機動戦士ガンダムZZを観たよ
ガンダムに触れてから多分20年近く、何故かずーーーっと避けてきたZZを観る時がきた。何故ならガンダムFCに入ったから。
大学くらいに観ようとして最序盤でギブしたので、こんどはきちんと視聴しよう。中盤以降は面白いって聞くし…。
深い考察とか無い感想です。固有名詞とか設定とか間違えてたらごめんね。
そもそも何故観ていなかったのか
だって、Zのあの雰囲気からの「アニメじゃない!!」だよ?ええっ…てなるじゃん。んでコメディ路線とかヤザンの扱いとかええっ…ってなるじゃん。
そんな訳で3.4話くらい観てギブアップしてたんだけど、ガノタの知り合いにこの事話すと基本怒られるんだよね。「苦しいのは最初だけだ、いいから最後まで観ろ」「ZZ観ずにUC観てんじゃねーよ」「低収入」「ヲタク」「カス」。
そんな罵詈雑言を一生言われ続ける人生は今日で卒業、きっと明日はブランニューデイ。
江戸っ子「ブランニューでい!」
??
好きな話
・33話〜37話
この辺で漸くアーガマ組頑張れ!と思えてきた。腐敗した組織とそれに歯向かう主人公みたいな構図が好きなので、33話の連邦士官が呑気にワイン飲んでるところとかニコニコしながら観ちゃった。
この4話でハヤトとプルの2名が戦死。グッと来たのがハヤトが討たれた直後のシーンで、ZZが海上のドダイに乗るシーンがあるんだけど、ZZが着地する時に水飛沫が上がってそこに虹が掛かるんだよね。
普通人が死んだ後に綺麗な虹のシーンとか入れないじゃん。急に雨が降ったりとかそんな陰鬱な感じにするとかならわかるけど、敢えてプラスのイメージが強い虹を描くって…。多分「雨はいつか上がって虹が架かるんだよ」みたいな前向きなメッセージじゃないよな…。
いたずらに人が死ぬ中でも当たり前のように綺麗な虹が架かる、センチメンタリズムなんか関係ないある種の戦争の虚しさを感じてしまった。
…以上。
いろいろと
「子どもはみんなニュータイプ!見せてやろうじゃないの!大人たちにさ!」←いいよね…
作品の雰囲気がかなりポップで、メインキャラのジャンク屋組誰も死なないんだろうな〜と安心して観れた。実際誰も死ななかったし。ただポップ過ぎだろ、ダブリンあたりまで本当にキツかった。メドローア!
プルが戦死するのは知ってたけど、思いの外壮絶な最期だったんだね。ボロボロのキュベレイで戦闘するシーン、めちゃグッときた。
「帰ってきて良かった…強い子に会えて…」←この台詞好きすぎて。帰ってきて良かったとまで言わせるジュドーよ…。
今作のブライトさんやばくない??特にネェル・アーガマから降りるくだりは「ちょっと…」って感じ。それだけ子どもたち(ニュータイプ)の可能性を信じてるって事なんだろうけど…。
後半もっと掘り下げて欲しかったな〜。量産型キュベレイの活躍とかもっと観たかったし。アクシズ組あっさり死んじゃったし。カッコ良かったけどね。タイガーバウムの話要らなかったよな…女装して潜入するのってFF7なら序盤のイベントだぞ…。
正直「雑〜」って感じる話が多かった。僕向きじゃないな〜という印象です。
ただ、いつまでも戦争を終わらせられない大人達に対して次世代が一泡吹かせるって構図は痛快。初代やZになかったエンタメ性があるなとは思う。
「時代を作るのは老人ではない」を体現していて、大人になった今じゃなくて中学生くらいの時に観ていたらもっと違う感想を抱けてたかもな〜。
ただ、最後のブライトさんを殴るシーン、あのやり場の無い怒りを無意味とわかりながらもぶつけるシーンはめちゃくちゃ好きです。