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XAUUSD(GOLD) 今週の戦略 9/12 - 9/16
先週は、ECB欧州の政策金利の発表を控え、ドル高の状況に変化が出るのかが注目であった。結果0.75ベーシスポイントの利上げとなり、今までで最大の利上げ幅となった。インフレ抑制が最大の目的としながら、ラガルド総裁は記者会見で継続的な利上げに関しては消極的な内容を示したことから、一端の反発はみせたものの、ドル高の流れを止めるような流れにはまだなっていない。
今週は、米消費者物価指数が13日、米生産者物価指数が14日、米メジャーSQが16日に控えており、週前半は方向感が出にくい状況も考慮しておがねばならない。
あと、今週は英の経済指標が多く控えているので、英ポンドは要注目の週となるであろう。
【今週の重要経済指標】
13日(火) 15:00 英雇用統計
21:30 米消費者物価指数(CPI)
14日(水) 15:00 英消費者物価指数(CPI)
21:30 米生産者物価指数
15日(木) 20:00 英政策金利発表
21:30 米フィラデルフィア連銀製造業景況指数
16日(金) 米メジャーSQ
先週のXAUUSD(GOLD)の振り返り
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週1本目の4時間足が包み陽線で確定したことから、4時間足戻り高値までの上昇を形成。大きな陽線で確定したが、月足レベルの上昇ラインと4時間足戻り高値のレジスタンスが強く、9/1の安値付近まで下落した。
ECB政策金利が大幅な利上げを発表したことから、反発上昇するも、4時間足戻り高値付近のレジスタンスから方向感のないレンジ局面で先週は終了した。
波動のシナリオイメージは良い点もあったが、セットアップとトリガーの設定とプライスアクション(主に横軸)のリズムが合いにくく、利を伸ばすことができなかった2つの場面であった。
トレードルールに波動のサイクルによって、保持する時間を設定しているが、保持時間が経過し、決済後に巡行するという不甲斐ないトレードが週始め5日の上昇波動と、9日の下降波動の場面がその2回である。
結果的に利を伸ばせた状況であったが、検証から逆の展開も時間的な経過から可能性があったので、ルール通りできたことを良しとする。
XAUUSD(GOLD)今週のトレード戦略
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【事実確認】
W1:2週前の下髭陰線にはらまれたコマ足の陽線で確定。
W2:2週前の安値を更新できず、反発上昇。
【環境認識】
・2週前高安値でのレンジ局面。
・先週高値(1729.43付近)を上方向にブレイクするまでは「下目線継続」
・ダブルボトムのチャートパターン(未完成)
・月足切り上げライン(サポート)
週足下降チャネル上限ライン(レジスタンス)
・月足底値圏(9.0~14.6%)
週足底値圏最上部(72.6%)での現在値の状況。
・週足レベルの下降波動第2波を形成中。
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【事実確認】
D1:8/22の安値(1727.70付近)で3回上昇を抑えられている。
D2:9/2の高値(1717.94付近)がネックラインとして機能している。
D3:9/8陰線の高安値ではらまれている。
D4:9/6・7・8の上髭の状況から戻り売り(ショート)勢の優勢。
【環境認識】
・8/25の高値(1765.43付近)をラス戻り高値、9/3の安値(1688.78付近)を
下値とした「トレンドレス」局面。現在値は推進圏下部38.2%付近。
9/2の高値(1717.94付近)はネックライン。
・日足下降波動第4波と第5波のレンジ状況。
・8/22の安値(1727.70付近)を上方向にブレイクするまでは「下目線」継
続。
・8/25~9/1までの下降波動の戻り売り勢力と月足切り上げラインの価格帯
を底とした買い勢力の拮抗状況。
・8/25~9/1までの下降波動のFibo50%が8/22の安値(1727.70付近)である
ことから、戻り売り勢力最初の防衛ライン価格に設定。
・9/2の高値(1717.94付近)がネックラインとして機能し、その下の価格で
先週が確定していることから、下値を試す値動きになる蓋然性が高い。
・9/8の安値(1704.20付近)は、2020年6月の急騰起点価格であり、直近の
上昇波動の押し目となっていることから、サポートとして機能していると
判断。買い勢力の最初の防衛ライン価格に設定。
【トレーディングレンジ設定】
<レンジ最上段>
上値:1740.44(8/25の高値)
下値:8/22の安値(1727.70付近)
<レンジ上段>
上値:8/22の安値(1727.70付近)
下値:9/2の高値(1717.94付近)※ネックライン
<レンジ中段>
上値:9/2の高値(1717.94付近)※ネックライン
下値:9/8の安値(1704.20付近)※2020年6月の急騰起点価格
<レンジ下段>
上値:9/8の安値(1704.20付近)※2020年6月の急騰起点価格
下値:9/1の安値(1688.78付近)
<レンジ最下段>
上値:9/1の安値(1688.78付近)
下値:7/21の安値(1680.84付近)
![](https://assets.st-note.com/img/1662875267229-CcRg4bvLbx.png?width=1200)
【環境認識】
・4時間下降波動第4波と第5波での「レンジ(トレンドレス)」局面。
現在値は天井圏ボーダー価格帯(72.6~76.4%)ゾーン。
・直近の下髭ピンバーの安値は、7/27の上昇起点価格(1711.41付近)、
直近上昇の切り上げライン、2-4ラインと3つが重複する価格帯である
ため、4時間足でのサポート価格と設定する。
【トレーディングレンジ設定】
基本は日足で設定したトレーディンレンジに準ずることとする。
<レンジ上段>
上値:8/31の高値(1726.47付近)
下値:9/2の高値(1717.94付近)※ネックライン
<レンジ中段上部>
上値:9/2の高値(1717.94付近)※ネックライン
下値:7/22の安値(1711.41付近)
<レンジ中段下部>
上値:7/22の安値(1711.41付近)
下値:2020年6月急騰起点価格(1704.20付近)
<レンジ下段>
上値:2020年6月急騰起点価格(1704.20付近)
下値:8月の終値(1696.46付近)
【トレード戦略】
日足・4時間足で設定したレジスタンス&サポートに到達から、
1時間足ローソク足確定を「セットアップ」として、15分足でのチャートパターン(ダブルトップ・ダブルボトム等)で上げ止まりや下げ止まりを確認後、ネックラインブレイクからエントリーを試みる。
尚、利確ポイントは直近の状況と波動エネルギーから判断、設定する。
【モメンタム】
・移動平均線(各時間足 20SMA 以下ミドルMA)と現在値の位置関係
※価格の高い位置から順
月足ミドルMA
週足ミドルMA
日足ミドルMA
現在値(1717.43付近)
1時間ミドルMA
4時間ミドルMA
・ボリンジャーバンドからの現在値
日足ボリンジャーバンド:-1σ~ミドル(-1σとミドルのデッドクロス)
※トレンド転換の予兆となる場合が多い。
4時間足ボリンジャーバンド:ミドル~+1σ(レンジ上段)
『 全体の考察まとめ 』
週足(長期):「下目線」(中段保ち合い)
日足(中期):「下目線」(トレンドレス)
4時間足(短中期):「下目線」(トレンドレス)
1時間足(短期):「上目線」
【エリオット波動考察】
月足:修正a波形成中(下降傾向)
週足:下降第2波形成中(調整波動トレンドレス)
日足:下降第4波と第5波でのレンジ
4時間足:下降第4波と第5波でのレンジ
1時間足:上昇第3-2波形成中(中段保ち合い)