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いくらの水曜日

水曜日はノー残業デーってみんなで決めたじゃん・・・
ここ数日は20〜22時ごろまで働いていてややお疲れ気味だったので、残業原則禁止の今日こそはとっとと帰ろうと意気込んでいた。のに、結局18時という微妙な時間で退社。定時が17:15なので45分というなんとも残業申請しづらい微妙な時間を犠牲にする。チリツモで見えない空白の残業が溜まっていく…

今日のこと。
朝起きてスマホを見ると、北海道に住む友人からイクラの塩漬けに挑戦した旨のLINEが入っていた。
北海道のスーパーには生筋子が売っているらしく、その手の人は自家製のオリジナルイクラを作るようだ。赤くて、つぶつぶしていて、輝いている。イクラのおにぎりとか見るとちょっと高いけど買っちゃうことあるな。最近食べてないし俺も久しぶりに食べたいな。

帰宅途中、特に深い意味はなくGoogleでイクラについて調べていた。
イクラの語源はロシア語。「Икра」と読みます!
広く魚の卵という意味で、キャビアとかも含まれるそう。
調べていると、日本だとイクラは鮭や鱒の卵という意味なので、日本語の方が厳密に線引きされていることがわかった。ただ広義の意味でのイクラと狭義のイクラがあるそう。
ざっくりいうと、漁業関係の人が使うイクラは狭義の意味。つまり、「ほぐした秋鮭卵」のこと。鱒の卵はイクラじゃないと。なぜかというと鱒の卵は秋鮭のと比べて3割ほど安価で、現場で意味をごちゃまぜにしてしまうとトラブルに繋がるから。

へーって思った!

そのほかにも関連して鮭について知った。
・鮭は産卵のため生まれ故郷に戻ってくるあいだ食事を取らず、役目を終えるとしぬ
・鮭は実際には白身魚。オキアミやエビなど甲殻類に含まれる「アスタキサンチン」が体内に残り、それが身を赤くする
・そして、その赤色は卵へと移り、紫外線を防ぐ防御としての機能を発揮する
・日本産の鮭はほぼ養殖。あえて赤い色素で加工して見栄えを良くする例もある
・なぜ、鮭はめちゃくちゃ離れた生まれ故郷に戻れるのか→以下、各説①太陽の位置から現在の場所を把握している、②川の匂いを覚えている、③海水温の変動を感じ取っている
・きほんてき鮭は水深60メートルの深さで海を泳いでいる
などなど

一生をかけて何千キロを旅する鮭たちは必死の思いで川を登り、熊から逃げ延び、生まれ故郷へと帰っていく。しかしそこで産んだ赤い卵は人間に奪われ、そのまんま北海道のスーパーに陳列される。

魚も大変だねえ。。。

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