XAUUSD(GOLD) 今週の戦略 11/14 - 11/18
先週の相場は大きな転換点を迎えた１週間となりました。
８日(火)には米中間選挙では、共和党有利との状況から、民主党が掲げる投資家への課税案が成立しないのではという見解により株価は上昇、それに伴い米ドルは売り戻される展開になりました。
そして、１０日(木)には米消費者物価指数(CPI)が、市場予想に対し良い数値を示したことから、これまでの利上げによりインフレが抑制されているとの見解から、大きく米ドルが売り戻される展開になりました。
しかし、１２月のFOMCでは利上げのペースは鈍化するものの、更なる利上げが予定されている状況においては、現在の金利水準（米10年国債金利3.85%）を維持することは現実的ではないように思われます。
なので、今回の米ドル売りは大きく上昇した米ドルの調整と観て、今週からの相場に取り組んでいこうと思います。
【今週の重要経済指標】
11/15(火) 8:50 日 国内総生産(GDP)
22:30 米 生産者物価指数
11/16(水) 16:00 英 消費者物価指数(CPI)
22:30 米 小売売上高
11/17(木) 9:30 豪 雇用統計
19:00 欧 消費者物価指数(CPI)
22:30 米 フィラデルフィア連銀製造業景気指数
先週のXAUUSD（GOLD）の振り返り
ファンダメンタルの要因が大きかったためか、想定していた調整幅を形成せず、米ドル安の流れから強い上昇となった。
ファンダメンタルが強い状況では、波動の形成プロセスより、意識されている価格帯、つまりレジスタンスとサポートが強く意識される傾向にある。
トレーディングレンジの設定とレジサポの認識は、相場と合致していたと思われる。しかし、ブレイクアウトの値動きが早く、上手く乗ることができなかった点が今後の課題である。
XAUUSD（GOLD）今週のトレード戦略
【 背景／事実確認 】
・月足修正b波の第1波が発生、形成中。
・2‐4ラインを明確に上方向にブレイク。
・戻り高値1735.09を上方向にブレイクし「上目線」へ転換。
・現在、月足レンジの天井圏ボーダーゾーン78.6%付近。
・直上に1785.57と下降チャネル上限値のレジスタンスあり。
・目標到達価格は、月足レンジ上限値の1807.88。
・最終目標価格は、ダブルボトムＥ値200%の1841,60付近。
【 背景／事実確認 】
・アンダーシュートレンジを上方向に明確にブレイクし、スラスト上昇。
・現在値が週足レンジブレイクの127.4%付近。
・直近上昇波動のN値/Ｅ値を達成している。
・週足レベルのダブルボトム、ネックラインを上方向に明確にブレイクした
ため、「上目線」継続。
・直上に月足ミドルMAが下りてきている。
【 チャート考察 】
・ファンダメンタル要因で急騰したチャートの到達目標を分析考察。
①現在値付近の1770.00
②週足下降チャネル上限値付近の1780.00
③5月の安値付近の1786.64
④月足レンジ上限値付近の1807.88
下位足の分析とプライスアクション、チャートパターンで判断していく。
ロング勢の利確が入ったローソク足の確定ではないので、週明けは再度の
上昇する蓋然性が高いと観ている。
・反転下降からの押し目のポイントは、
①週足レンジ上限付近の1735.09
②日足ダブルトップのネックライン価格付近の1727.73
【チャート考察】
・上昇第１波のN値/Ｅ値を達成しており、オーバーシュートの状況。
・日足/４時間足のレジスタンスが重なる価格帯1772.70付近で反発。
・現在の価格からの反転ならば、高値をつけた押し目価格1755.16を
明確に下方向にブレイクするまでは、「上目線」継続。
【トレード戦略】
・エクスパンションでの上昇余地があるため、天井圏を形成するまでは
静観する。
【 トレーディングレンジ設定 】
＜最上段＞
上値：1807.88付近（８月高値）
下値：1788.65付近
＜上段＞
上値：1788.65付近
下値：1772.37付近
＜中段上＞
上値：1772.37付近
現在値：1769.83
下値：1755.43付近
＜中段下＞
上値：1755.43付近
下値：1735.0付近（週足レンジ上限価格）
＜ニュートラルゾーン＞
上値：1735.0付近（週足レンジ上限価格）
下値：1729.38付近（ダブルボトム ネックライン）
＜下段＞
上値：1729.38付近（ダブルボトム ネックライン）
下値：1707.10付近（天井圏ボーダー価格）
＜天井圏ボーダーゾーン＞
上値：1707.10付近
下値：1702.10付近
＜最下段＞
上値：1702.10付近（天井圏ボーダー価格）
下値：1680.87付近（7/21安値）
【チャート考察】
・4時間足での考察により、天井圏を形成するまでは「静観」する。
・現在の価格で反転するのであれば、ピンクのボーダーゾーン価格
（1752.72付近 - 1755.43付近）を明確に下へブレイクしてからの
戻りを狙っていきたい。
【モメンタム】
・移動平均線（各時間足 20SMA 以下ミドルMA）と現在値の位置関係
※価格の高い位置から順
月足ミドルMA
現在値（1769,83付近）
週足ミドルMA
１時間ミドルMA
４時間ミドルMA
日足ミドルMA
・ボリンジャーバンドからの現在値
日足ボリンジャーバンド：＋３σブレイク（強い上昇トレンド発生局面）
４時間足ボリンジャーバンド：＋２σ～＋３σ（強い上昇トレンド中）
『 全体の考察まとめ 』
週足（長期）：「上目線」（トレンドレス）
日足（中期）：「上目線」（トレンドレス）
４時間足（短中期）：「上目線」（上昇第３波終焉期？）
１時間足（短期）：「上目線」（上昇第３波終焉期？）
【エリオット波動考察】
月足：修正b波を形成中。
週足：レンジブレイク局面。
日足：上昇第１波形成中。
４時間足：上昇波動第３波終焉期。
１時間足：上昇第３波終焉期。
【フラクタル波動サイクルの指針】
４時間足 ⇒ １時間足 ⇒ 15分足
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