【スノーボード通訳】November / ARTISTE 154w 24-25 レビュー
『え、最近のツインて、こんなに踏み込めて切れるんですね。』
近頃はめっきりパウダーボード、フルツインのボードに乗ったのは十数年ぶり、、
最近のフリースタイル事情もキャッチアップしようと思い、フラッグシップと名高いARTISTEを試乗した感想がこちらでした。
時間の都合で1本しか滑れず、全然引き出せなかった残念。
まず見た目から。フリースタイル感の溢れるグラフィック、こういうのはカッコいい、悪いではないのよ。
「俺ももういい歳だしさ」と、単色にしてみたり木目調にしてみたりと、変に大人ぶったパウダーボードとは違うわけです。
This is Snowboarding
ワイドサイズにしてみたため、幅は見慣れたパウダーボードと同じ感覚。ノーマルサイズを見て、スノーボードってあんなに細かったっけ、と思ってしまった。
圧雪のゲレンデ、フルツインとは思えないくらいターンが切れる。ディレクショナルのボードと比べても遜色ない。接雪長と有効エッジのバランスとれていて、グリップも操作性も良い。
オーリーのかけやすさから感じるテールの長さ、存在感、、頼れるテール!
ノーズが短く感じるので違和感あるけど、これがツインチップ。
壁遊びも楽しい。当て込み系、オーリー系どちらもバランスが良い。ここでもテールの長さを感じるが、それもまたツイン板の味わいがある。
フルツインなので、言うまでもなくスイッチスタンスが安定する。スイッチでこんなに乗れてたっけ?と自分が上手くなったような感覚。
そして、短めのパーク板だからこそ感じるスイングウェイトは軽さ!軽さは正義!
フレックスは柔らかめだが反発も感じられる、これくらい柔らかい方が気兼ねなく乗れる。すごく扱いやすい。
と思いつつも、長く乗っていると飽きてきてしまうかもしれない。素直というか、自分の滑りに合わせてくれるボードという印象を受けた。
いわゆるクセのあるボードだと、自分から滑りを合わせていくことでの発見があったりする。自分の場合、それが楽しさでもある。
ARTISTEも、もう少し乗ってみれば違う良さ、発見も感じられるのかもしれない。
ワイドサイズは初めて乗ってみたが、ならではの安定感があって好印象。普段パウダーボードに乗っている勢としては違和感は感じない。パウダーでも浮いてくれそうな印象、とくにワイドサイズはけっこう浮力あるのでは?
ツリーラン、中緩斜面のパウダーなら浮遊感を十分楽しめるんじゃないかと感じたが、乗れないため不明。
有名なボードなだけあって、色々な評判を後から聞きました。
柔らかすぎる、70点(当たり障りないまずまずという意味)の板とも言われているようですが、個人的にはもう少し点を上げても良いのでは?85点くらい、と思いました。
従来のオールラウンドフリースタイルモデルというと、ものすごく中途半端な乗り心地だったけど、プロダクトとしての全方向への進化を感じました。
フルツインにはロマンがありますね。。滑ってると、だんだん飛びたくなる、、回したくなる、、
眠っているフリースタイル魂を起こす効果もあるのかもしれない。
This is Snowboarding‼️
Novemberさん、Doggyさん、ありがとうございました