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韓国語学堂申請方法〜エージェントを通して申請した私が感じるメリット・デメリット〜

この記事では、エージェントを通して語学堂に入学申請をした一連の流れをお伝えします。2024年3月から延世大学の語学堂に留学しているため、延世大学語学堂に関わる情報を中心にお届けします。もちろん、他語学堂に通づることも多くありますので、以下に当てはまる方は是非ご覧ください!
エージェントを利用するのは実際のところどうなのか?という視点でも書いていますので参考になれば幸いです。


💁‍♀️こんな方におすすめ

  • 語学堂留学の準備を控えている方

  • 絶賛留学準備中の方

  • 延世大学の語学堂に興味のある方

  • エージェントに依頼するか検討中の方

💡このnoteでわかること 

  • エージェントを通すメリット・デメリット

  • 語学堂の入学受付時期

  • 入学申請時に必要な申請書類

  • 入学申請の流れ(申請方法など詳細)

  • 発生費用とかかった日数


【申請準備の前に】エージェントを利用するか、自分で全てやるかを決める

結論からお伝えすると、延世大学語学堂に関してはエージェントを利用しなくても入学申請はできるけど、私の場合はエージェントを利用してよかったと感じています。

まず、エージェントを利用してよかったと思う理由は三つあります。

  • 自分以外にも経験値のある人が確認してくれているという安心感

  • 希望する語学堂に適した情報や、入学申請以外の留学に関わる情報も説明してもらえる(入学申請後の流れや必要になってくる手続きのことなども)

  • 日本国内でのやり取りだけを自分で行えば、入学申請書類の確認や語学堂への送付、授業料等の送金や語学堂公式サイトからの会員登録まで、入学申請に関わる学校とのやりとりは全て対応してもらえる

反対に、利用しなくても良いかもと感じた理由は三つあります。

  • 延世大学語学堂には日本人学生(これから入学予定の方も含め)向けの専用質問メールアドレスがあり対応がとても早い&丁寧

  • 全てやってくれるわけではなくあくまでエージェントはサポートなので、基本は自分で調べて進めることが多い

  • 自分で申請している方のほうが入学申請から入学許可が出るまでの進みが早い(延世の場合)

ソウルにある他語学堂を含め、実際に一人で申請された方の情報もネット上にはたくさんあるので、実際に入学申請で何が必要なのかをこの後ご覧いただいてから、エージェントに依頼するかどうか決めていただくと、さらに良いのではと思います!

人それぞれ置かれている状況や性格も異なりますので、良いな!と感じるポイントによって依頼するか否かが決まると思います。どちらも良い選択だけど自分にはどちらが合うかな?という視点でご覧ください(^^)


【申請準備①】入学希望の語学堂の入学受付期間を確認する

語学堂の多くは1年を四つの学期に分けて授業を設定しています。何学期通うかやどの学期から通うかは学生の自由です。延世大学の語学堂は、3月から始まる春学期、6月からの夏学期、9月からの秋学期、12月からの冬学期という形で授業が進んでいます。延世は、開講日の“1ヶ月半程前”に入学登録(授業料入金)が締め切られます。入学申請は、春学期は開講日の4ヶ月前の上旬頃から、その他は開講日の3ヶ月前の上旬頃から始まります。

詳細は延世大学語学堂公式サイト(こちら)をチェック!

延世大学韓国語学堂公式サイト 正規コースページ

他大学の語学堂を申請した方の情報も見てみると、だいたいみなさん同じくらいか、延世より少し早いスケジュールで進んでいるようでした。情報は更新され変更になる場合もあるので、“申し込み受付と同時に申請したいのであれば”、
入学したい学期の開講日から数えて5ヶ月前(春学期以外は4ヶ月前)に語学堂公式サイトを一度確認した方が良いと心配性な私は思います。
少し早いと感じる方もいらっしゃると思いますが、2025年の計画も既に出ているようなので、一度公式サイトをご確認いただくのがおすすめです(^^)


【申請準備②】入学書類準備・申請

語学堂の入学申請期間を確認した後は、早速準備に取り掛かります。延世大学語学堂の2024年春学期入学申請に必要だったものは以下五つ。

  1. 卒業証明書(和文または英文)とアポスティーユ

  2. 銀行の残高証明書

  3. エッセイ(日本語可)

  4. パスポートの顔写真があるページの見開きコピー

  5. 証明写真(縦4.5cm ×横3.5cm・背景白)

5ステップに分けてご紹介します!


<STEP 1>卒業証明書を取り寄せる

🕒卒業証明書取り寄せにかかった期間:10日
💴かかった費用:1,220円(証明書1部料金・発行手数料・郵送料)※学校により異なる

まず、高校卒業以上の最終学歴証明書(以下卒業証明書)が必要になってきます。私は卒業した大学に卒業証明書発行申込をしたのですが、私が卒業した大学は初回利用の場合、卒業証明書が手元に届くまで7〜10日かかると言われました。他の学校はどうでしょうか…。案の定原本取り寄せに10日かかりました。ただ、語学堂には発行から3ヶ月以内の卒業証明書を提出する必要があり、あまり速すぎても無効になってしまうので要注意です!


