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優先順位を意識したら、物事がシンプルになった話

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今日のお話は「優先順位を意識すると物事がシンプルになりますよ」というお話をします。優先順位を意識して物事を進めている方、いろいろなものを判断している方、いらっしゃると思います。やはり、優先順位を意識すること、優先順位を意識について考えることはすごく大事だというお話をします。

私は、日頃、物事を判断するときに、優先順位はすごく大事にしています。日々の仕事にかかわらず、プライベートでも優先順位はすごく意識しています。生き方、人生においても、優先順位はすごく重要視しています。

優先順位を意識すると物事がシンプルになります。例えば、やりたいことやタスク、やらなければいけないことなど、そういうことは、日々、生きていると、一つだけということはなかなかないと思います。「あれもやりたいし、これもやりたいし」とか、「あれもやらなきゃいけないし、これもやらなきゃいけないし」とか、複数あると思います。

優先順位を意識せずに、目についたものからやっていたり、気が向いたものからやったりしていると、やらなければいけないことが後回しになっていたり、やらなければいけない範囲ができていなかったり、期限に間に合わなかったり、そういうことになってしまいます。あとは、そもそも、やりたいことややらなければいけないことがごっちゃになって、自分の目の前にあるという状況になってしまうと思います。それをちゃんと整理して、どれからやったら良いのか、どれからやっていくのかを決めます。その判断基準として大事なのが優先順位だと思います。

マルチタスクという言葉がありますが、私個人の見解・認識では、マルチタスクは無理だと思っています。もちろん、それが何をもってマルチタスクと言うのかということもあります。例えば、A、B、Cというタスクがあります。これを同時進行で進めることをマルチタスクと言うのであれば、マルチタスクは可能かなと思います。例えば、それぞれについて、自分でやらなくても、他人に任せられるところは任せたりすることによって、同時進行で物事を進めていくことができると思います。

ただし、A、B、C、それぞれのタスクを一人の人間が同時にやるということをマルチタスクと言うなら、それは無理だと思います。例えば、A、B、Cというスライドの三つの資料をつくらなければいけないというときに、その三つの資料を同時に同じタイミングで一緒につくることができるかといったら、それは無理ですよね。パワーポイントでスライドをつくるにしても、同時に三つのスライドをつくることはできないと思います。コンマ何秒の間に同時にやるということは無理です。

また、一人の人間が、同時に、意識的に考えられることは、私は一つしかないと思っています。同時に二つも三つも同じことを頭の中で考えるということは、考えているようで考えていないと思います。

よくあるのは、スリの人やメンタリストと言われる人たちが、何かをやるときに、対象の人の意識を別のことにそらして、その間に何か他のことをするということがあると思います。見たことがあると思います。それも、同時に一つのことしか意識できない、考えられないということだと思います。

もし、仮に、複数のことを考えられているのであれば、意識をそらされたとしても、他のことに意識が奪われることがありません。そういうことに引っかからない、できないと思います。意識をそらされると、そちらに意識がいくということは、同時、同じタイミング、一つの瞬間的に、一つのことしか考えられないということだと思っています。

だからこそ、私は、優先順位をはっきりさせてやらないと、一つのことしかできないと思っています。だから、限りある時間、1日24時間、限りある人生の中で、物事をどう進めていかないといけないかということです。

そう考えると、大事なことは、最優先事項は何なのかを意識することです。物事を進めていくとき、何かに取り組むときに、最優先事項は何かということは強く意識して、それが意識づけられていれば、それを忘れることがなければ、ぶれずにゴールにたどり着くことができると思います。最優先事項が別のものにすり替わっちゃったり、最優先事項が何なのか忘れちゃったりすると、よくある、手段が目的になっちゃったり、目的地がすり替わっちゃったりします。

優先事項が大事だということの見方を変えてみます。結局、人間というのは、優先事項で物事を決めていると思います。「こういうことをしたいんです!」と口にしていても、行動が伴っていないということはよくあると思います。私もあります。「こういう習慣をつけたい」「体脂肪率を下げたい」「ゴルフがうまくなりたい」と言いながらもそれができていないときは、結局、それに対しての優先度が低いということです。だから、行動が伴わないんです。本当に習慣にしたければ、その優先度を上げるしかありません。毎日の生活の中での優先順位を上げるしかないと思います。

分かりやすい例を挙げます。日々、生活をしている中で、いろいろなやりたいことや、やらなければいけないことが出てきました。例えば、家族や大切な人に何かがあったとします。事故に遭って病院に運ばれて手術を受けているということが起こったときに、皆さんはどうしますか? 家族や恋人、大切な人が病院に運ばれて緊急の手術を受けているときに、他にもいろいろな用事があると思います。会議に出なければいけないとか、仕事をしなければいけないとか、買い物に行かなければいけないとか、やらなければいけないことがいろいろとあると思います。私だったら、いろいろな用事を差し置いてでも、病院に駆けつけると思います。それは、緊急度が高いからです。つまり、最優先事項がボンと生じたからです。

このように、優先順位が高いものが生じると、それを優先的に行うため、優先事項が高いものに取り組むということもあります。結局、今、話したように、緊急性が高い優先事項というものでなければ、やらなかったり、後回しになったりするんです。

分かりやすい話をします。「食事に行きましょうよ」と誘ったり、「この仕事をお願いしたいんだけど」とお願いをしたりしたときに、「ごめんなさい。今、ちょっと忙しくて」「ごめんなさい。今、ちょっと手が空いていなくて」と断られることがあると思います。断られるということは、相手にとっては、お願いをしている自分自身が、そこまで緊急性が高いものではないし、重要度も高くないということです。つまり、優先順位が高くないということの裏返しだと思います。

考えてみてください。皆さんにとって、すごく大切な人に何かお願いをされたときに、そのお願い事を後回しにするでしょうか。すごくお世話になっている人や、大事な人からお願いをされたときに、それを後回しにするでしょうか。やはり、それは、優先度が高いということで、すぐに行動をしますよね。このように、人は、物事を決めるときに、無意識的に優先順位をつけています。

こういう話をすると、『七つの習慣』という本を読んだことのある方であれば、重要度と緊急度の四つに分けた図を思い浮かべる方もいらっしゃると思います。これもそうです。今、話している中で「緊急度が高い」「重要度が高い」という言葉を使いましたけれども、重要度や緊急度が高いものは、最優先事項です。

逆に、緊急度も低いし、重要度も低いものは、優先度的にはほぼないものに近しいですよね。重要度や緊急度がどれくらい高いのかということで考えてみると、優先順位がつけやすくなると思います。

優先順位を意識をしていろいろなものを見てみると、物事や日々の生活はけっこうシンプルになったりしますし、対人関係、自分のやりたいこと、やらなければいけないことも、すごくシンプルに分かり、判断できるようになります。「自分にとって、この優先順位は低いんだな」「この人にとっては、これは優先順位は高いのか、低いのか」ということが見えてきます。何かやりたいことがあるときに「それは本当にやりたいことなんだろうか」ということも、自分にとって優先順位がどれくらい高いのか、低いのかということも見えてきます。

だから、私は、仕事においても、遊びにおいても、生き方や価値観においても「自分にとっての優先度はどのくらい高いのか」ということを意識するようにしています。そうすると、いろいろなやりたいことがスムーズにやれたり、やらなければいけないことがスムーズに進めていけたりします。

今回は「優先順位を意識すると物事がシンプルになりますよ」「私はシンプルになりましたよ」というお話でした。


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