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XAUUSD(GOLD) 今週の戦略 8/15 - 19
8月の第二週は、前半ドル安の流れが継続、10日(水)米のCPIが前月比予想の-0.2%が0.0%の発表を受け、インフレ交代の観測から週後半はドル高で推移した。
しかし、XAUUSD(GOLD)は、このドル高の傾向を物ともせず、豪ドルの強さも後押しとなり、強い上昇トレンドを継続して先週を終了した。
今週は、17日に7月開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨が公表予定であり、来週の25~27日で開催されるジャクソンホール会議を前にどのように値動きが推移するかが要注目となりそうです。
16日(火) 15:00 RBA金融政策委員会議事要旨
15:00 英 失業保険申請件数
17日(水) 15:00 英 消費者物価指数(CPI)
21:30 米 小売売上高 (前月比)
18日(木) 03:00 米 FOMC議事要旨
18:00 ユーロ 消費者物価指数(CPI)
21:30 米 失業保険申請件数
先週のXAUUSD(GOLD)の振り返り
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想定値動きのパターン①で週始めは推移した。
到達想定価格の1790.42に到達した後、週足レベルの底値圏上値の1783.58をサポートとして上昇を継続。
ウエッジ又は三尊のチャートパターンをイメージしていたため、月足の20EMAと引き直して1時間レベルのチャネル上値を目安として高止まりからの逆張りショートを戦略とした。
10日のCPIでの上昇からの下降まではイメージできていたが、その後の値動きの推移はウエッジや三尊ではなくボックスレンジになったため、12日の上昇はイメージできなかった。
まだ固執した思考でチャートを観察している傾向があるので、常にブルとベアの視点からポイントとなる価格帯を設定し、そこでのプライスアクションで判断することを徹底していきたい。
今週(8/15 - 19)のXAUUSD(GOLD)
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【事実確認】
・月足レベル底値圏下値1770.82付近をサポートとして上昇。週足レベルの
下降チャネルライン上値まで上昇後反発し、上髭の短い陽線で確定。
【環境認識】
・下降トレンド第4波形成中(上昇)
レジスタンスとして意識されていた下降第1波の下値1786.61付近の上で確定したため、第3波の下降の起点となった価格1814.30付近までの上昇の可能性がでてきた。
現状の波動が、週足レベルの下降チャネルに抑えられ、調整局面へ移行するか、上方向にブレイクし、1814.30付近まで上昇するかを下位の足で確認、考察していく。
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【事実確認】
・月曜日:陽線⇒火曜日:コマ足⇒水曜日:ピンバーと推移。
・木曜日のローソク足が、下記2点の要因からコマ足陰線で確定。
① 水曜日のピンバー下値の下で確定できなかった。
② 月足(週足)レベルの底値圏上値サポート。
・木曜日のローソク足の確定要因から週足下降チャネル上値付近まで
上昇し、ほぼ丸坊主で確定した。
【環境認識】
上昇第1波形成中
『トレーディングレンジ』
上段:1807.85 - 1821.00 10日CPI高値 - 波動エネルギー最大値
中段:1783.58 - 1807.85 週足底値圏上値 - 10日CPI高値(現在1801.37)
下段:1770.37 - 1783.58 8日下値 - 週足底値圏上値
日足(週足?)レベルでの天井圏を形成中。
通常の波動エネルギーは10日のCPI高値付近で完了しているが、
① 10日のローソク足がほぼ丸坊主で確定していること。
② 波動エネルギーの最大値が1821.00付近まである。
上記2点から、上窓開けからのオーバーシュート/エキスパンションも
充分に考えられる状況である。
下位の足においては、設定したトレーディングレンジを基準として、レンジ間でのレジスタンスやサポートの要因となり得る根拠を考察していく。
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【環境認識】
上昇トレンド第5波形成中
『トレーディングレンジ』
上段:1807.85 - 1821.00 10日CPI高値 - 波動エネルギー最大値
中段:1783.58 - 1807.85 週足底値圏上値 - 10日CPI高値(現在1801.37)
下段:1770.37 - 1783.58 8日下値 - 週足底値圏上値
4時間足では、トレーディングレンジ中段の1783.58 - 1807.85の価格帯は
4時間波動の第3波の高値と第4波の下値に該当するため、このトレーディングレンジを中心に考察する。
【チャート分析】
・現在の価格は、トレーディングレンジの天井圏上値の価格付近。
・Fibo76.4%は一般的な第5波の完成価格付近である。
・1803.00付近が直近のボーダー価格となっている。
・1783.58付近を下方向にブレイクするまでは「上目線」継続。
『レジスタンス』
・日足レベルの下降チャネル上値付近
・週足レベルの下降チャネル上値付近
・10日CPI高値1807.85付近
・月足20EMA
『サポート』
・1790.42付近(トレーディングレンジ底値付近)
・1時間レベル上昇チャネル下値ライン(2-4ライン)
『チャートパターン』
1時間レベル上昇チャネル下値ラインと日足レベルの下降チャネル上値付近でのペナントパターン(三角持ち合い)を形成する可能性あり。
【トレード戦略】
現在の価格がトレーディングレンジの天井圏上値の価格付近であるため、
上昇波動の推移をチャート分析でのレジスタンスに対して、どのようにプライスアクションをするかを注視していく。(様子見)
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【チャート分析】
・上昇5波動完成後、第3波の高値と第4波の下値のレンジ
(トレンドレス)状態。
・短期波動(15分足)は上昇第3波形成中
・直近の上昇波動は若干エネルギーを残している状態。(1803.00付近)
・1時間レベルの上昇チャネル下値を下方向にブレイクするまでは
「上目線」継続。
【トレード戦略】
上昇継続しても高止まり調整段階でも、どちらも考えられる局面。
15日月曜日のニューヨークまでは基本的に波動の推移を観察する。
【モメンタム】
・移動平均線(各時間足 20SMA 以下ミドルMA)と現在値の位置関係
週足ミドルMA
月足ミドルMA
現在値(1801.73付近)
1時間ミドルMA
4時間ミドルMA
日足ミドルMA ※価格の高い位置から順
・ボリンジャーバンドからの現在値
日足ボリンジャーバンド:+1σ~+2σ(上昇傾向)
4時間足ボリンジャーバンド:+2σ~+3σ(強い上昇傾向)
『 全体の考察まとめ 』
週足(長期):「下目線」
日足(中期):「上目線」
4時間足(短中期):「上目線」
1時間足(短期):「上目線」(トレンドレス)
現在が日足上昇波動の天井圏形成である蓋然性が高いため、
日足で設定したトレーディングレンジにおいてのプライスアクションから、
「レンジ内張り」戦略での短期トレードを狙っていく。