<STEP 2>アポスティーユ申請をする

🕒アポスティーユ申請完了までにかかった期間:12日
💴かかった費用:6,240円(公文書化費用・外務省への郵送と返信用レターパック)

私は人生で初めてこの“アポスティーユ申請”という言葉に出会いました。そんな私でも入学申請できているのでご安心ください!アポスティーユについて、外務省の公式サイトに以下の文章がありました。

日本の官公署,自治体等が発行する公文書に対する外務省の証明のことです。 

外務省公式サイト

アポスティーユ認証とは、外務省が正式に認めた証ということです。この認証は書類を提出する先の、外国の機関から求められた時にのみ必要になります。外国の機関は、日本の公的機関の正式な証明がないと、提出された書類が本物かどうかの確認ができません!精巧に作られた偽物かもしれないし!
日本の機関である外務省が正式に認めた書類とわかれば、外国の機関も正式な文書として扱えるので、アポスティーユ認証は留学の書類申請の時に必要になってくるんですね!

(細かく説明するとハーグ条約がなんちゃら…とか出てきますが知らなくても一切申請に影響ありません!)

今回アポスティーユ認証が必要な書類は卒業証明書になります!
卒業証明書だけアポスティーユ認証を貰えば大丈夫です!

アポスティーユ認証がもらえるまでの流れは以下になります。

⑴公文書パターンと⑵私文書パターンと二つ出てきていますが、大前提外務省は“公文書”しかアポスティーユ認証をすることができません。“私文書”は手続きをして“公文書”にしないと外務省で扱ってもらえません。

4年制大学(大学院)の場合

  • 国立大学法人に移行していない国公立大学であれば、大学が発行してくれた書類が“公文書”となるので外務省にすぐ申請できる

  • 上記以外の国公立と私立大学であれば、大学が発行してくれた書類はまだ“私文書”なので、外務省に直行できず“公文書”にする作業が発生する。“私文書”を“公文書”にしてくれる機関が“公証役場”(と“法務局”)

参照元:外務省公式サイト

私は私立の4年制大学を卒業しているので、大学から発行された書類を、近くの公証役場に持ち込んで、私文書から公文書にしてもらいました(所要時間2日)。すぐに対応してもらいましたが、通常1週間かかると言われていたので、公証役場によって必要日数が異なると思ってください。

📢
公証役場の予約が必要な場合、卒業証明書を取り寄せている間に予約しておくことをおすすめします!

⚠️
お住まいの地域によっては私文書を公文書化する過程で、公証役場と法務局の2箇所に行く必要があるため、自分はどうなのかあらかじめご確認ください!こちらから確認できます。(私は公証役場の1箇所に行くだけで済んでいます)

📝
公証役場は…持ち込まれた書類が偽物ではなく正式な書類であると公証人が認証してくれるところ
法務局は…公証役場で「これは正式な書類である」と認証した公証人が正式な公証人であると証明するところ


公証役場の申請時に持参したもの

  • 卒業証明書(原本)1部

  • 宣言書(自分で作成)1部

  • 本人確認書類(運転免許証など顔写真付きのもの)

  • 手数料5,500円(和文の証明書を発行してもらう場合/英文なら+6,000円)

  • 印鑑

公証役場で公文書化した書類一式をこの後外務省宛に郵送します。申請方法は外務省公式サイトをご確認ください。


外務省の申請で必要だったもの

  • 証明が必要な公文書(公証役場(と法務局)で証明され受け取った書類一式)

  • アポスティーユ申請書(外務省サイトからダウンロードして記入)1部

  • レターパックなどの返送用封筒※返送先を必ず記入する

外務省に書類が到着してから4営業日ほどで問題がなければ返送されるそうなのですが、外務省からの「認証の証明印は書類のどこに押しますか?」という電話を見逃していたので通常より3営業日長くなっています。印鑑の場所なんて私わからないし…と思いながら、挙げられた選択肢の中で適当に選びました。適当に選びすぎて何を選択したのかも覚えていません…

\ アポスティーユについては詳しく別のnotedご紹介します! /

<STEP 3>銀行の残高証明書をもらいに行く(受け取る)

🕒残高証明書発行までにかかった期間:1日
💴かかった費用:660円(発行手数料)

私はネット銀行、メガバンク、ゆうちょ銀行、地方銀行の4種類の銀行口座を持っていました。メインバンクとしてネット銀行を使用していたので、残高証明書もネット銀行で取り寄せできると思ったのですが…

延世は基本的にはUSD表記の残高証明書が必要で(⚠️語学堂に問い合わせたところ、USD表記に対応していない場合は、JPY表記のみでも問題ないと後々分かりました。今後変更になるかもしれないので、ここではUSD表記で説明します)、私が利用していたネット銀行・メガバンク・ゆうちょ銀行はUSD表記に対応していませんでした。しかも、JPY表記でも郵送で1週間程配達までに時間がかかる銀行もありました。最後の頼みの綱!と思っていた地元の銀行に問い合わせたところ、窓口でUSD表記の残高証明書が30分くらいで発行できるとのこと!事前に窓口を予約して発行してきました!

