イーサリアムからビットコインSVへ。
安心、安全、私たちが求めているものはどのように保証されているのでしょうか?
データ、食べ物、パスワード...
例えばですが、これから多くの企業や自治体がペーパーレスへの道を進み、データをインターネット上で管理する時代が来るでしょう。実際に総務省も行政のデジタル化について議論を始めています。
https://www.soumu.go.jp/main_content/000659407.pdf
データをクラウドに保存するメリットはいくつもあるでしょう。どこにいてもアクセスできる、紙の消費を抑えることができるなどの強みがあります。
ただ、もしそのデータが改ざんされたり、ハッキングされたりしたらどうしますか?
クラウドが安全と言えますか?
メリットに隠れたデメリットはあまり語られません。
そんな不安な世の中に現れた一筋の光「ビットコインSV」。
データの発生時から現在、そして未来もずっと情報が保管され、世界中のどこからでもアクセスでき、誰も改ざんすることはできません。世界中のシステムがより安全に、安心して使えるようになる。
ビットコインSVにはその力があります。
今回はNoteSVを開発されている株式会社ChainBowにNoteSV(https://note.sv/)を開発するに至った経緯や、イーサリアムからビットコインSVに移られた理由などをお聞きしました。
株式会社ChainBowは、ブロックチェーン製品の企画・開発・運営・コンサルティング、トークン技術、トレーサビリティクラウドサービスを提供している会社です。
NoteSVは、株式会社ChainBowのブロックチェーン製品で、ビットコインSV上のセキュアノートおよびパスワード管理アプリです。
日本が世界に誇るビットコインSVを扱う会社です。今回のインタビューから多くのことを学べると思います。
• なぜNoteSVを開発しようと思ったのですか?
最初は他のプロジェクトでブロックチェーン技術が必要だったので、ビットコインSVのサンプルコードを書いて、ブロックチェーン上のデータCRUD(Create生成、Read読み取り、Update更新、Delete削除)を実現しました。昨年1月にコロナと貿易戦争が始まり、誰もが身をもって危険を感じてたと思います。そのようなことが起きたため、テクノロジーをやっている私たちに何ができるだろうかと考えました。中央集権化型サービスは中断される可能性がありますので、ビットコインの分散化、セキュリティー、特にSet in Stone(変更不能)、プロトコルの共通認識を変えることなく、コロナ時代に適していることが明白です。書いたサンプルを製品化することにして、4月に第一版を出してから、どんどんアップグレードしていきました。
• 現在取り掛かっている企業向けプロジェクトについて少し教えて頂けますか?
NoteSVが開発されると、企業から問い合わせが来るようになり、我々はNoteSVの技術、すなわちブロックチェーン上のCRUDよりデータベースの操作と同じようにサポートすることをお客様にアピールするようになりました。主な問い合わせ先は、金融、物流、医療系のシステム開発会社です。最終的なニーズは、銀行や保険会社、貸付会社などが多いです。融資を行う銀行や貸付会社が、融資を必要とする個人、農家、中小企業の信用を心配し、生産や販売、物流の過程をトレースできるようにすることです。弊社はPOC段階の試験品だけではなく、優れた技術や実際に使えるビジネスサービスを提供しています。
• CUTPについて簡単に教えて頂けますか?
CUTPはsCryptチームが開発したコンセプトモデルUTP(UTXO Token Protocol)をベースにした製品レベルのプロトコルです。ビットコイン上でトークンが実現できない問題を解決し、トークンの権限や義務などの法的問題も解決します。技術的には第1層のプロトコルであり、マイナーが安全性を保証します、さらに、トークンの発行では、発行者が発行コイン数をコントロールします。したがって、制御可能なレイヤー1プロトコルです。
• トークン化できることよって社会がどのように変化すると思われますか?
インターネットの発達により、国や地域をまたいで送金できるデジタル通貨が主流となっています。ビットコインSVは世界初の本格的なデジタル通貨です。中国のDCEPやFacebook社のLibra / Diemの数年先を行っています。ビットコインSVが通貨であれば、トークンはビットコインSVを使って何かを購入した証拠になります。チケット、ポイント、クーポン、著作権証明書、株券、領収書、納税証明書などです。現在、社会に広く存在する有価証券はデジタル化されています。ビットコインSVは単なる通貨ではなく、証明書の発行も兼ねています。さらに、円、ドル、人民元などの一部の法貨もビットコインSVネットワーク上で発行することができます。開発の難易度、安全性、コストは他のブロックチェーンに比べてはるかに優れています。インターネット経済の発展の原動力は「取引コストの削減」であることがわかっています。有価証券がトークン化されると、取引コストが大幅に削減されます。これまでは、有価証券の発行や取引のために、複雑なシステムや組織的な規制制度を設計する必要がありましたが、ブロックチェーン技術がもたらした公正さ、改ざん不可の特性のため、このような費用がなくなります。限界費用ゼロ社会に貢献します。
・何故イーサリアムからビットコインSVに移ったのですか?
イーサリアムは、多くのブロックチェーン技術者が最初に手にしたプログラム可能なブロックチェーンです。ビットコインは、ビットコインCore(Bitcoin Core Team)の下でさまざまな制約があり、さまざまな場面で利用できないため、イーサリアムが唯一の選択肢を提供してくれます。
しかし、イーサリアムの技術モデルは、従来のアカウントモデルに基づいており、使うことはできますが、コンピュータサイエンスの観点から見れば、多くの問題があります。2020年2月にビットコインSVがビットコインCore追加の各種制限を解除し、ビットコインが再生され、ビットコインホワイトペーパーに書いたプロトコルに戻りました。ビジネスにも応用できる状態に戻りました。もっと多くの技術者がビットコインSV上でシステムを構築、応用できるようになるでしょう。
・実際に開発するにあたって、1番難しいことはなんですか?
ビットコインCoreの制約のため、ビットコインをベースとしたシステムやアプリケーションの開発は長年停滞していました。ビットコインSVが復活してからは、基本的な基盤サービスが不足しています。しかし、それは一番難しいことではありません。テクノロジーには常に解決策があります。最も難しいのは、収入や投資がないのまま製品を開発することです。プログラマーを雇うことも、マーケティング担当者を雇うこともできません。イーサリアムの開発が盛んなのは、大量の投資が入ってきているためであり、その開発は社会的に貢献できるかどうかにもかかわらず、富を生み出す効果があります。ビットコインSVでは、0から1への開発で投資家の関心は低いです。やはりPeter Thiel氏の書いた 「Zero to One」は一番難しいです。
・2020年に感じた手応えと、2021年の予定を教えて下さい。
2020年にビットコインが復活すると、NoteSVに代表される製品は、OP_RETURNをベースにした技術が非常に発展しています。2021年には「スクリプト(scrypt)」の時代が到来し、トークンをはじめとするさまざまな関連製品が飛躍的に成長するでしょう。弊社は2021年にはトークン対応のウォレットをリリースする予定です。また、積極的にパートナーを探し、企業や自治体、官公庁に提案し、ビットコインのブロックチェーン技術がより多くの人々、社会に貢献することを期待しています。
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