それは相談じゃない(笑)
「それはどういうことなんだろう」といつも考えています。癖のようなものです。他人の話をついつい「相談」として聞いてしまうのはそのせいかもしれません。
話をひととおり聞いてから「つまりそれって…こうするのがいいんじゃない?…」と応じてしまうわけです。
しかし、そもそもそれは相談じゃないんです。
はい…(反省)
「これこれこうなんだが、どう思う?」
と聞かれても、まだ相談じゃありません。
どう思うか聞きたいだけで、どっちかというと共感を求められている場合が多いのです。
はい…(再反省)
「実は相談があるんだけど」
と、切り出された場合はじゃあ相談なのかというと、これも往々にして見当外れです。相談とは限りません。
(!?)はい…?(反省?)
屁理屈ですが、人はそもそも「相談したい」のではなくて「自分で決めたい」と考えているものです。いやいや、自分は「相談する派」だという人もいると思います。やっぱり屁理屈かもしれませんが、どれだけの人に相談したとしても決めるのは自分です。つまり、自分で決めたいのであって、人の意見にしたがうわけではないのです。実際には他人の考えを参考にしたり、意見に左右されたとしてもです。
つまり、相手の話(なかでも相談を装った話)なんてものは、「ふーん」と聞いて「そうそうわかるー」と応じるのが正解なのかもしれないということです。場合によっては共感98%、自分の体験1%、自分の感想1%くらいが適解かもしれません。それくらいの感覚でいても、相談3割くらいにはなってしまいがちです。
他人の話とは要するに、
それは相談じゃない(笑)
ってことです。
はい…(深く反省)
こころあたりありませんかねえ(笑)