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料理モノが好き!

料理漫画やアニメ、ドラマが大好きです。だって、美味しそうなんだもん!作品は、様々な方法で美味しさを伝えようとしてきます。その点おまかせください。僕にはバッチリつたわっています。ちょろいんで。漫画・アニメはリアル映像と違って気兼ねなく楽しめるので特に大好きです。

食戟のソーマ

言わずとしれた名作。料理対決×学園モノの決定版です。定食屋の息子として育った主人公。じつは父親は知る人ぞ知る料理人で、いつの間にか英才教育を受けていたという設定。スパルタでしられる超難関の料理学校へ入学させられます。そこでの争いはすべて「食戟」という名の料理対決によって、決着されるというルールがあったのでした。学園トップをねらう主人公の運命やいかに!

美味しい料理を味わうと、無駄に服が弾け飛ふリアクション。ということは当然、ムフフなお色気シーンもでてきます。軟派な作品と思いきや、料理作品としての内容はしっかりしています。世界の料理を得意とするキャラクター達と勝負することになり、料理のうんちくも詳しく解説されます。「料理の味もわからぬやつら」みたいな傲慢な悪役に対して、定食屋スタンスな主人公というありがちな構図。しかしながら、文字通り定食屋の定食のように、飽きさせない安心感があります。

焼き立て!!ジャぱん

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2003年のコミックですが、これも実に美味しそうな作品です。新潟の米どころに住む主人公は、子供の時食べたパンの美味しさに魅せられます。やがて大手ベーカリーチェーンの門をたたく。彼には、ご飯よりも美味しい「ジャぱん」を作るという夢があったのです。

料理がパン限定にもかかわらず、全く飽きさせません。イギリスパンやフランスパンはあるのに、日本には国の名前がつくパンがない。だったら作ればいい。主人公が独学で作り続けてきたパンには「ジャぱん34号」や、「ジャぱん60号」といった名前がつけられています。「よしそれなら、ジャぱん○○号でいく!」と言い放ちますが、読者も登場人物も出来上がるまでわからず、翻弄されてしまいます。

主人公は「ジャぱんをつくりたいだけなのじゃあ」と常々口にしているのに対して、周囲の勝ち負けや利益といった価値観がとても対照的で、すれちがいが見どころです。美味しさのリアクションも、ダジャレかかった小芝居が演出されて、ぶっ飛びます。アニメは今見ても痛快です。間違いなく美味しいパンが食べたくなります。

料理作品の魅力

中華一番も美味しんぼも、ザ・シェフも将太の寿司も、食いしん坊!も居酒屋のぶも、深夜食堂もクッキングパパも、どれも比べられないほど魅力的です。料理のうんちくなら「美味しんぼ」かなあとか、「ザ・シェフ」は料理物ブラックジャックだよなあとか、美味しそうというだけじゃなく勉強にもなります。人間関係が絡んでくるのもドラマチックで好きですし、「異世界モノ」は登場人物が実に美味しそうに料理食べています。どうやら、僕には食べ物漫画の好き嫌いはないようです(笑)

実際には料理を食べに行ったり、自分で凝った料理はほとんどしません。それだけに、描かれる世界が魅力的に映るのかもし得れません。よくよく考えてみると、手のこんだ料理をゆっくり楽しむというのは、なかなか贅沢なものです。ささやかではありますが、そんな贅沢をちょっとだけ味見させてくれる、料理作品が僕は大好きです。


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