姻届を出した約80%が儀式を行っている。全くの非実施は約20%になる。
儀式は価値観なのだから、80%が結婚式を行っていると僕は解釈している。
社会が多様化多様性となっているのだから、それもそれでいいのではないか。あくまでビジネス側視点で顧客視点ではない。確かにナシ婚層がとりこめるのであればさらなる巨大マーケットにはなる。何かのキッカケで結婚式を挙げようとなれば過去挙式披露宴を挙げてない組数も顧客に成り得るので30万組×過去一定期間の年数+その年の30万組となる。
グダグダ言ってはいるが、僕もフローリストとしても、花ノ結婚式屋というプロデュースブランドを作った側面からしても結婚式は素晴らしいことには一点の曇りもないことは確信している。これは間違いない。
ただ個人的には結婚式をしたい人に向けてのサービスをもっと研ぎ澄ましていきたい。あくまでアリ婚向けにデザインとサービスをクリエイティブに変えていく。それでオセロをひっくり返していく。
今やりたいことだ。
ちなみに僕たちは写真婚式と呼んでいるサービスを作った。
こっそりと 花 × 写真 × 映像 のブランド【IN MY LIFE】を立ち上げた。写真婚式はその中のサービスの一つだ。とても良いので時間があれば見てほしい。
その中で行ったサブストーリー。プロポーズ。
ナシ婚と叫ぶよりも
アリの人へ向けたサービスを見直し、時代に寄り添っていく。