就活で平均年収とその考え方
企業の平均年収。就活生の時に一度は見るだろう。
わたしはお金に興味がない。お金よりやりがいやホワイトさ。という人は少なくない。
しかし、本当に年収を気にせず企業選びをしても良いのか。
今回は、年収よりホワイトさややりがいを重視したいと言ってる方々に最後の警鐘を鳴らす。なお、本記事は企業選びを年収以外ですることに否定する気なはく、最後は個人の裁量だ。その上で、本当に年収を気にしなくて大丈夫?と最後の確認をしてほしい。
1.そもそも大手でブラックなどほとんどない
平均年収が高い金融や商社、広告などは長時間労働、サービス残業、上司との嫌な飲み会などブラックだと思ってないか。しかし、安心して欲しい。2022年には大手企業でブラックな環境はほぼない。2010年代の働き方改革、コロナによる変革がそれをもたらした。わたしは金融機関に務めているが金融機関というと、支店飲み会、上司からの詰め、長時間労働などが連想される。しかし、ほとんどない。自分がミスをしてしまって怒られることはあるが、それは自分の責任であって理不尽な詰めを食らったことは一度もない。残業も1分単位で申請可能だ。友人の話を聞いても、2022年において理不尽に怒られる、サービス残業、長時間労働は大手企業においてはないと思っていい。ブラックだから高年収だと思っているのなら、見当違いだ。
2.周りの友人が自分より稼いでいて耐えられる?
大手企業=高年収ではない。年収はサラリーマンである限り、あなたが優秀かどうかではなく、あなたがどの業界にいて、何年目かで決まる。例えば、大手金融機関。30歳1,000万円ほどだ。これは社員が優秀だからでなく、普通に働いていれば昇給する。一方、30歳年収600万円の会社。これは、あなたがどんなに優秀でも30歳600万円だ。同じ時間働いて、同じように辛い気持ちや苦しい気持ちを味わっているのに年収400万円も違う。これは結構悔しいことだ。わたしだったら悔しい。なぜ大学で友人だったあいつより年収が半分なんだ。同じ時間働いて、同じように働くことに辛さや苦しさを感じているのに、なぜ400万円も違うんだ。10年働いたら家一軒分だ。では、30歳1,000万円の企業と30歳600万円の企業で就職するときの難易度が圧倒的に違うかというと、そうでもない。同じ難しい面接を突破しなければならない。まず、受けるか受けないか。これが大きな分かれ目だ。
わたしは就活当時に、どの企業が何歳でいくらもらえるのか徹底的に調べた。そして、企業選びをした。それは周りの友人に30歳、40歳になった時に給料が少ないことは耐えられないだろうと感じたからだ。実際に、それで企業選びをして間違っていたと思ったことは一度たりともない。起業すれば400万円なんて紙くず、サラリーマンでいる限り搾取される側。副業すればいいじゃん。そう思っているあなたは起業や副業をして年収1,000万円稼げるのか。少なくともわたしはそんなにリスクを取れないし、自信もない。一部の脱サラして輝いている人のように簡単になれると思ったら大間違いだ。
3.やりたい仕事はあるか
皆さんはやりたい仕事はあるか。車が大好きでトヨタ!!食品が好きで森永や明治、ロッテ!家電やシステムに関わりたくて富士通に!そんな人は少ないはずだ。そもそもそういった自分の軸がしっかりしている人は、年収という概念で就活を考えもしないだろう。しかし、就活する日東駒専から早慶旧帝大ぐらいの方々で絶対にこの仕事!と思っている人は2割もいないのではないか。なんとなく就活して、受かったところに就職する人がほとんど。少なくとも慶應法の学生ははモテそうだから総合商社!広告!金融!ウェイウェイ!と騒いでいた。人間はそんなものだ。結局、年収、ネームバリュー、モテそうか。そこに尽きる。そして、実際に金融・広告・商社あたりに行けば30歳で1,000万円以上もらえてモテる。それが就活というゲームだ。それを勝ち取るために皆血眼になって就活をする。だからと言って、30歳年収1,000万円の企業に入るのがとてつもなく難しいかといえばそうでもない。平均年収が600万円の会社とそこまで難易度に差はない。
4.友人が40歳時に倍以上の年収で耐えらえるか?
最後に胸に手を当てて考えてほしい。今あなたが仲良くしている友達が、40歳になった時に自分の倍以上の年収で悔しくないか、憤りや不条理を感じないか。同じ時間働いて、同じ辛さや苦しみを抱えているのに倍以上の年収でも我慢できるか。我慢できるなら年収は気にしなくて良い。普通の人はサラリーマン。サラリーマンとして生きる以上年収はあなたが優秀かどうかではなく、あなたがどの業界にいって、どの年齢かで決まる。大学時代に友達で、同じぐらいの頭の良さだったのに、40歳で1,500万円と750万円なんてのはよくある。業界、企業選択。サラリーマンとして生きるなら、十分留意して就職活動をしてほしい。
やりたいことがある人。そのまま突き進んで欲しい。私は新入社員の時、月10万円で暮らしていた。それが苦痛だったかと全く思わなかった。むしろ、いかに節約するかを楽しんでいた。十分、幸せに生きていけた。結局は、自分が満足して生きられるか。そこに尽きる。
最後に、30歳年収1,000万円企業の具体例を掲載する。やりたいことが特にないのなら、下記の企業がおすすめだ。
https://note.com/satoshi_azu/n/nc84259eb0b78
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