⚠️
残高証明書発行時の注意点

銀行のシステム上、今日の残高証明書を今日発行するということができないようです。一番近くて昨日時点の残高証明書を発行することができると説明を受けました。そのため、例えば残高証明書の発行日を4月4日にしたい場合は、4月5日以降に銀行に行かないと証明書はもらえません。
また、USD表記で残高USD10,000以上ないと申請ができないので、その時によって必要な日本円が変化するのが厄介です。また残高証明書の有効期限は延世に関しては、入学申請書類到着日基準で考えて30日以内なので、早すぎる発行は期限切れの可能性があります。


<STEP 4>自己紹介と留学中の計画などをA4一枚程度でまとめる※エッセイ制作

アポスティーユの申請書類などが返送されるのを待つ間に、エージェント(経由で語学堂?)に提出するエッセイを作成しました。
延世大学語学堂の公式サイトを見ると、エッセイというものは提出書類の中にありません。自分で申請する人は、ホームページから会員登録をして自分で書類のアップロードなどを行うので(別途書類の郵送も行う)、その時に必要になってくるのかもしれません。エージェントには日本語表記で提出だったので、特に困ることはありませんでした。

エッセイで書いたこと

  • 基本的な自己紹介(自分の職業など今取り組んでいること)

  • 韓国語に興味を持ったきっかけ

  • 留学をする目的

  • 留学後にどんなことをしたいか

字数と紙だけエージェントに指定されていたので、日本語がおかしくないかだけ確認して提出しています。


<STEP 5>入学金・授業料・手数料などを全額送金、書類一式送付

🕒申請書類を集め始めてからアポスティーユ申請完了までにかかった期間:21日
🕒入学申請書類一式送付から入学許可が出るまでにかかった期間:21日
💴かかった費用:1,520円(証明写真撮影料金・パスポートコピー料金・書類一式送付用レターパック)

アポスティーユ認証を受けた書類も手元に届き、残高証明書も発行され、エッセイも記入が終わり、証明写真とパスポートのコピーも揃ったので、書類一式を日本にあるエージェントの住所に送ります。

📝必要費用に関して
エージェントを介さずに申請を行った方は、手数料分が浮いていますし、送金時のレートや海外送金方法によって若干金額が異なるかもしれません。私は全て日本円でエージェントにお支払いしているので、自分で申請した方よりいくらプラスで費用がかかっているのか正確にはわかりませんが、当時のレートを元に計算してみても自分で送金するのとそこまで大きな差はないように感じます。※個人の感想です!


留学前のエージェント利用の感想

🕒卒業証明書発行申請から入学許可が降りるまでにかかった期間:42日
💴かかった費用合計(学費・入学金以外):9,640円+エージェント手数料39,600円=49,240円

私が考える入学申請時においてのメリット・デメリットをまとめました。

👍エージェントを通すメリット

  • 入学申請時にホームページから自分で会員登録をしたり、申請書類をアップロードする必要がない。必要書類を集めることだけ注力すれば、そのあと(語学堂への書類送付や学費納付など)は全てエージェントが対応してくれる。

  • 入学申請書類一式の送付先は日本なのでいつも通り郵送すれば良い

  • 今までの実績があるので留学が初めての私にとっては安心

👎エージェントを通すにあたり、デメリットになりうるところ

  • 自分で申請した人に比べて入学許可が降りるまでの進み方が遅い

  • 進捗状況を自分で確認できないのでもどかしい(エージェントから逐一報告が来るわけではない、でも待っていれば連絡は来るし質問したら返信もくれる)

  • 手数料がかかる

  • 延世大学であれば学校の日本語対応窓口の対応が確立されているため困らない

結論、私はエージェントを利用して正解でした!が、エージェントはなんでも全てやってくれるわけではありません!あくまでサポート!自分で考えなければならないことは答えをくれるわけではありませんし、自分で調べないといけないこともたくさんあります!

私が利用しているエージェントは留学中のサポートも含んで税込4万円未満(留学中の全てのサービスが無料というわけではなく、他サービスの利用に料金が発生する場合もあります)。渡韓するまで基本的に、上記手数料の他に追加費用は発生しません。ただ、自分で申請している方同様、申請書類を集めるときの費用などはエージェントの手数料に含まれていませんので、随時発生します。(海外送金・海外郵送費用は全てエージェントに支払う手数料の中に含まれています)
現地サポートについては、実際に私も入国してから一度利用しているのでついていて良かったなと思います(費用が必要ないサポートを受けました)!


エージェントに依頼するにしても、自分で全てやってみるにしても、入学申請は集める書類が多くて大変ですね…でも一つずつ進めていけば必ず終わるので(当たり前だけど!)、焦らず進めていきましょう!

🍀このnoteをご覧いただきありがとうございました!少しでもお力になれればと思っています!🍀


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